管理栄養士の服装は?白衣・私服の身だしなみポイント
管理栄養士は、栄養学の知識をもとに個人の栄養状態や病気療養者の症状に合わせた食事管理、栄養指導を行う専門職。病院や福祉施設、保育園、学校など、活躍の場はさまざまです。そのため、「職場に適した服装はどのようなものなのか」「避けたほうがよい服装はあるのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
管理栄養士の服装は、白衣と私服の2パターンに分かれます。当記事では、それぞれの職場に適した服装や、洋服を選ぶ際の注意点について紹介します。
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目次
【職場別】管理栄養士の服装
管理栄養士が仕事中に着る服装は、職場によってある程度の傾向があります。まずは、どの職場でどのような服装が求められるのか確認しておきましょう。
- ・病院
- 病院に勤務する場合、白衣を着用することが多く、クックコートなどの調理着を着ることもあります。ただし、職場で白衣に着替えるからといって、通勤で身につける私服は何でも大丈夫というわけではありません。患者さんやその家族に見られることを想定して、清潔感のあるスタイルを意識すると良いでしょう。
- ・介護施設
- 介護施設で管理栄養士として勤務する場合、家庭的な雰囲気を出すために私服を着ることがあります。また、調理スタッフとして厨房業務をするときだけ白衣に着替えることもあるため、スカートやシャツなど着替えやすい服装がおすすめです。
- ・保育園
- 保育園勤務の場合、白衣にエプロンをつけるケースが多くなります。ボトムスを指定されることはあまりありませんが、スキニーやジャージなどの動きやすいスタイルが適しています。
- ・学校
- 学校の管理栄養士は、私服で勤務します。学校職員として保護者に会う機会もあるため、TPOをわきまえた服装を意識しましょう。調理場に立つ際は動き回ることが多いので、通気性のよいジャージなどを身につけると良いでしょう。
職場によって適した服装は異なります。服装に迷ったときは独断で決めるのではなく、勤務先の指示に従うようにしましょう。
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管理栄養士の服装が白衣の場合のポイント
勤務先の制服が白衣の場合、「白衣の下に何を着ればよいのか分からない」という方は意外に多いもの。白衣は下に着るものが透けやすいため、インナーや下着選びにはいつも以上に注意が必要です。ここでは、白衣を着る際のインナーの選び方や透けにくい下着の色・デザイン、避けるべき服装についてご紹介します。
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不快感を与えないインナーを着る
インナーが柄物や派手な色だと、白衣から透けて見えてしまうこともあります。できるだけ落ち着いた色合いを意識しましょう。ドクターコートなどの胸元が開いた白衣では、黒やグレーなどの落ち着いた色で、首が詰まったシンプルなデザインのインナーを選ぶのがおすすめです。男性であれば、白衣の下にワイシャツを着ることで、きちんとした印象を与えることができるでしょう。
ケーシーなどのタイトな白衣を着る場合は、薄手で伸縮性のあるインナーにすると動きやすくなります。半袖を着用する場合は、袖口から脇部分が見えることがあるため、脇口が緩すぎないインナーを選びましょう。また、暑い季節には脇汗対策にも気を配りたいところ。脇部分にパッドが付いたものを使用するなど、清潔感が保てるように工夫しましょう。
白衣に透けにくい下着を選ぶ
白衣を着用する際は、インナーだけでなく下着の色やデザインにも注意が必要です。最も透けにくい色は、自分の肌より濃いベージュです。黒や赤などの派手なカラーは白衣から透けやすいので、避けたほうが良いでしょう。
また、パンツタイプの白衣を指定されている場合、ショーツのデザインによってはラインが出てしまいます。シームレスショーツなどの縫い目のないものや、総レースのショーツを選ぶと、ラインが出にくいので安心です。レースは白いパンツに同化するため、色も透けにくくなります。とはいえ、シームレスショーツやレースの場合も派手な色は避け、ベージュやグレー、ラベンダー、ピンクなどの色を選ぶようにしましょう。
さらに、ショーツのサイズにも注意が必要です。小さいサイズのショーツを履くと、ショーツラインが目立ってしまうので注意してください。買う前に、自分の体に合っているかどうかをしっかり確認しましょう。
