一般的には1～3か月程度かかる傾向にあります。なお、在職中か退職後かによって必要な期間は異なります。

転職活動の計画を立てる際、内定までにどれくらいの期間を要するかの目安を知っておくことは大切です。一般的には1～3か月程度の活動を経て転職先が決まることが多いものの、在職中かどうかや現職の状況、選考状況によって活動期間に差が生じます。また、在職中の場合は、現職を退職する時期についても考慮する必要があります。

1.　在職中の転職活動は期間が長引く傾向にある

在職中に転職活動を行う場合、応募先も同業種・同業態であると、営業日・営業時間が被ることが多いので、日程調整が難しくなり転職活動期間が長引く傾向にあります。特に日中の選考に参加するためには、休みを取る必要があり、業務によってはスケジュール調整が困難と感じることもあるでしょう。なるべく早く活動を進めたい場合は、選考回数の少ない求人や、夜間・休日に面接可能な求人、異なる営業形態の企業の求人を探してみることがおすすめです。

2.　退職後の転職活動は日程調整がスムーズ

退職後に転職活動を行う場合、企業との連絡を取りやすく、日中の選考への参加が可能となるため、比較的スムーズに進められます。さらに、選考を同時並行しやすいというメリットもあり、在職中よりも短期間で転職活動を終えられる傾向です。ただし、退職後は履歴書上の空白期間となるので、できるだけ早く内定を得られるよう積極的に活動しましょう。

3.　複数社に応募する場合はスケジューリングが重要

一般的に転職活動を行う際は3～5社程度に応募し、同時並行で選考を進めます。その際、選考の進み具合や結果通知は、それぞれの企業で異なるので、無理のないスケジュールを組むことが大切です。面接の結果が出るまで平均的に1週間程度かかると言われているほか、内定後は基本的に5～7日以内に返答する必要があることなどを把握しておきましょう。

4.　条件交渉・入社日調整・退職手続きの期間も考慮する

転職活動は内定を獲得して終わるわけではなく、内定後にも条件交渉や入社日調整などを行うことが一般的です。また、内定企業との調整と同時に、現職での退職交渉や手続きを行う必要があります。多くの企業では退職の1～1.5か月前までに退職届を提出するなどのルールが設けられているため、転職時期と退職時期がうまく重なるようスケジュールを調整しましょう。