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医療ドラマの新たな切り口 吉沢亮が月9で新境地を見せる『PICU 小児集中治療室』

公開日:2022.08.24 更新日:2022.09.06

吉沢亮が新境地を見せる医療ドラマPICU小児集中治療室

毎クールのように趣向を凝らした医療ドラマが登場しますが、今年10月期の月9ドラマでは、連続ドラマとして初めて小児集中治療にフォーカスした『PICU 小児集中治療室』がスタートします。
しかも、主演を務めるのは、いま最もノリに乗っている俳優の一人といえる吉沢亮。彼を軸にどんなドラマが展開するのか、その見どころをご紹介します。

『PICU 小児集中治療室』
フジテレビ系 毎週月曜 21:00~21:54放送(2022年10月スタート)

公式サイトはこちら

本作の脚本を手がけるのは、『アライブ がん専門医のカルテ』(2020年)で第9回市川森一脚本賞を受賞した倉光泰子。『監察医 朝顔』で東北を舞台に命の物語をつむいできたスタッフ陣が、今作では北海道に舞台を移し、連続ドラマ初となる「知られざるPICUの世界」を完全オリジナル脚本で描きます。

主演を務めるのは、大河ドラマ『青天を衝け』(2021年)で主人公・渋沢栄一の生涯を見事に演じ切り、「平成生まれ初の大河主演」としても脚光を浴びた吉沢亮。自分の非力さに打ちのめされ、傷つき、それでも涙をぬぐい、幼い命を必死に助けようとする若き小児科医を熱く演じます。

医療用ジェット機を駆使して1秒でも早く搬送を

医療用ジェット機を駆使して1秒でも早く搬送を
吉沢亮演じる志子田武四郎は、北海道で生まれ育った不器用で純朴な「どさんこドクター」。この駆け出しの小児科医が、ある日、勤務先の病院に新設されたPICUへ異動することに。しかし、立ち上がったばかりのPICUは圧倒的な人材不足で、急患を受け入れられる状態ではありません。さらに、人々を魅了してやまない美しい大地は、広大すぎるがゆえに搬送までに長時間を要することも。一刻を争う急患にとっては、非常に残酷な土地でもあります。

そうした状況で出会ったのが、日本各地でPICUの整備を推し進めてきた小児集中治療のパイオニア・植野元(うえの・はじめ)。陸路での迅速な搬送が難しい北海道で医療用ジェット機を使って1秒でも早く搬送するため、そしてどんな状況の子どもでも全員を受け入れられるPICUを作るために奔走する彼らの姿から、一瞬たりとも目が離せません。

PICUでもセラピストの需要が高まっている

医療用ジェット機を駆使して1秒でも早く搬送を
PICU(pediatric intensive care unit)は小児専門の集中治療室で、いわば「子どものためのICU」。対象は、高度かつ集中的な治療が必要とされる、おおむね15歳以下の子どもたちです。小児集中治療を専門とする医師や看護師が各専門分野のスタッフと連携し、タイムリミットと闘いながら、重篤な子どもの尊い命を救うために命懸けで治療に当たっています。日本は先進国でありながらも、小児死亡率の高さが深刻な課題の一つ。今作の医療監修を務める浮山越史医師(杏林大学医学部教授/日本小児救急医学会理事)は、「全国的に見ると(PICUの整備が)不十分なところがあるのも事実」と語っています。

PICUに搬送された子どもが救命され、ある程度状態が落ち着いたら、セラピストの出番です。理学療法士や作業療法士は、PICUの医師や看護師と連携し、術後早期のリハビリテーション介入により日常生活への復帰をサポート。子どもの身体は発育や年齢による個人差が大きいので、一人ひとりに合わせながらリハビリテーションを進める必要があります。また、人工呼吸器などの医療機器の管理下で行うリハビリテーションには、高度な能力と技術が必要になるでしょう。

さらに、意識を取り戻して回復途上にある段階から子どもと関わるセラピストには、その心の拠りどころとなることも求められます。入院という非日常の状況に置かれた子どもやその家族に温かく寄り添い、前向きな頑張りを引き出していくという面からも、PICUの現場におけるセラピストの貢献度は決して低くありません

主人公の紹介とキャストのコメント(抜粋)

志子田武四郎(しこた・たけしろう):吉沢亮
北海道で生まれ育った27歳の小児科医。幼い頃に父を亡くし、女手一つで育ててくれた母・南(みなみ)と二人暮らしをしている。母思いで料理上手、家事全般もそつなくこなす優しい青年だが、大事な場面で不器用さを発揮することも。実家から通える病院であれば何科でもいいと考え小児科医になったという経緯がある。ある日、勤務先の病院に新設されたPICUに異動となり、そこで小児集中治療のパイオニア植野元と出会う。「日本一広大な自然を相手に、医療用ジェット機を運用した日本屈指のPICUを作る」という確固たる覚悟を持ち、東京からはるばるやってきた植野との出会いが、武四郎の小児科医人生を大きく変えていくことになる――。

「命とどう向き合うか。人の死から何を学ぶのか。そんなシンプルでありとても深い、普遍的なテーマになんの小細工もなく真っ正面から向き合う作品になると思います。人の命を救うのは神様でもスーパーマンでもない。救う側の人間としての未熟さ、葛藤などを丁寧に描ければ」(吉沢亮)

リハビリテーションの段階から関わるセラピストにとって、目の前の患者さんが救命前にどんな経過をたどり、他の医療者のどんな奮闘を経てここにいるのか、リアルには把握しづらいものです。本作を通して、そうした「リハビリにたどり着く前のストーリー」を知ることができるのも意義深いのではないでしょうか。セラピストの皆さんも、10月スタートの月9ドラマをお見逃しなく。

文:ナレッジリング(朝倉奈津子)

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