管理栄養士は大変な仕事!つらい・疲れたと感じたときの対処法

最終更新日:2021年2月24日
 公開日:2020年11月18日

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管理栄養士は、傷病を抱える人や高齢者、乳幼児などを相手に栄養指導や栄養管理を行う大切な職業です。しかし、「仕事がつらい」「仕事に疲れた」といったネガティブな感情を抱え、自分自身の将来に思い悩む管理栄養士は決して少なくありません。

当記事は、管理栄養士の仕事に対してネガティブな感情を抱える理由と、仕事の大変さを解消する方法を解説しています。管理栄養士の仕事と向き合うためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。

管理栄養士の仕事が大変・つらい理由

管理栄養士は大きなやりがいを伴う仕事であるものの、大変さやつらさを感じる場面が少なからず存在します。「管理栄養士の仕事が大変」「つらい」と感じる具体的な理由は、5つ挙げられます。

ここからは、多くの管理栄養士が仕事の大変さに悩む理由を紹介します。

栄養指導のアドバイスの仕方に気を遣う

管理栄養士は、栄養指導を行う際の話し方や説明方法に細やかに配慮しなくてはなりません。栄養指導する相手の立場や考え方を尊重しつつ、適切なアドバイスを伝えることに、大変さを感じるケースもあります。

栄養指導を受けるすべての人が、管理栄養士に対して好意的な反応を示すとは限りません。患者の返事が「難しい」の一点張りであったり、アドバイスに対してネガティブな態度を取られたりするときには、つらさを感じることがあるでしょう。

大量調理が身体的な負担になる

調理師の人員が不足している職場では、管理栄養士自ら大量調理をサポートし、厨房に立たなくてはなりません。栄養指導や栄養管理を行う傍らで多くの材料を切ったり重い調理器具を扱ったりすることは、大きなストレス要素です。

厨房に立つ管理栄養士は、大量調理による肩こりや腰痛、疲労感といった身体的な症状に悩まされるケースもあります。身体的な症状を感じるときも学校給食・各種施設の食事の準備を免れることは難しく、「大変」という感情を抱く人もいるでしょう。

管理栄養士1人で兼務することがある

職場環境によっては、食材の発注や検品、棚卸し業務、調理業務など、献立作成・栄養指導以外の仕事を大量に任されるケースがあります。さまざまな仕事を1人でこなすことを負担に感じて心身のストレスが蓄積することは、仕事に対するやりがいを見失う原因となりかねません。

人員不足が深刻である職場では、管理栄養士の範疇を超えた仕事を任されるケースも存在します。自分自身の思い描いた働き方や仕事内容と実情の乖離が大きい場合に「仕事がつらい」と感じ、モチベーションが低下することもあります。

管理栄養士と栄養士が混同されている

管理栄養士は、高度な専門知識を持ち合わせ、傷病者や高齢者など特別な配慮を要する人に対応するプロフェッショナル人材です。しかし、管理栄養士の専門性が一般の人に正しく認知されていることは少なく、寂しさを感じる場面もあります。

自分自身の専門知識やスキルと社会的なイメージの乖離が大きいことは、モチベーションの低下を招く原因です。同じチームで働く仲間から管理栄養士の仕事に関して誤解されているために、業務遂行に支障が生じるケースもあるでしょう。

職場の人間関係で悩まされる

介護施設や病院に勤務する管理栄養士は、看護師や調理師、介護士や保育士など、立場の異なる多くの人とともに働かなくてはなりません。保有資格や専門分野、実務経験の異なる人と一緒に働いていると意見の衝突が生じるケースは多く、考え方を擦り合わせることに大変さを感じてしまいます。

看護師や調理師、保育士などは、専門学校や養成施設における学習を経て、各分野の国家資格・免許を取得した専門家です。それぞれの責任を果たすための意見交換が白熱し、管理栄養士が板挟みに到る状態は、多くの職場で発生している問題です。

管理栄養士の大変さを解消する方法

管理栄養士は、過重な業務負担や医療・介護現場の人間関係、社会的なイメージなどに悩み、大変さやつらさを感じることがある職業です。

しかし、仕事の取り組み方・物事の捉え方を変えたり、専門資格取得に向けた努力を行ったりすることで、ネガティブな感情を払拭して活き活きと働くことができるでしょう。
ここから紹介する大変さ・つらさを感じる要因別の対処方法を知り、管理栄養士として働く楽しみを見出すヒントとしてください。

