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海外で活躍する理学療法士たち~青年海外協力隊への挑戦~2015.06.15

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自分のスキルを活かして海外で活躍する人が増えています。理学療法士の仕事もそのひとつ。「青年海外協力隊」を通じ、多くの理学療法士が海外でさまざまな経験を積んでいます。技術支援を行ったり、その土地でリハビリを学んだりと、見識が広がる大きなチャンス。青年海外協力隊に参加した理学療法士の姿をご紹介します。

青年海外協力隊とは

青年海外協力隊とは、外務省所管のJICA(独立行政法人 国際協力機構)が実施する海外ボランティア派遣制度のこと。農林水産、人的資源、保険・医療などの分野にわたって、2014年までに88か国に40,000名以上の隊員が派遣されています。派遣先はアジア地域をはじめ、中近東やヨーロッパ地域などが中心。最終的な派遣先は本人の希望も考慮され、適応能力による総合的な判断で決まります。

東アフリカ・マラウイでリハビリや技術指導

東アフリカに位置する「マラウイ」に、青年海外協力隊員として2年間派遣されたAさん。
マラウイは真っ赤な太陽が照りつけ、赤茶色の風が吹く暑い国。派遣先はベッド数900床の中央病院でした。理学療法科で患者さんのリハビリや、現地スタッフへの技術指導をすることが主な活動内容です。
マラウイでのコミュニケーション手段は日本語と英語、そしてチェチェワという現地の言語。それぞれをなんとか操りながら、意志疎通をしていたそうです。現地で一番役立った英語は「like this(こうやって)」。何度もそう言いながらやり方を見せることで、難しい言葉を使わずに技術を伝えてきました。
日本では考えられない事例も多く、ゾウに踏まれて足を骨折した人や、アフリカの伝統医療を受けてやけどを負った人など、その土地ならではの患者さんに遭遇したことが印象的だったとか。また屋外での活動もあり、大きな木の下で青空リハを行うこともあったそうです。福祉用具が手に入りにくい小さな村では、木材で治療用の椅子や杖などを作ることから始めなければならず、現地でしか学べない実践法も身についたとのこと。こうした経験は、その後の活動において大きな糧となっているそうです。

エチオピアで発展途上国ならではの問題に直面

一方、エチオピアの歴史ある大学へ派遣されたBさんは、理学療法学科で学部や授業の管理を担当することに。実習地の確保や国内混乱時における学生の対応まで、さまざまな支援を行いました。身体障害のあるHIV患者さんや結核の患者さん、爆弾や銃弾で損傷を受けた患者さんの対応にも取り組んだB さん。僻地から訪れた患者さんは翌日の治療を待つために病院の軒下で一夜を過ごすこともあるなど、発展途上国においての問題を垣間見る機会も多かったようです。
また、エチオピアでは日本と異なる手話が使われていたり、基礎教育を受けていない人、公用語を話さない人々がいたりと、患者さんとの意思疎通にも困難が伴ったといいます。

海外で挑戦し続ける魅力

さまざまな困難に見舞われながらも、理学療法士が海外で挑戦し続ける理由はいったいどこにあるのでしょうか? 多くの経験者は理学療法士としてだけではなく、一人の人間として経験を深められることが魅力だと言います。青年海外協力隊に参加する理学療法士の平均臨床経験年数は約4年。帰国後は海外での経験をリハビリに活かせることでしょう。

さまざまな手段を利用しよう

最近では理学療法士に対して国際貢献への期待が高まり、今回ご紹介した青年海外協力隊以外にも、海外で活躍する手段はたくさんあるようです。実際にどのような準備をすればよいかわからないという方は、世界で活躍中の理学療法士によるセミナーや、青年海外協力隊経験者によるネットワークを利用するのもよいでしょう。
新しいリハビリの手法を学んでみたい、自分のスキルを役立てたいという人は、海外遠征を視野に入れてみるのもいいかもしれません。

 

【参考URL】

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