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コロナ病床確保で都民必要な医療「実施できない」~東京都がモニタリング会議の専門家コメント公表2021.01.29

セラピストプラス編集部からのコメント

第30回東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議が都庁で開催(1月28日)。

その場で公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、新型コロナウイルス感染症患者のための病床を確保するため、医療機関は通常の医療を行っている病床を新型コロナウイルス感染症患者用に転用していることが説明されました。

「翌日以降の調整に繰り越し、待機を余儀なくされる例が多数生じている」とし、実効性のある感染拡大防止対策を緩めることなく継続し、新規陽性者数をさらに減少させる必要性が挙げられています。

東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第30回)が28日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、新型コロナウイルス感染症患者のための病床を確保するため、医療機関は通常の医療を行っている病床を新型コロナウイルス感染症患者用に転用していることを説明。

「このため、救急受入れの困難や予定手術等の制限など、都民が必要とする通常の医療をこれまで通り実施できない状況が生じている」と指摘している。【新井哉】

コメント・意見では、27日時点の入院患者数について、前回(20日時点)の2893人から2871人になったなどと説明。「医療提供体制の逼迫は長期化し、通常の救急医療等も含めて危機的状況が続いている」としている。

また、新型コロナウイルス感染症患者のための病床は、患者が退院した後、次の患者がすぐに入院する状況が続いていることを取り上げ、「入院調整が難航している」と指摘。

「翌日以降の調整に繰り越し、待機を余儀なくされる例が多数生じている」とし、実効性のある感染拡大防止対策を緩めることなく継続し、新規陽性者数をさらに減少させる必要性を挙げている。

重症患者(人工呼吸器またはECMO使用)は27日の時点で159人となっており、前回(160人)と同水準だった。19日から25日までに、新たに患者90人が人工呼吸器を装着した一方で、71人が人工呼吸器から離脱した。人工呼吸器使用中に死亡した患者が12人いた。

この期間に新たにECMO(体外式膜型人工肺)を導入した患者が5人、離脱した患者が2人いた。27日の時点で、人工呼吸器を装着している患者159人のうち11人がECMOを使用している。

重症患者の年代別の内訳については、70歳代が58人、60歳代が48人、80歳代が27人、50歳代が17人、40歳代が6人、90歳代が3人となっていることも説明している。

新規陽性者数については、前週に引き続き増加比が100%を下回ったとしながらも、複数の地域や病院、施設でクラスターが多発し、感染拡大が続いていることを取り上げ、「引き続き厳重な警戒が必要である」としている。

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出典:医療介護CBニュース

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