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日医会長「オミクロン株手ごわい」改めて認識を~後藤厚労相から協力要請も2022.02.07

セラピストプラス編集部からのコメント

日医の中川会長が2月2日、新型コロナウイルス感染症のオミクロン株について、「重症化しにくい」などの認識が広がっていることに対して、改めて警鐘を鳴らしました。オミクロン株はデルタ株に比べると重症化の割合こそ4分の1程度に減少していますが、全国の入院患者および療養患者数は1月31日時点で59万5,410人と、第5波で最大だった数の「2.6倍になっている」(中川会長)と指摘。基本的感染対策を続け、全国民の約8割が2回のワクチン接種を済ませた上での数字だと強調し、オミクロン株の手ごわさを改めて認識してほしいと呼び掛けています。

日本医師会の中川俊男会長は2日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症のオミクロン株について、重症化しにくいなどの認識が広がっていることに改めて警鐘を鳴らした。【齋藤栄子】


 日医・中川会長

デルタ株に比べてオミクロン株は、重症化する割合は4分の1程度に減少しているが、全国の入院患者および療養患者数は1月31日時点で59万5,410人と、第5波で最大だった数の「2.6倍になっている」と指摘。さらに、マスク着用や手指消毒などの基本的な感染対策を続け、全国民の約8割が2回のワクチン接種を済ませた上での数字だと強調し、オミクロン株が手ごわいことを改めて認識してほしいと呼び掛けた。

また、オミクロン株の感染急拡大を受けて、後藤茂之厚生労働相と1日にオンラインで会談したことに触れ、▽診療・検査医療機関の拡充▽ワクチン接種への協力▽早期に退院する患者や療養解除後の患者の受け入れの促進-について要請があったと説明した。

これに対し中川会長は、抗原定性検査キットが不足し、PCR検査として検体を外部の検査機関に出しているため、結果待ちの状態が発生して患者のトリアージが滞っているなどの現状を後藤厚労相に伝え、全国の診療・検査医療機関の発熱外来へ抗原定性検査キットを最優先に、早急に供給してほしいなどの要望を伝えたとした。

会見の冒頭で中川会長は、1月に埼玉県で起きた立てこもり事件で医師が殺害されたことや、12月に大阪府で放火により院長が亡くなったことについて、「いずれも本会の会員医師で心よりご冥福をお祈り申し上げます。地域医療にまい進されていた前途ある医師がこのような形で命を失ったことは極めて残念で悲しいこと」と哀悼の意を表した。

また、医師会として、「医師・医療従事者をどう守るかをしっかり考えていきたい」とし、「できれば厚労省と共にプロジェクト委員会を立ち上げて検討していきたい」などの考えを表明した。

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出典:医療介護CBニュース

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