管理栄養士はスポーツの現場でも活躍できる!資格も併せて紹介

最終更新日:2021年12月27日
 公開日:2020年11月18日

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管理栄養士として働く人の中には、スポーツに携わりたいと考える人が多くいます。実際にスポーツの現場で働く管理栄養士は「スポーツ栄養士」と呼ばれており、ジムなどで活躍する人も少なくありません。

スポーツ栄養士が果たす役割は大きく、今後も需要の増加が見込まれます。スポーツに携わりたいと考える場合は、スポーツ栄養士のことを理解しておきましょう。

今回は、スポーツ栄養士の仕事内容から必要なスキル、資格取得の方法までを解説するため、スポーツ栄養士を目指したい人は参考にしてください。

スポーツの現場で働く「スポーツ栄養士」とは?

スポーツ栄養士とは、プロの選手から一般のスポーツ愛好家まで、スポーツをする人々の栄養や食事の管理を専門とする管理栄養士です。栄養摂取や食事の管理を通して身体のコンディションを保ち、パフォーマンスを向上できるようサポートしています。

健全な身体は、スポーツをする人々にとって大切な財産です。身体づくりにはトレーニングだけでなく、日々の食事も大切な役割を果たしています。

近年、スポーツにおける栄養や食事の重要性は広く知られるようになり、プロやアマチュア、ジュニアのチームなどでもスポーツ栄養士のニーズが高まっています。

スポーツ栄養士の仕事内容

選手やチーム、指導者への栄養指導は、スポーツ栄養士の重要な仕事の1つです。
栄養指導とは、栄養バランスのとれた食事メニューの作成や分量調整などを行い、選手が理想とする身体づくりができるようサポートする仕事です。
また、疲れの蓄積や筋肉強化など、個々の選手が抱えるトラブルや悩みの解消を栄養面からアプローチし、アドバイスすることも栄養指導の一環です。

スポーツ栄養士の主な仕事には、栄養指導に加えて「選手や保護者向けのセミナー開催」があります。セミナーでは、日々の食事メニューのあり方などについて指導したり、相談に乗ったりすることが多い傾向です。

セミナー受講を通して、選手は自分自身で栄養管理できるようになり、保護者は選手のためになる栄養や食事を学ぶことができます。このように、スポーツ栄養士は教育的な役割も担う仕事です。

スポーツ栄養士が活躍できるフィールド

スポーツ栄養士には、活躍できるフィールドがさまざまあります。
たとえば、陸上や野球、サッカーといったプロチームやジュニアの選手個人、またはチームの専属です。選手やチームの専属として働くスポーツ栄養士は、日常のトレーニングや合宿、遠征で食事メニューの作成から体調のチェック、カウンセリングまでを担当します。

スポーツジムやパーソナルトレーナージムなども、スポーツ栄養士が活躍できるフィールドです。ジムでは会員や顧客の目標に応じたダイエットプログラムを考えたり、筋肉増強プログラムなどを食事面から支援したりします。

スポーツとは直接関わりませんが、病院など医療機関のスタッフとしてもスポーツ栄養士のニーズはあります。たとえば、病気やケガで手足の運動機能に支障をきたした人のリハビリとして、筋力をつくるための食事メニューを考えることもスポーツ栄養士の仕事です。

このほか、スポーツ栄養士の勤務先には食品メーカーや官公庁、高校や大学といった教育機関、企業の社員食堂など多岐にわたるフィールドがあります。

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スポーツ栄養士に求められるスキル

スポーツ栄養士として活躍したい場合は、栄養に関する知識だけでなく、スポーツに関する知識も欠かせません。

たとえば、持久力を要するマラソンと瞬発力を要する100m走では、使う筋肉やエネルギーの消費などが異なり、身体づくりに欠かせない栄養も異なります。
したがって、スポーツ栄養士はそれぞれのスポーツを熟知したうえで指導に当たらなければなりません。
また、人と関わる仕事でもあるためコミュニケーション能力は欠かせないほか、個々の選手に対する想像力を持つことも求められます。

