【尾﨑】もともと開業への思いがありました。以前勤務していた岸和田徳洲会病院とのつながりで松原徳州会病院にも診療に入るようになり、この地なら対応が難しい症状や、詳細な検査や治療が必要なときに松原徳州会病院と連携できると考えました。慢性疾患から救急疾患、ケガを含めてあらゆる整形外科の疾患の治療に携わってきたので、患者さんを断ることはほとんどなく、幅広く受け入れています。
【廣畑】尾﨑先生とは岸和田徳州会病院で７年間一緒に働いていました。その後、訪問リハビリに取り組み、この先どうしようかと悩んでいたときに先生からお誘いを受けてこちらに来ました。

【尾﨑】近隣には理学療法士が在籍する整形外科クリニックは意外と少ないんです。しっかりした評価とリハビリを行い、患者さんの動きにくい部分と痛みを改善し、地域に根ざしたリハビリの拠点として頼っていただきたいと思っています。
【廣畑】来年５月にリハビリテーション室が拡張して専用スペースができることで、これまでできなかったアプローチができると考えています。近くには大学があり、地域の少年野球も盛んなので、スポーツをやっている方のケガ予防や、高齢者の体操教室を開くなど、地域への働きかけを視野に入れています。

【尾﨑】勉強は受け身ではいけません。勉強会でも学会でもどんどん出席し、いろんなことにチャレンジしてほしいと思っています。そのための協力は惜しみません。私も悩むことはいっぱいあります。それを放っておかないことが大事で、みんなで解決していけるように取り組んでいます。
【廣畑】その点において毎日のカンファレンスを大切にしています。患者さんにどういう治療をして、どんな課題があったかを理学療法士全員で共有し、週１回は先生にも参加していただき、より良い治療ができるように努めています。

【廣畑】明るく元気で一生懸命な方と働きたいと思っています。ずっと同じ環境にいると同じ思考で固まってしまうので、いろいろ経験することも必要です。私も訪問リハビリを経て当院に来た経験は、地域に健康予防を働きかけるときに役立つと感じています。
【尾﨑】リハビリテーション室の拡張とともに患者さんの受け入れ幅を増やしスポーツ整形外科だけでなく、再生医療にも取り組みたいと考えています。再生医療の後はリハビリが必要となるため、理学療法士の活躍の場も広がります。また、当院の職種間の垣根は低く相談や意見が言いやすいため、やりたいことをチャレンジしやすい環境です。自分の可能性を広げたいという想いがある意欲的な方にぜひ来ていただきたいです。