薬局で働く管理栄養士の仕事内容!やりがいや平均給料も紹介!

最終更新日:2021年12月22日
 公開日:2021年5月7日

管理栄養士が活躍できる職場は、医療機関や学校、行政など多数ありますが、薬局も管理栄養士が必要とされる勤務先のひとつです。転職先の候補として、薬局を考えている管理栄養士の方もいるのではないでしょうか。

当記事では、管理栄養士が薬局に求められる理由や、薬局の従業員として働く管理栄養士の仕事内容および給料・年収について紹介します。管理栄養士として薬局で働くことのやりがいや、総合職の正社員におけるキャリアプランも併せて確認し、具体的なイメージを膨らませた上で転職活動を行いましょう。

薬局が管理栄養士を求めるのはなぜ?

管理栄養士は食事と栄養学のスペシャリストであり、病院(診療所)や学校、行政、福祉施設など、さまざまな職場で活躍しています。最近では、薬局やドラッグストアにおける管理栄養士の求人も多くなり、活躍の場がさらに増加してきました。

では、薬局やドラッグストアは、なぜ栄養に関する専門職である管理栄養士を求めるようになったのでしょうか。薬局やドラッグストアが管理栄養士を求める理由には、下記の2つが挙げられます。

■薬局やドラッグストアが管理栄養士を求める理由

「健康サポート薬局制度」が始まった
「健康サポート薬局制度」とは、2016年10月にスタートした、薬局を地域住民の健康をサポートする身近な存在として位置づける制度です。薬局が地域住民の健康に関する相談を受け付けたり、健康サポートを実施したりすることを認可しています。

薬局では、医薬品や化粧品、日用品以外にも、健康食品をはじめとする商品も販売しています。管理栄養士は、健康的な生活に重要な要素である食事と栄養のプロです。薬剤師などの職種とは異なる観点からお客様の健康をサポートできる点が、薬局が管理栄養士を求める理由のひとつとなっています。

人々の健康意識が高まっている
近年では人々の健康意識が非常に高まっており、予防医療に関する健康相談や栄養相談のニーズも増加しています。食事面や栄養面からの健康相談や、健康増進イベントに対応できる薬局にするためにも、管理栄養士の存在は不可欠です。

薬局管理栄養士の仕事内容

薬局で働く管理栄養士(薬局管理栄養士)は、薬学や医薬品以外の食事面・栄養面などから地域住民の健康をサポートすることが求められます。

ここからは、薬局管理栄養士の主な仕事内容について解説します。具体的な仕事内容をチェックし、薬局管理栄養士としての働き方をイメージしましょう。

栄養指導・運動指導

薬局で働く管理栄養士の主な仕事のひとつとして、薬局やドラッグストアに来店したお客様の健康相談に対応し、個別指導を適切に行うことが挙げられます。お客様の健康に関する悩みに対し、「どのような食事・栄養を心がけるとよいか」「どのような調理法だと効率よく栄養を摂取できるか」など具体的な回答やレビューを心がけることが大切です。

栄養相談業務だけでなく、健康増進・維持につながる運動についてアドバイスを求められることもめずらしくありません。管理栄養士の資格に加えて、健康運動指導士などの資格も取得しておくと、仕事の幅が広がるでしょう。

測定サービス

健康サポート薬局制度が始まったことにより、店内にお客様が無料で利用できる血圧計や体組成計を設置する薬局やドラッグストアが増えました。薬局管理栄養士は、お客様が店内の測定機器を使用する際にサポートしたり、測定結果から健康アドバイスを行ったりといった業務も担います。

さらに、薬局によっては有料の簡易血液検査や口腔内環境チェックなどを行っているところもあります。これらの検査を薬剤師と一緒に行うことも、薬局勤務の管理栄養士の仕事のひとつです。

訪問による栄養指導

薬局への来店が困難なお客様には、自宅に訪問して栄養指導や食事指導を行うこともあります。自宅訪問による在宅の栄養指導では、食事の内容や量について確認し、より適切で実践しやすい食事内容を提案します。

寝たきりの方や身体が不自由な方など、普通食がとれないお客様の場合は、訪問栄養指導で個人の状況に合った献立や食事方法を伝えます。お客様にとって健康的で楽しい食事になるよう、お客様本人や家族の方、ヘルパーやケアマネジャーなど、お客様の食事に関わる人々と連携して工夫することが大切です。

