不利になるとは限らず、場合によってはプラスに働くこともあります。

ブランク期間がある応募者に対して、ネガティブな印象を持つ企業もありますが、必ずしも不利となるわけではありません。コロナ禍や不況などやむを得ない事情がある場合は、企業側も考慮した上で選考を行います。また、目的を持って有意義なブランク期間を過ごしていた場合は、有利となるケースもあるでしょう。

1.　ブランク期間中どのような活動をしていたかを説明できることが重要

ブランク期間にマイナスイメージを持つ企業は、「次の仕事が見つからないまま退職した」と捉え、応募者の「計画性のなさ」や「働く意欲の低さ」を疑う傾向にあります。一般的には、転職先が決まってから退職する方や、退職後3か月程度で再就職する方が多い中、半年以上のブランクがある方は注意が必要です。ブランク期間が長い方は、離職中どのような活動をしていたかを説明できるようにしておきましょう。

2.　採用担当者から好印象を持たれやすい活動の例は？

ブランク期間の活動について、採用担当者から好印象を持たれやすいものの代表例は「スキルアップ」です。資格取得の勉強・語学留学・専門学校へcの入学など、身につけたスキルを具体的に示せるものは、採用選考でも伝えやすいでしょう。得たスキルを応募先でどのように生かしたいかを、前職の経験やスキルも交えながらアピールできるよう、情報を整理しておくことがおすすめです。

3.　怪我や病気、出産・育児・介護などの事情で離職していた場合は？

一方で、「怪我・病気」「出産・育児・介護」などに関しては、企業によって捉えられ方が異なります。幅広い人材を求める企業が増えているものの、業務内容・勤務形態などによっては懸念を抱かれるケースも。怪我や病気の場合は、回復し業務に支障がないことを、出産・育児・介護の場合は状況が落ち着いたことを伝えましょう。前職の経験や、離職中に取り組んだスキルアップについてアピールすることも効果的です。

4.　ブランクのある方が採用選考をスムーズに進めるには？

採用選考をスムーズに進めるには、「自分自身がブランク期間に対してポジティブに考えられるようになること」が大切です。ブランク期間が自分にとって必要な時間であったと肯定的に捉え、自信を持って説明することができれば採用選考でも好印象につながります。ブランク期間にどのようなことを考え、行動したかを整理し、ポジティブな要素をまとめておきましょう。自分1人では整理しづらい、客観的にどのような印象を持たれるか不安、という場合は、身近な方やキャリアアドバイザーの助けを借りることもおすすめです。