リハビリテーション・セラピストのお役立ち情報

セラピストプラス

マイナビコメディカル

マイナビコメディカル

リハビリテーション・セラピストのお役立ち情報

マイナビコメディカルコンテンツサイト セラピストプラス

編集部が直撃取材!セラピストの職場拝見ルポ編集部が直撃取材!セラピストの職場拝見ルポ

第12回河北リハビリテーション病院(その4)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  •  LINEで送る
星美和さん(33歳)
Profile
星美和さん(33歳) 資格:言語聴覚士
言語聴覚士のリーダー
専門学校卒業後、一般病院を経て河北リバビリテーション病院へ転職。趣味は音楽を聞くこと、好きな食べ物は甘いもの。

言語聴覚士・リーダーとしてのお仕事

河北リバビリテーション病院に入職して6年目になる星さんは、STのお仕事と平行して、STのリーダーも務めています。まずはお仕事の概要を教えていただきました。

「午前と午後に3名程度の患者さんのリハビリに入っています。リーダーとしての業務もあるので、担当の患者さんは他のスタッフより少なくなっています。リーダーの業務には色々ありますが、担当スタッフの振り分けや全体の状況把握は大切な仕事です」
また、河北リバビリテーション病院では、各専門分野や興味のある分野に対する治療のスキルや知識をより深めるために、様々な委員会が設けられています。
「私は、嚥下の委員会に所属しています。委員会ではナースと2人1組になって、担当病棟の患者さん全員の嚥下の状態をみて回るのですが、特に命にかかわるような症状をお持ちの患者さんを注意してみています」
 

中途採用された転職経験とSTとしてのスキルアップ

職歴12年目になる星さんは、新卒で地元・福島の一般病院に6年勤めたあと、上京して河北リバビリテーション病院に入職したそうです。なぜ職場を変えようと思ったのでしょうか? その理由をお聞きしてみました。

「有資格者数が少ないSTにはよくあるパターンなのですが、福島の病院では、私が言語聴覚士の第1号でした。同期はおらず、後輩も自分と同じ学校の出身者しかいませんでした。つまり、同じことを学び、同じ環境で働いているスタッフ。一緒に働くことで知識を増やしていくことが少し難しかったんです。上京を決意した理由は、STとして、色々な知識を持つSTと関わり、様々な経験を積んでスキルアップしたかったからです。
今の病院には、STの常勤だけで12名のスタッフがいます。しかも、違う病院で違った経験を積んで来た人が集まっているので、とても勉強になりますね。新卒のスタッフからも、学校で学んだばかりの最新の知識を教えてもらえるのでありがたいです」

中途で入職してみて、前の病院と違うなと感じたことはありますか?

「急性期を含む他の病院だと、1人の患者さんに対して1度のリハビリに使える時間は30分前後だと思います。でもこの病院は回復期ということもあって、リハビリに使える時間がとても長いです。私も1時間みっちりリハビリすることに、最初は戸惑った記憶があります。
しかし、他の病院に比べると、この病院は患者さんの担当数が少なく設定されているため、ゆとりを持ってお仕事に取り組むことができました」

一人ひとりの患者さんに対して、しっかりと信頼関係を築きながら治療に当たることができるため、効果も出しやすいことが想像できます。
同時に、一人の専門家に対する患者数が少ないことは、新卒や転職で入ってきたばかりの人にとっても、良い効果があります。

「中途で入職してきたばかりの時も、いきなり患者さんを任されることはなく、様子を聞いてもらいながら、ゆっくりお仕事に慣れていける環境を用意してもらいました。そういった受け入れ体制を整えてもらえたのは、とても良かったと思います」

今後、こんな人に来てほしいという希望はありますか?

「この病院はスタッフ数が多いので、指示を待っているだけだと、どうしてもコミュニケーションが浅くなる時が出てきます。そのため、良いことも悪いことも、自分から手を上げて、自分の意見や考えをどんどん言える人に来てもらえたら嬉しいです。アドバイスやサポートなど具体的な対応策を考えるためにも、困っていることがあったら『〇〇についてどうしたらいいのか悩んでいます』などと言ってもらいたいですね」
 

仕事をする上で大切にしていること

最後に星さんがお仕事をする上で大切にしていることをうかがいました。

「STとして対応する患者さんは、発語のしづらい方も多いため、患者さんによってコミュニケーションの取り方も変えています。『言語』聴覚士ではありますが、必ずしも言語を通じてコミュニケーションが取れるわけではありません」

STのお仕事は、リハビリの中でも非常にセンシティブな部分の治療にあたったり、障害との共存を考えたりする必要があります。
「例えば、失語症や顔面麻痺のために、言語での会話が上手くできなくなってしまった患者さんは多いですし、高次脳機能障害の患者さんの中には、話が通じているようで実際には通じていない方などもいらっしゃいます。そういった患者さんたちには、退院後の日常生活に支障が出ないような環境を作り、ご本人とご家族の間に不和が出ない方法を考えます」

これまで当たり前のようにできていたことが、できなくなる……そんな時に悩みや困難を抱えるのは、患者だけでなくご家族も同様です。これまで紡いできた家族の絆が、退院後も温かなものであり続けるために必要なリハビリ。だからこそ、星さんはこのように話します。

「現在は急性期と回復期の患者さんを中心に担当していますが、チャンスがあれば、今後は維持期の患者さんにも携わって、STとしての幅を広げていきたいと思っています」

タイムテーブル

星さんの1日
8:20
~30
病院到着
9:00
朝礼
9:05
午前の業務開始
9:10
午前のリハビリ開始
12:30
昼休み
13:30
午後の業務開始
13:35
午後のリハビリ開始
17:00
~20
1日のリハビリ終了・症例検討会へ
17:30
帰宅
星美和さん(33歳)

 
STはみんな、昼食時の患者さんの嚥下の状態などを見るために、自分の昼休みをずらすことがあります


    <PR>マイナビコメディカル

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  •  LINEで送る

TOPへ