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第21回リハビリテーション科の強みとスキルアップ制度
日産厚生会 玉川病院(その4)

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廣瀬幸子さん(34)
Profile
廣瀬幸子さん(34) 所有資格:理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士
新卒で玉川病院に入職して、現在は14年目。臨床、回復期病棟のリハビリテーションを担当しながら、リハビリテーション科 主任として、業務調整や管理を担う。趣味はヨガ。

文:時吉裕子

玉川病院のリハビリテーション科の強み

理学療法士として回復期病棟のリハビリテーションを担当しながら、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のセラピストをまとめる主任も務める廣瀬さん。玉川病院の回復期病棟の特徴や、強みについておうかがいしました。

「当院は急性期から回復期までを担っています。さらに高度専門医療センターとして、リハビリテーションセンター、股関節センター、気胸研究センター、透析センター、ヘルニアセンターなどがあり、全てのセンターに何かしらの形でリハビリテーション科が関わっているのが特徴です。また、内科の疾患は、呼吸器疾患や心臓疾患など、さまざまな疾患を持つ患者さんの治療を経験できることが当院のリハビリテーション科の強みです」(廣瀬さん/以下同)

急性期治療ののち、回復期病棟に移る患者さんもいますが、ドクターや看護師さんとの連携はどうしているのでしょうか。

「急性期の患者さんは私たちとは別のチームが担当しているため、回復期病棟に移る前に患者さんの情報をもらいます。病状や身体機能はどうなのか、合併症などを含めたリスク管理、今後の退院先希望、転科時期はいつ頃かなど、さまざまな情報をもとに事前に担当スタッフを決めておき、すぐに対応できるように準備しています」

担当スタッフのマッチング業務について

リハビリテーション科のセラピストは、理学療法士(PT)が34人、作業療法士(OT)が13人、言語聴覚士(ST)が5人。患者さんと担当者のマッチングも、主任である廣瀬さんの業務です。

「私ともう1人いる主任で担当者を決めるのですが、2人ともPTなのでOT・STの細かいところは分かりえない部分があります。ですから、よりその患者さんとマッチするよう、担当者はこちらで検討しながら、最終的にはOT・STのリーダーを交えて決めます。

患者さんの状態や性格はスタッフを決めるうえで大きなポイントですが、その他にもスタッフの休みなどの勤務体系も踏まえますし、先輩と後輩を組み合わせて経験の浅いスタッフが勉強できるようにするなど、さまざまな要素を考慮に入れています」

5年後、10年後の患者さんの生活に寄り添う


主任としてスタッフの業務調整や管理などもこなす廣瀬さんですが、後輩の育成にも力を入れています。どのようなことを意識しながら、若手スタッフと接しているのでしょうか。

「リハビリテーション科の一番の役割は、生活につなげることと考えています。当院は訪問看護ステーションもあるので、近隣にお住まいの患者さんは在宅まで関わることができます。急性期・回復期・退院後と、一連の流れに関われるというところが大きな強みです。

5年後、10年後、患者さんがどんな身体機能であるか、どのような生活をしているかの予後予測をして、後輩スタッフにも細かく指導しながら一緒にアプローチしていく。将来を見据えて技術を提供できるようにしようというのが、リハビリテーション科として一番心がけていることですね。

その一環で、時間に余裕があるときには、近くの施設を訪問したり、高次脳機能支援に特化した施設に見学に行ったりしています。患者さんが暮らす環境を見れば、退院後の生活をイメージしやすくなります。そのために、スタッフにも自ら積極的に行くように促しています」

バイザー制度・セラピストのスキルアップについて

臨床現場として、また研究の場として、セラピストのスキルアップ環境についてはいかがでしょうか。

「新卒だと初年度から3年目くらいまでの新人教育プログラムを立てて、だいたい夏までには全部終わるように指導を進めます。また、入職して1年目は1対1でバイザーがつきますし、チームが移ったら別の疾患を見ることになるので、2年目でもバイザーがつきます。

当院は公益財団法人でもあるので、さまざまな疾患の治療とその療養に関する指導や研究活動を行っています。そのため、スタッフが研究したいことを前向きに実現してくれる環境があります。

また、学会で発表する場合には、発表経験のある先輩バイザーが指導します。大きな学会になると、先輩バイザーとそのアシスタント、それから総監督として主任クラスが見守るという形です。臨床しつつ研究を進めるのは大変なのですが、やる気がある方を応援する環境でもあるのかなと思いますね」

今後の目標は 理学療法士として、先輩として

主任として科全体を管理しながら、理学療法士として患者さんのケアも行う廣瀬さん。忙しい毎日でも高いモチベーションを維持する廣瀬さんに、これからの目標をうかがいました。

「回復期リハビリテーションは、患者さんの人生の数ページではありますが、疾病に立ち向かう大事な時期に一緒に関わるわけですから、そこに寄り添えるセラピーがしたいと常に考えています。そのためにはやはり、自分自身の質も上げていかなくてはなりません。最新の情報を取り入れるため研修会に参加することも自己研鑽のひとつですし、常にアンテナを張り続けるというのが目標です。

学んだことがすぐにケアに直結するとは限りませんが、私が積極的な姿勢を見せていくことで、後輩たちが勉強するきっかけになり、想いを伝えることになればと思っています」

タイムテーブル

廣瀬さんの1日
8:00
病院到着
業務調整など
8:30
ミーティング
8:50
午前の業務開始
12:00
昼休み
業務調整など
役職者ミーティング
13:00
午後の業務開始
17:00
デスクワークや勉強会など
一日の業務終了
18:00
帰宅
廣瀬幸子さん(34)

笑顔を欠かさず、
患者、リハスタッフ共に過ごしやすい環境作りに努めています。


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