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社会人が働きながら理学療法士になる方法は?資格の取得方法について解説

公開日:2022.07.13 更新日:2023.05.25

社会人からでも理学療法士を目指せる?資格の取得方法について解説

文:rana(理学療法士)

理学療法士は医療業界に携わるため、安定しているイメージがあり、人気がある業種のひとつに挙げられます。そのため、一度他業種に就職をした社会人でも、理学療法士として働いてみたいと思う人もいることでしょう。この記事では、実際に社会人から理学療法士の資格を取得した筆者が、社会人からでも理学療法士を目指す方法や養成学校の特徴などについて、体験談を踏まえて解説します。

社会人からでも理学療法士は目指せる?

理学療法士の資格取得に、年齢制限はありません。そのため、現役の学生はもちろん、社会人になってからでも理学療法士を目指せます。筆者自身も、社会人として3年間働いた後、理学療法士免許を取得した経験者です。
実際の医療現場では、一度社会人経験をした人が理学療法士の資格を取得して働いているケースは多く、珍しいことではありません。

現役社会人から理学療法士を目指す方法

現役の社会人が理学療法士を目指す方法は、大きく2つあります。1つは、現在の仕事を辞めて学生として昼間の養成校に通う方法、もう1つは、仕事を続けながら夜間の養成校に通う方法です。それぞれの特徴について見ていきましょう。

一般的な昼間の養成校の特徴

仕事を辞めて資格取得に集中したい、日中に授業を受けたいと考える場合、専門学校か大学が選択肢に挙げられます。通学期間は専門学校が3~4年間、大学は4年間です。基本的には朝9時から夕方までの間に、4~5コマの授業を受けるカリキュラムが組まれています。養成校の選択肢が多いのが大きな特徴です。

夜間の養成校の特徴

働きながら夜間の養成校に通う場合、専門学校が選択肢に挙げられます。しかし、全ての専門学校に夜間部があるわけでありません。そのため、昼間の学校と比べて養成校の数が少なく、自分の住んでいる地域に該当する養成校がない場合もあります。まずは、夜間コースのある専門学校を探すところからのスタートになるでしょう。
通学期間は4年間で、一般的に18時から21時頃までの間に2~3コマの授業を受けるカリキュラムが組まれています。

昼間と夜間の養成校、どっちがいいの?それぞれのメリット・デメリット

社会人が理学療法士になるには、現在の仕事を辞めて昼間の学校に通うか、仕事をしながら夜間の学校に通うかの2択になります。それぞれのメリット・デメリットについてまとめました。

昼間に学校に通うメリット・デメリット

昼間に学校に通うメリットとして、最短3年で理学療法士免許が取得できることが挙げられます。1日に受ける授業数が夜間よりも多く、より学業に専念することが可能です。

一方、昼間の学校は、現役学生が多く、社会人経験者や同世代が少ないという特徴があります。場合によっては、クラスになじみにくいと感じることがあるかもしれません。また、朝から夕方まで授業があるため、働く時間が限られてしまいます。職種に寄りますが、正社員としてフルタイムで働くのは難しいでしょう。終業後の時間を活用すると、バイトをする程度の収入しか得られないのがデメリットに挙げられます。

夜間の学校に通うメリット・デメリット

夜間に学校に通えば、昼間に仕事をして安定した収入を得ながら学べるというのが大きなメリットです。条件さえ整えば正社員として働きながら、資格取得を目指せるでしょう。また、昼間の勤務先が病院や介護施設であれば、実際に理学療法士が働いている様子を見たり、医療現場の経験を積んだりすることができます。加えて、夜間の学校に通う生徒は、昼間と比べて年齢層が高い傾向にあり、同じ社会人を経験した同世代がいることも多いでしょう。同じような境遇の仲間が見つかりやすいのもメリットです。

一方、夜間の養成校は、4年制となっていることがほとんどで、理学療法士免許を取得するまでに時間を要します。昼間に仕事をしながらの勉強は、両立するのが大変です。心身への負担が大きいこともデメリットの1つに挙げられます。

社会人から理学療法士になった筆者の体験談

筆者は過去に、整形外科のリハビリ助手として3年間働いた後、同じ仕事を続けながら夜間の学校に通い、理学療法士免許を取得しました。通っていた養成校の夜間コースでは、同じように社会人から理学療法士を目指す仲間が多く、お互い刺激し合ってモチベーション高く学ぶことができたことを覚えています。
また、職場がリハビリ施設のある整形外科だったので、学校で学んだことを仕事にすぐ活かすことができました。仕事と学業の両立は決して楽ではありませんでしたが、4年間充実して楽しく学校に通うことができた経緯があります。
社会人経験をしてから理学療法士になると、就職時には若手の同僚が多く、周囲と比べて年齢は上だけれど、経験年数が少ないといった負い目を感じるのではないかと思う人もいるかもしれません。ですが、筆者自身、理学療法士として十数年働いてきましたが、社会人経験後に資格を取得したことに関して、全く負い目を感じたことはありません。

社会人から理学療法士になることに何の問題もない

お伝えしてきたように、社会人からでも理学療法士になることは可能です。むしろ、筆者の経験上、一度社会人を経験していることが自分のモチベーションとなり、意識高く学業に励むことができます。
資格の取得方法は、昼間部か夜間部かの2択になりますが、自分のライフスタイルに合わせて選択し、新たな将来の道を切り開いてみてはいかがでしょうか。

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rana

rana(理学療法士)

総合病院やクリニックを中心に患者さんのリハビリに携わる。現在は整形外科に加え、訪問看護ステーションでも勤務。 腰痛や肩痛、歩行障害などを有する患者さんのリハビリに日々奮闘中。 業務をこなす傍らライターとしても活動し、健康、医療分野を中心に執筆実績多数。

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