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Vol.2「第42回日本股関節学会学術集会参加体験記」(前編)吉倉孝則

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はじめに

皆さんの中には、今年こそ「学会発表」に挑戦してみようという方もいるかもしれません。

1年を通して学会や研究会が全国各地で開催されていますが、特に春と秋は学会シーズンで、多くの学会が開催されています。
今から発表したいと思っても春の学会への応募は締め切られていることが多いので、現在学会への発表を検討している方はぜひ、秋の学会に挑戦してみてください。

私は2015年秋に2日間、グランフロント大阪において開催された第42回日本股関節学会学術集会に参加してきました。その様子を前後編でレポートします!

股関節学会とは

日本股関節学会は股関節に関する基礎、臨床研究の促進および発表、連絡、連携をはかり股関節学の進歩普及に貢献するための学会であり、整形外科医が中心的に参加している学会です。
 
股関節疾患は歩行や運動を著しく制限するため、日常生活動作の制限とともに心理的にも抑うつ傾向となり、生活の質が低下します。変形性股関節症や大腿骨近位部骨折はリハビリテーション(以下、リハビリ)でも担当する機会の多い疾患ですね。
 
この学会では股関節疾患の保存的治療はもとより、骨接合術や人工関節置換術など、日々進歩する股関節治療についての発表が多くされています。多くは整形外科医の発表ですが、近年は看護師、理学療法士、作業療法士、放射線技師など多くのコメディカルも参加しており、リハビリに関する研究発表も増えています。
 
今回の学会はポスター会場も含め12会場ありましたが、そのうちの2つの会場ではそれぞれ、コメディカルの発表が1日中開催されていました。つまり、股関節のリハビリについての研究発表が2日間にわたり続いているのです。発表の内容は歩行分析に関するもの、関節可動域や筋力に関するもの、QOL(生活の質)に関するものなど多岐に渡ります。特に、人工股関節置換術の術前後の研究報告が多数ありました。

専門学会に参加するメリットその1

学会へ参加したからこそ感じるのですが、股関節についての研究発表の場があるということには、いくつかのメリットがあります。

より質の高い研究発表

この学会は整形外科医が中心となって参加している学会のため、整形外科の股関節専門医が勤務する施設で、普段から多くの股関節疾患の患者さんを担当しているセラピストの研究発表が多いです。また発表される研究には整形外科医も参加していることが多く、「人工股関節置換術の手術方法の違いにより術後の筋力回復が異なるか」など医師の視点や意見も反映された質の高い研究発表であると感じます。
 
また発表後の質疑応答も普段から股関節疾患のリハビリを担当し、研究をしているセラピストからの質問が多いため、積極的な討議がされ、「術式はどの方法なのか?」や「患者満足度が低い患者さんは何が影響しているのか?どのような対応が必要か?」といったより具体的で、専門性が高い討議が多いように感じました。
 
このようにまる2日間、股関節に関する発表が続きます。そのためこの2日間の学会を聴講すれば、股関節疾患のリハビリについて多くのことを学べます。

研究の同志との情報交換

私はこの学会に今回で6回目の参加です。そのうち発表は4回行いました。股関節のリハビリについて研究している理学療法士が全国から参加しているので、顔見知りの理学療法士同士の交流もあり、学会会場で声をかけてもらったり、情報交換をすることができます。
 
「股関節の手術後に脚の長さが変わり、脚長差が生じた症例」にどのように対応しているのか、また「退院前の患者さんにどのように指導しているか」など、普段悩んでいることについても、他の施設での状況を聞き情報交換できることは、たいへん貴重な機会です。

 
専門学会へ参加するメリットはまだまだあります。
、その続きをお知らせしますのでお楽しみに。
 

    吉倉孝則 (よしくら たかのり)

    吉倉孝則 (よしくら たかのり)

    理学療法士。保健学修士。認定理学療法士(運動器)。
    星城大学リハビリテーション学部理学療法学専攻卒業。浜松医科大学附属病院リハビリテーション部入職。星城大学大学院健康支援学研究科修了。現在に至る。
    大学病院に勤務し、整形外科疾患、がんのリハビリテーションを中心に幅広い疾患のリハビリテーションに従事。院内の緩和ケアチームにも携わり多職種連携を心がけている。
    臨床業務以外にも研究活動や学生の指導など教育、地域包括リーダーとして地域包括ケアの構築にも力を入れている。


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