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80歳以上の約2割が低栄養の傾向 17年、厚労省調べ2018.12.13

セラピストプラス編集部からのコメント

厚生労働省が全国約7000人にアンケートをとったところ、80歳以上の男女は約20%が低栄養傾向でした。肥満度BMIが20以下が低栄養と分類されます。また、2019年の夏をめどに、健康寿命延伸プランの策定を行う予定です。

厚生労働省が実施した国民健康・栄養調査によると、低栄養傾向にある高齢者(65歳以上)の割合は2017年11月時点で男性12.5%、女性19.6%だった。80歳以上では男女共に約2割が低栄養の傾向にあった。厚労省が推進する国民の健康づくり運動「健康日本21」では、肥満度を表すBMIが20以下の高齢者の割合を22年度時点で22%に抑えることを目標としている。【吉木ちひろ】

調査は17 年 11 月に実施。全国の3076世帯、6962人が回答した。高齢者の健康・生活習慣の状況を見ると、BMIが20以下の低栄養の傾向にある割合は男女合わせて16.4%だった。07年からは、男性が11.6%から15.6%、女性が18.8%から22.2%で推移している。性・年齢階級別に見ると、男性では「65‐74歳」で11.6%、「75歳以上」で13.6%、「80歳以上」(再掲)で17.3%。女性では、「65‐74歳」までの間で19.5%、「75歳以上」で19.8%、「80歳以上」(同)で20.8%だった。

厚労省が定める「日本人の食事摂取基準」(15年度版)では、BMIの目標を「50‐69歳」で20.0‐24.9、「70歳以上」では「21.5‐24.9」と定めている。今回の調査でこの「範囲未満」だった人の割合は、男女共に「80歳以上」で最も高かった(男性26.2%、女性38.7%)。

厚労省は、「健康寿命延伸プラン」を来年夏をめどに策定し、25年度までの工程表などを盛り込む予定。高齢者については、保険事業のフレイル(虚弱)対策と市町村が行う介護予防の一体提供を目指す。

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出典:医療介護CBニュース

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