2025年「第27回言語聴覚士国家試験」の概要(日程・会場・合格発表など)
公開日:2023.12.15 更新日:2025.01.16
第27回言語聴覚士国家試験が、2025年(令和7年)2月15日(土)に実施されます。
試験当日までに今回実施される国試の概要や合格発表について確認しておきましょう。
目次
2025年「第27回言語聴覚士国家試験」 概要
試験期日
試験期日 | 2025年(令和7年)2月15日(土) |
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試験地
試験地 | ・北海道 ・東京都 ・愛知県 ・大阪府 ・広島県 ・福岡県 |
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試験科目
基礎医学、臨床医学、臨床歯科医学、音声・言語・聴覚医学、心理学、音声・言語学、社会福祉・教育、言語聴覚障害学総論、失語・高次脳機能障害学、言語発達障害学、発声発語・嚥えん下障害学及び聴覚障害学
受験資格・提出書類
受験資格・提出書類については以下サイトの情報を参照してください。
受付期間、提出場所
受付期間 | 2024年(令和6年)11月18日(月)から 2025年(令和7年)12月6日(金)まで |
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提出場所 | 公益財団法人医療研修推進財団
※直接持参の受付は平日9時30分~12時及び13時~17時まで |
受験手数料 | 38,400円 |
受験票の交付日 | 2025年(令和7年)1月29日(水)に投函し郵送予定
※到着しない場合は要問い合わせ |
合格発表
合格者の発表は2025年(令和6年)3月26日(水)午後2時に、厚生労働省ホームページの資格・試験情報のページ及び公益財団法人医療研修推進財団ホームページに掲載されます。
\2025年新卒言語聴覚士向け!/
言語聴覚士国家試験の合格率は?
過去5年の「言語聴覚士国家試験」合格率は以下の通りです。
去年(第26回)の合格率は72.4%、合格者数1,761人でした。
なお、去年合格基準は次のとおりです。
配点を1問1点、合計200点満点とし、120点以上を合格とする。
また、不適切問題数は2問となりました。
第26回言語聴覚士国家試験(去年)の問題傾向について
去年実施された、第26回言語聴覚士国家試験の問題の傾向を「学校法人日本教育財団 大阪医専(言語聴覚学科)」粉川 英己先生に伺いました。
第26回言語聴覚士国家試験は、素直でシンプルな問題が多かった印象を受けました。
これまでは問題を解いていると解答が割れる問題が多く、模擬解答を導くのにたいへん時間を要しました。しかし、今回の問題は解答が割れるものは少なく、答えを導きやすかった印象を受けました。とはいえ、STの試験範囲は広く、「そんなことまで聞いてくるのか」といった問題もありました。
例年にたがわず、難易度は高いという印象です。言語聴覚士に求められる知識は広く、問題を解くには、さまざまな知識を応用する力も求められます。
過去問題にしっかりと取り組み、解答を導くための基礎力を身に着けることは不可欠です。ただやみくもに問題を解くのではなく、過去問題を分析し、解答に導くための解剖生理学の知識や関連する知識を整理しながら勉強を続けていけば、自然と実力がつき、よい結果にもつながりやすいのではないでしょうか。
合格への近道などはなく、コツコツと愚直に歩を進めていく作業がSTの国家試験合格への道だと考えています。
粉川 英己先生
学校法人日本教育財団 大阪医専
言語聴覚学科
・主な職歴
医療法人 康生会 平成記念病院
・保有資格
言語聴覚士
学校法人日本教育財団 大阪医専
専門学校 大阪医専(大阪府)は、大阪(梅田)駅徒歩9分(地下歩道経由)の救急・看護・歯科・リハビリ・スポーツ・東洋医療・福祉分野まで学べる専門学校。多彩な学科がある環境で、チーム医療に対応するエキスパートを育成します。資格取得・就職においては、学校独自の保証制度『国家資格 合格保証制度(※1)』『完全就職保証制度(※2)』のもと、ひとり1人に合わせ、徹底してバックアップします。
※1 厚生労働省が指定する本学の学科において卒業認定を受けた人で、国家試験に万一合格できなかった場合、卒業後、資格取得に向けた勉学を継続するために必要な学費は2年間本学が負担します。
※2 本学の卒業生は即戦力として、毎年、各業界から高い評価を得ています。その
自信を証明する制度です。卒業時に万一就職できない場合、卒業後、就職が決
定するまでの必要な学費は2年間本学が負担します。(卒業時40歳未満対象)
(公式サイト)
■関連記事
【国家試験に落ちたらどうなる?】1年間国試留年していた私の体験談
合格後には免許申請の手続きが必要!前もって準備をしておこう
国家試験合格後には、免許登録の申請手続きが必要です。
「合格後に必要な免許登録の申請手続き」については以下のページにて詳しく掲載しています。
合格後はできるだけ早い時期に免許登録の手続きができるようにおさえておきましょう。
>>言語聴覚士の国家試験合格発表後にしなければならない手続き
就職・転職を考えている方は今からが狙い目
病院や介護施設のなかには、国家試験合格発表が終了してから求人募集をする職場もあります。毎年2~3月は、職場側も次年度に向けた人員の最終調整を行う時期のため、好条件の求人募集がでたり、採用が決まりやすかったりすることも。
これから専門職として勤務する最初の職場だからこそ、いまのうちから情報収集を始めましょう。
<参考>
言語聴覚士国家試験の施行|厚生労働省
令和7年 医政局所管国家試験 試験場(予定)一覧|厚生労働省
文:セラピストプラス編集部