患者と一歩踏み込んだコミュニケーションを取る

入院患者や通院患者に栄養指導する際のつらさを解消したいときは、指導対象の患者の性格・病気の経緯を事前に把握し、気持ちに寄り添う指導に努めて、自主的な食習慣の改善を促しましょう。

気難しい性格の患者と接する際は、相手の考えや感情を聞く機会を持つことも大切です。
食事内容や生活習慣を押しつけることは避け、双方向のコミュニケーションを図ることで、関係性を改善できるでしょう。

ストレッチなどでリフレッシュする

身体的なストレスの軽減を図るためには、休憩時間にストレッチを行い、筋肉をほぐす対策がおすすめです。ストレッチには、以下のようなメリットが期待されます。

・筋肉と心の緊張をほぐし、リラックスを促す
・血行の促進を行い、疲労回復を促す
・肩こりや腰痛の緩和や予防に貢献する

腰痛が特に気になるときには、コルセットや腰痛ベルトといった立ち仕事の負担を和らげる商品を活用することも一手です。ひどい痛みを感じる前に自分自身の身体を守るための対策を取り、心身の疲労蓄積を防ぎましょう。

仕事を整理して効率的に進める

業務量の多さや多忙さを負担に感じる場合は、まず作業内容の優先順位を考え、効率化を図ってみてください。数多く抱える仕事を同時に進める行為は、業務の効率低下を招くリスクを伴います。優先順位の高い作業から取りかかり、計画的に仕事を進めて、時間と労力の浪費を防ぎましょう。

作業内容の優先順位の判断するためには、期日を確認することも大切です。上司や関係者から作業依頼を受ける際には期日の確認を忘れずに行い、優先順位を判断する指標として活用しましょう。

専門性を高めて成果を追求する

自分自身の保有スキルや経験と社会的なイメージの乖離につらさを感じる場合は、明確な目標設定を行い、成果を追求しましょう。成果の評価指標を社会的なイメージに置くことは避け、自分自身の目標に対する達成度合いで成果を確認します。

目標設定する際の具体例は、以下のような内容です。

・食物アレルギー管理栄養士認定研修を受講する
・がん病態栄養専門管理栄養士の認定を受ける
・在宅栄養専門管理栄養士の認定を受ける

公益社団法人日本栄養士会のホームページでは、管理栄養士のキャリア形成に役立つキャリアノートを配布しています(※)。キャリアノートをダウンロードし、定期的な自己評価によって、成果の達成度合いを確認することもおすすめです。

(※公益社団法人日本栄養士会キャリアノート第3版 /https://www.dietitian.or.jp/career/note/documents/

職場の人とは一定の距離を置く

組織の中で働く以上、人間関係の問題を完全になくすことは不可能です。「仕事は仕事」と割り切る気持ちを持ち、職場の人と一定の距離を置くことで、ストレスの軽減を図りましょう。

特定の人と折り合いが悪く、つらさを感じる場合には、職場の上司に相談する・部署異動や職種変更を申請する方法もあります。異動後の担当部署やチームで心機一転働くことで、ストレスを減らせるでしょう。

管理栄養士の大変さに疲れたときは転職もひとつの手段

どれほど努力しても大変さ・つらさを乗り越えることが困難である場合は、転職を検討することもひとつの手段です。大量調理や栄養指導の経験を持つ管理栄養士に対する需要は特に高く、魅力的な待遇を提示している求人は多く存在します。

転職するかどうかの判断に迷う人は、マイナビコメディカルの転職支援サービスに申し込み、ぜひ一度カウンセリングを受けてみてください。管理栄養士の転職に精通したキャリアアドバイザーが、キャリアプランの見直しをサポートさせていただきます。マイナビコメディカルで、より自分らしく働くための行動プランを具体化しましょう。

まとめ

管理栄養士の仕事はやりがいがある一方で、大変さやつらさを感じることも事実です。管理栄養士の仕事にネガティブな感情を抱いたときは、なぜ大変さを感じているのかという原因を特定し、適切な方法で心身のストレスを解消することが大切です。

それでも現在の職場で気持ちの切り替えが困難である場合には、前向きな転職を検討しましょう。マイナビコメディカルでは、管理栄養士の転職をお手伝いしています。
長い目で自分自身のキャリアプランを見据え、後悔しない選択肢を検討してください。

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