ワイドなシルエットのズボンは避ける
ワイドパンツの場合、フォーマルに見えるデザインでも、白衣の下に履くには適していません。ゆったりとしたシルエットがだらしない印象を与え、白衣の清楚なデザインとミスマッチとなる恐れがあるからです。ガウチョパンツやフレアパンツなども同様で、たとえトレンドであっても仕事中に着用するのは避けたほうが良いでしょう。
また、タイトスカートも、管理栄養士におすすめできないボトムスの一つ。移動が多い職場だと、動きづらさを感じてしまうでしょう。白衣の下に合わせるパンツは、伸縮性のあるすっきりとしたデザインを選ぶのがおすすめです。
管理栄養士の服装が私服の場合のポイント
管理栄養士は、勤務先によっては私服で働く場合もあります。また、白衣で勤務する場合でも「通勤時の服装は、何に気を付ければ良いのだろう」と迷うことがあるでしょう。ここでは、管理栄養士が職場や通勤で着用する私服について解説します。避けるべき服装も紹介しておくので、毎日の服装選びに迷った際は、ぜひ参考にしてください。
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オフィスカジュアルを心がける
オフィスカジュアルとは「スーツほどフォーマルではなく、ビジネスパーソンとして不快感を与えない服装」を指し、社会人としてきちんとした印象を与えるのにぴったりな服装とされています。通勤時にしか私服を着ない場合でも、職場に出入りする姿を利用者に見られることもあるため、普段からオフィスカジュアルを心掛けるのがベター。ベージュや黒などのベーシックカラーを選び、上はシャツとジャケット、下はスラックスやスカートを着用すると良いでしょう。カーディガンを羽織ったパンツスタイルもおすすめです。
ただし、職場によってオフィスカジュアルの定義が多少違うことがあります。どのような服装がよいのか分からない場合は、しばらくスーツで出勤し、ほかのスタッフの服装を確認してみるのも良いでしょう。
なお、職場で白衣を着る場合でも、スエットやジャージ、しわのついたTシャツなど、だらしなさを感じさせる服装はNGです。「どうせ白衣を着れば見えないから、通勤時の私服にはこだわらなくてもいい」などと考えず、きちんとした印象のものを選びましょう。
身だしなみの清潔感を保つ
私服を着るときでも、身だしなみの清潔感は大切です。洋服にシワや汚れなどがあると、だらしない印象を与えかねません。シワがひどい場合はアイロンをかける、汚れが目立つ場合はクリーニングに出すなどして、常に清潔感を保つようにしましょう。
また、服装以外だけでなくヘアスタイルも人の印象を大きく左右する要素。ロングヘアの方は、ヘアゴムなどを使って髪をまとめるようにしましょう。ショートヘアの場合でも、前髪をピンでとめるなどして、業務のじゃまにならないようなアレンジを心がけるのがおすすめです。
メイクはナチュラルメイクが基本です。目元のアイシャドウはブラウンを基調とし、派手なアイメイクや口紅は避けましょう。つけまつげやカラーコンタクトなど、華美な印象を与えるアイテムも避けたほうが無難です。
派手すぎる服装・露出度の高い服装は避ける
管理栄養士として私服で勤務する場合、派手すぎる服装や露出度の高い服装は避けるのが基本。ノースリーブやキャミソール、短パン、ミニスカートなどはやめておきましょう。夏の暑い時期は薄着で通勤したくなるかもしれませんが、袖のない服を着るときは薄手のカーディガンやパーカーを羽織るのがおすすめです。
また、靴の指定がない職場であっても、ピンヒールやかかと部分が固定されていないミュール、サンダルは好ましくありません。業務に支障が出ないように、できるだけ動きやすい靴を履きましょう。
アニマル柄やキャラクターが入った服装も、勤務ファッションにふさわしくありません。奇抜な柄やプリントは避け、できるだけシンプルなデザインを選ぶと、周囲に好印象を与えることができるでしょう。
まとめ
管理栄養士は、白衣もしくは私服で働くところがほとんどです。白衣を指定された場合は、下着やインナーが透けないように工夫しましょう。私服で勤務する場合は、清潔感のあるオフィスカジュアルを意識するのが基本です。職種や勤務内容によって適した服装は異なるので、勤務先の雰囲気に合った服装を準備しましょう。
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※当記事は2022年4月時点の情報をもとに作成しています
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