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22年度診療報酬改定について後藤厚労相に答申~中医協総会2022.02.14

セラピストプラス編集部からのコメント

2月9日、2022年度診療報酬改定について中央社会保険医療協議会総会が後藤厚労相に答申。外来医療では、紹介状なしで大病院外来を受診した場合の定額負担額を初診は7000円に引き上げ、保険給付範囲から200点を控除することで、機能分化と連携を促します。大病院受診時定額負担では、対象施設に一般病床200床以上の「紹介受診重点医療機関」を追加。かかりつけ医機能を評価する「機能強化加算」は、施設基準の一部に実績要件が導入されます。

中央社会保険医療協議会総会は2月9日、2022年度診療報酬改定について後藤茂之厚生労働大臣に答申した。外来医療では、紹介状なしで大病院外来を受診した場合の定額負担額を初診は7000円に引き上げ、保険給付範囲から200点を控除することで、機能分化と連携を促す。

大病院受診時定額負担では、対象施設に一般病床200床以上の「紹介受診重点医療機関」(医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う医療機関)を追加。定額負担額は、初診7000円(現行5000円)、再診3000円(2500円)とする。保険給付範囲の縮小も同時に行い、対象患者では初診の場合200点、再診は50点を保険給付範囲から控除する(22年10月実施)。

紹介・逆紹介率が低い場合の「初診料」などの減算措置の対象にも、一般病床200床以上の紹介受診重点医療機関を追加。該当基準も、▶特定機能病院、一般病床200床以上の地域医療支援病院:紹介率50%未満または逆紹介率30%未満、▶一般病床200床以上の紹介受診重点医療機関:紹介率40%未満または逆紹介率20%未満―に改める。一般病床200床以上の紹介受診重点医療機関は、入院医療の評価として、「紹介受診重点医療機関入院診療加算」(800点)の新設も行う。

かかりつけ医機能を評価する「機能強化加算」は、施設基準の一部に実績要件を導入。たとえば、「地域包括診療加算2」の届出で基準を満たすためには、直近1年間の実績として、▶「地域包括診療加算2」の算定患者が3人以上、▶「在宅患者訪問診療料(Ⅰ)の1」、「在宅患者訪問診療料(Ⅱ)」、「往診料」を算定した患者数の合計が3人以上―のいずれかを満たす必要がある。「生活習慣病管理料」は投薬を包括範囲から除外するのに伴い、院内処方と院外処方に分かれている報酬体系を統合。新たな報酬額は、▶主病が脂質異常症570点、▶同高血圧症620点、▶同糖尿病720点―とする。

 

「外来在宅共同指導料」は外来担当医が600点、在宅担当医が400点を算定

在宅医療の「継続診療加算」は、「在宅療養移行加算」に名称変更するとともに、市町村や医師会と連携して必要な在宅医療体制を確保した場合の「加算2」(116点)を新設。在宅移行患者に、外来と在宅の担当医が共同で行う指導を評価する「外来在宅共同指導料」の報酬額は、在宅担当医が算定する「指導料1」が400点、外来担当医が算定する「指導料2」が600点となった。

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出典:Web医事新報

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