栄養関連イベントの企画・開催

薬局で行われる栄養関連イベントを企画・開催することも、薬局管理栄養士の主な仕事として挙げられます。管理栄養士だけでなく、薬剤師など他の店員と一緒にイベントをこなすことも少なくありません。

イベントの内容は薬局によってさまざまですが、「生活習慣病予防」「ダイエット」「健康診断の結果解説」など、身近な健康問題に関する相談会や講座が代表的です。
子育て世帯が多いエリアでは無料栄養相談や育児相談会を行うなど、お客様のニーズに合わせることも大切となります。

接客などの店舗業務

ここまで紹介した業務以外の勤務時間には、管理栄養士も他の店員と同様に店舗業務を行います。薬局における店舗業務には下記が挙げられます。

■薬局の主な店舗業務

  • ・接客業務
  • ・受付業務
  • ・レジ対応
  • ・品出し
  • ・発注業務
  • ・POPの制作
  • ・チラシや広告の作成(健康的な食事のレシピやおすすめ食品、イベントの開催案内など)
  • ・事務作業
  • ・調剤薬局のサポート業務(調剤事務・受付など)

薬局では、管理栄養士としての業務以外にも行うべき業務が多数あります。
店舗運営に関わる業務がしたい方や、さまざまな業務に携わりたい方には、薬局はおすすめの職場と言えるでしょう。

薬局管理栄養士として働くやりがい

薬局管理栄養士は、地域に住む幅広い年代の方を対象に、健康相談に応じたり栄養相談会を開催したりと、専門性を活かしてさまざまな方法で健康面をサポートします。
地域に住むお客様一人ひとりに合わせた指導・サポートを通して地域貢献できることは、薬局管理栄養士として働くやりがいのひとつです。

また、薬局は病気になる前段階の方が来店することもあります。薬局管理栄養士は、未病のお客様に栄養指導や運動指導を行い、フィードバックすることが可能です。
自分の業務がお客様の健康増進・健康維持につながっている実感が得られやすいことも、仕事のやりがいになるでしょう。

薬局管理栄養士の平均給料

薬局管理栄養士は、地域に住むお客様の健康を未病の段階からサポートできる点で大きなやりがいを感じやすい仕事です。
では、薬局管理栄養士の平均給料はどの程度なのでしょうか。

下記は、マイナビコメディカルの求人情報から算出した、一般的な管理栄養士の平均年収と薬局管理栄養士の平均年収の推定値です。

■一般的な管理栄養士と薬局管理栄養士の平均年収(推定値)

一般的な管理栄養士の平均年収 薬局管理栄養士の平均年収
約350万〜450万円 約320万〜380万円

薬局管理栄養士の給与は、一般的な管理栄養士と比べてやや低い傾向にあります。

しかし、薬局管理栄養士の求人情報の中には、年収上限が600万円の求人も存在します。
管理栄養士専門の求人サイトを上手に活用し、自分に合う働き方ができる薬局を見つけましょう。

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薬局管理栄養士のキャリアプラン

新卒採用で入社した場合、入社後数年間は実際に店舗で働き、基本的な業務を行うことが一般的です。大規模に店舗展開している薬局であれば、あらゆる店舗形態で経験を積み、社員のスキル向上を図ることもめずらしくありません。

店舗での業務経験を数年間積んだあとは、店舗の責任者である副店長・店長を目指すことが可能です。また、同じ会社に勤める管理栄養士の教育係としてステップアップしたり、配属部門の責任者になったりするコースもあります。店舗での基本業務を学びながら、先輩や上司を参考に希望のキャリアパスを考えることをおすすめします。

ただし、薬局に勤務する管理栄養士のキャリアプランは、薬局を運営する企業や人によってさまざまです。薬局管理栄養士としてどのようなキャリアプランを形成できるのかは、求人情報や募集元の採用サイトなどを確認しましょう。

まとめ

健康サポート薬局制度の開始や人々の健康志向の高まりにより、薬局管理栄養士のニーズも増加しています。管理薬局栄養士は、疾患を抱える前段階から地域に住む人々の健康をサポートしたり、育児や介護での悩みを解決に導いたりと、やりがいの多い仕事です。さまざまなキャリアプランが考えられるため、自分に合う働き方ができるでしょう。

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※当記事は2020年11月現在の情報を基に作成しています

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