4世帯に1つが「高齢者世帯」- 75歳以上、2割超が単身世帯2016.07.14

セラピストプラス編集部からのコメント

厚生労働省が実施した国民生活基礎調査の結果から、日本の高齢化が進み、すでに全ての世帯の四分の一が高齢者世帯になっているということがわかりました。
65歳以上の人口は約3465万8000人。このうち単独（2割弱）や夫婦で暮らすなど、高齢者だけの家庭は約6割です。75歳以上になると、単独で暮らす人は約2割を超えていて、訪問サービスを必要としている一人暮らしの高齢者世帯は今後も増え続ける見込みです。

　すべての世帯の4つに1つは、高齢者世帯―。そんな結果が、厚生労働省の2015年の「国民生活基礎調査」で示された。また、75歳以上の後期高齢者の2割余りは単身での生活を送っており、65歳以上の人の6割近くが単身か夫婦のみで生活していることも明らかとなった。【ただ正芳】

　昨年6月から7月にかけて実施された厚労省の15年の「国民生活基礎調査」によると、65歳以上の人か、65歳以上と18歳未満のみの人で構成される「高齢者世帯」は約 1271万4000世帯となった。全世帯（約5036万1000世帯）の25.2％で、前年調査から約50万世帯増加した。

■65歳以上の人は3465万8000人

　65歳以上の人がいる世帯数は約2372万4000世帯で、全世帯の47.1％を占めた。

　65歳以上の人の数は約3465万8000人。このうち単独世帯は18.0％、夫婦のみ世帯は38.9％となり、高齢者だけで暮らす人は65歳以上の人の56.9％を占めた。75歳以上の人では、単独世帯が21.8％、夫婦のみ世帯は33.3％などとなった。

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