【能登半島地震対応】理学療法士が被災地へむけて遠隔支援開始~避難所でできる「リハビリ動画支援」
公開日:2024.01.17
兵庫県西宮市の動きのコツ研究所リハビリセンターは、避難所でのリハビリが困難な高齢者や脳卒中者の筋力・体力低下予防を目的に、電話やLINEでの相談と自宅でできるリハビリ動画メニューの無料提供を開始しました。リハビリ専門家が電話やLINEで悩みの共有や個別の状態把握を行い、3200本以上のリハビリ動画から個々に適した動画を選定、メールやLINEで提供しています。本支援は2024年1月2日から3月31日まで行われます。避難所生活や介護保険サービスの機能不全による運動不足や体力低下を防ぐ狙いです。
動きのコツ研究所リハビリセンター(兵庫県西宮市、代表:生野達也)は、能登半島地震の影響を鑑み「避難所ではリハビリできない」という高齢者や脳卒中者の筋力・体力低下予防を目的に、電話やLINEによる相談と自宅でできるセミオーダーのリハビリ動画メニューの無料提供を1月2日からスタートします。
【解決したい課題】
・慣れない避難所では生活不活発症候群発生、日常生活動度の低下の危険性
・東日本大震災の際、被災地では介護保険サービスが機能しなかった前例あり
・避難所や自宅では生活不活発症候群予防が困難
・避難所でできるリハビリ方法がわからない
【提供する無料サービス】
・リハビリ専門家である理学療法士が電話やLINE相談(悩みの共有・カウンセリング、個別の状態把握)
・自社で公開している3200本のリハビリ動画から一人ひとりに適した動画を選定
・動画の種類や順番を整理し、自宅でできるリハビリ動画メニューとしてメールやLINEで通知
被災者においては慣れない避難所生活で生じる腰痛などの痛みや生活不活発症候群,そして高齢者の日常生活活動度の低下,あるいは褥瘡悪化等のが発生する危険性があります。また、東日本大震災の際、被災地では介護保険サービスがほとんど機能しなかった前例もあります。
被災地における避難所や自宅では、安全の確保が優先になることもあり、運動不足傾向になります。また、「避難所ではリハビリできない」「ひとりでできるリハビリ方法がわからない」という問題が生じます。その結果、高齢者や脳卒中者における筋力や体力が低下してしまう危険性が危惧されています。
今回、被災地における高齢者や脳卒中者の筋力や体力低下の予防を目的に、電話やLINEによる相談を通して、リハビリ専門家である理学療法士が一人ひとりに適した「自宅で一人でできるリハビリ方法」を電話や動画で無料提供する支援を動きのコツ研究所リハビリセンターがはじめます。
まず電話やLINE相談によって、体の動きにくさの悩みを聴取し、個別の状態把握を行います。そして、自社が運営するリハビリ動画チャンネル(youtube)で公開している3200本以上の動画から、一人ひとりに適した動画の種類や順番を整理し、自宅でできるリハビリ動画メニューとしてメールやLINEで無償提供します。なお、本支援は、2024年1月2日~2024年3月31日まで行います。
出典:PRTIMES
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