選手ごとに生い立ちや生活環境は異なるため、「それぞれの選手に最適な食事内容は何か」など、想像力を働かせることも必要です。

さまざまな角度から選手のことを考え可能性を広げる想像力は、スポーツ栄養士に必要なスキルと言えます。

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スポーツ栄養士には資格がある

スポーツ栄養士には、公益団体などが認定する「公認スポーツ栄養士」という資格があります。資格を取得できれば信頼度が増すだけでなく、キャリアアップにもつなげることが可能です。

ここでは、公認スポーツ栄養士の概要や資格の取得方法を詳しく説明します。

公認スポーツ栄養士とは?

公認スポーツ栄養士は、特定分野における専門性を有する「特定管理栄養士」の一種です。
この資格は、公益社団法人日本栄養士会と公益財団法人日本スポーツ協会が共同で認定しています。2019年10月現在、公認スポーツ栄養士として374人が認定されており、有資格者は年々増加傾向にあります。

それぞれのスポーツに適した身体づくりをしたり、競技大会で好結果を出したりするためには、栄養摂取や食事に関する専門知識が欠かせません。スポーツの現場で働きたいと考えている人は、公認スポーツ栄養士の資格を取得することがおすすめです。

資格を取得するメリット

公認スポーツ栄養士の有資格者には、さまざまなメリットがあります。
資格を取得することで、希望する仕事に就きやすくなったり給料がアップしたりなど、就職や転職の際に有利です。

以下の表では、ビジネス・クオリティ・ネットワークの3つの観点でメリットをまとめました。

ビジネス ・選手や指導者からの信頼が厚くなる
・フリーランスとしても仕事の幅が広がる
クオリティ ・栄養面とスポーツ面、両方の知識が深まる
・選手に対してより専門的なサポートができる
ネットワーク ・選手とも専門的な話ができる
・仕事を通じてさまざまな専門家たちとの人脈が広がる

資格の取得によって知識が深まるだけでなく、自身の資質を高めることもでき、仕事や人脈の幅も広がります。希望するスポーツ団体や企業に就職できたり、フリーランスとして一流選手を顧客に抱えたりすることも夢ではありません。

資格はどうやって取得できる?

ここでは、公認スポーツ栄養士の資格を取得するまでの流れを説明します。
公認スポーツ栄養士の資格を取得する前提条件として、満たさなければならない項目は以下の4点です。

・管理栄養士の資格を取得している人
・公認スポーツ栄養士の養成講習会受講年度4月1日時点で、満22歳以上の人
・スポーツ栄養指導の経験者、または指導する予定がある人
・日本栄養士会と日本スポーツ協会が受講資格ありと認定した人

上記の条件を満たした人のみが資格の取得に挑戦できます。取得までの流れは以下の通りです。

1 「スポーツ栄養ベーシック講習会」を受講
3日間10科目でスポーツに関する基礎知識を学び、受講者には「スポーツ栄養ベーシック修了証」が与えられる
2 「公認スポーツ栄養士養成講習会」の共通科目を受講
共通科目150時間の中で受講や知識確認テスト、レポート提出などが課される
3 共通科目の検定試験を受験
4 「公認スポーツ栄養士養成講習会」の専門科目を受講
日本スポーツ栄養学会主管の116.5時間の専門科目で、集合講習や実習、インターンシップなどを行う
5 専門科目の試験を受験
口頭試験とインターンシップ、プレゼンテーション
6 合格者は「公認スポーツ栄養士」として登録

共通科目の受講開始から最終的な試験受験までの受講有効期限は5年間です。また、取得した資格は4年に一度更新する必要があります。

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まとめ

今回は、スポーツ栄養士の仕事内容から必要なスキル、資格取得の方法を中心に解説しました。

プロ・アマチュアを含めたスポーツの世界では、食事面から選手を支えるスポーツ栄養士のニーズが高い状態です。また、公認スポーツ栄養士の資格を取得すれば信頼性も高まるため、活躍の場が広がります。

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