理学療法士の転職における事前見学のポイント

最終更新日:2018年5月16日

転職先の条件として、職場の雰囲気の良さや働きやすさを重視したいと考える人も多いのではないでしょうか。しかし、求人票にかかれている情報は、基本的な給与や福利厚生などの待遇面が中心であり、実際の職場環境をイメージするのは難しいもの。どんなスタッフが在籍し、どんなチームで、どんな治療設備が整っているのかなど、事前に把握できれば、転職へのモチベーションも上がることでしょう。そこで、おすすめしたいのが、転職先の事前見学です。とはいえ、採用が決まる前の見学は、なんとなく不安を感じてしまうかもしれません。今回は、転職時の事前見学について詳しくお伝えします。

1. 病院や施設の事前見学とは

理学療法士に限らず、転職を希望する人に向けて、見学を受け入れる企業や病院が増えています。その目的は、実際の職場を確認してもらうことで、納得のいく就職をしてほしいというもの。一方で、見学する側にとっても、実際の職場環境をチェックしながら、現場のスタッフと話したり、雰囲気を感じられたりできるというメリットがあります。
求人票やインターネット検索で得られる情報では、病院や施設に所属しているスタッフの雰囲気や、衛生状態、治療機器などの設備状況まで、細かくチェックすることはできません。どんなにうわさを聞いたところで、自分の目で見るのが一番の判断材料となるはず。希望に近い転職先を選ぶためにも、事前見学に行ってみましょう。

事前見学を申し込む方法

転職先の候補が決まったら、まずは見学が可能かどうかを確認する必要があります。希望する病院や施設の求人に対して、応募を考えていることを伝え、見学が可能かどうかを問い合わせてみましょう。施設によっては、求人票に前もって、「見学可能」と書かれている場合もあります。そうした施設であれば、求人票の内容とともに、見学予約を行います。
直接の問い合わせがしづらい場合や、見学予約に不安を感じる場合には、転職エージェントに相談してみましょう。転職をサポートするマイナビコメディカルでは、見学の問い合わせから日程のすり合わせまでを相談できます。

見学に必要なもの

見学の日程が決まれば、当日に向けて事前の準備を行います。質問等をメモしたり、状況を記録したりするために、メモ用紙や筆記用具を持参しておくのはおすすめです。その他、上履きや白衣などの持参を指定される場合もあるため、予約時に確認しておきましょう。また、施設によっては、見学と面接を兼ねていたり、そのまま面接に移行する場合もあるため、必要に応じて、履歴書などの指定された書類を用意しておくとよいでしょう。

見学前に質問内容をリスト化しておこう

見学時に、求人票の内容には書かれていないことまで確認したいと思うなら、質問内容のリスト化は必須。見学が始まってしまうと、見ることに集中してしまい、質問したいと思っていた内容を忘れがちです。有給休暇の消化状況や残業時間の有無、産休や育休を利用した人がいるかなどの内部状況は、求人票だけでは見えてきません。細かい情報を集めたいと思うのであれば、しっかり事前に準備しておきましょう。

病院見学から選考は始まっている?

応募者側にとって転職先の見学は大きなメリットがありますが、実は採用側にとっても、応募者を見る絶好のチャンスとなっています。つまりは、見学態度によって採用するかどうかを事前にチェックしているというわけです。
例えば、応募の際に、病院・施設側から必ず見学をするように連絡が入るケースがあります。この場合、面接に先立って服装やコミュニケーション力など、普段の様子を見ている可能性が大きいでしょう。事前見学は、お互いに人柄や雰囲気を確かめる良い機会であり、面接という短時間の会合よりも、より深く相手を見極めることができる時間となります。採用担当者に限らず、周囲のスタッフや患者さんが評価することもあるでしょう。どんなに書類の内容が優れていても、見学時の態度によって、職場の雰囲気に合わないと判断されてしまえば、その時点で、採用の可能性が低くなるかもしれません。一方で、良い印象を与えることができれば、採用に一歩近づきます。

また、上述したように、見学のあとに面接を行ったり、面接と見学を兼ねていたりするケースもあります。多数の応募があった場合には、見学と面接をいくつかのグループに分けてローテーションしながら判断するところもあるようです。たとえグループであっても、気を抜かずに、失礼のない服装や態度を心がけること。面接と異なり、事前見学は時間も長く、緊張が緩みがちです。採用側がチェックしていることを理解し、転職先へのアピールができるチャンスとして、有効な時間を過ごしましょう。

2. 理学療法士の転職における見学のポイント

では、実際に見学を行うときに注意したいポイントをお伝えしましょう。

どんな服装で行けばいい?

事前見学は、実際の採用試験とは異なりますが、面接に先立ってチェックが行われています。見学だからといって、汚れた普段着のままで参加するのはもってのほか。面接同様の意識を持って、服装選びから始めましょう。
一般的には、スーツを着用することで印象が良くなります。現職の仕事帰りに見学を行う場合、着替えが難しいのであれば、できるだけ清潔感のある服装を選んでおきましょう。また、派手なピアスや指輪、ネックレスといった装飾はNG。ネイルアートも控えましょう。加えて、髪型を整えておくことも大切です。髪が長すぎたり、明るかったりする場合も、注意が必要です。一般的な就職時の注意と同様に、清潔感のある服や見た目を意識しましょう。

見学先の情報を事前に把握しておこう

見学の時間を有効に利用するためにも、見学する施設の情報を事前に確認しておきましょう。例えば、病院の規模となる病床数や取り扱いのある診療科目、リハビリスタッフの人数などを確認しておくことで、質問する内容も絞り込むことができます。ただ、見学案内の話を聞くという受け身の姿勢ではなく、すでに入手した情報を踏まえて、気になるポイントを押さえておきましょう。こうした施設の情報は、ホームページからチェックするか、転職エージェントから送られてくる資料から確認できます。そのほか、周辺の公共交通機関の情報をチェックしておくことも大切です。当日の遅刻がないように、移動にかかる時間や費用なども把握しておきましょう。

見学時のチェックポイント

見学で最も大切なのは、五感を使ってしっかり雰囲気をつかむこと。
リハビリ室の状況や設備だけでなく、実際に働いているスタッフの表情や言葉遣い、患者さんへの対応、施設内の清潔度など、自分が望んでいる職場環境かどうかを判断していきましょう。現場のスタッフは忙しいながらも、見学者を興味深く見ています。場合によっては、話しかけてくれることもあるでしょう。長く話すことは難しいかもしれませんが、コミュニケーションをとることで、雰囲気をより身近に感じやすくなります。状況に合わせながら、柔軟に対応していきましょう。
また、実際の現場を良く知るためにも、自分自身が見学したい場所があれば、案内してほしいという意思表示をすることも大切です。例えば、病室の中まで見たいとか、リハビリの時間帯に見学をしたいといった希望があれば、事前に伝えておきましょう。

見学前日に確認したい「チェックリスト」

ここで改めて、見学当日までに準備しておきたいチェックリストを確認してみましょう。一般的に、必要とされるものには以下のようなものがあります。

見学当日までに準備しておきたいチェックリスト
  • ・筆記用具、メモ帳
  • ・上履き
  • ・履歴書などの書類
  • ・白衣等
  • ・質問リスト
  • ・見学先の施設資料

当日の持ち物は、見学先によって異なります。事前にしっかり確認しながら、自分だけのチェックリストを作成してみましょう。

3. 事前見学の相談はマイナビコメディカルへ

理学療法士としての転職を成功させるためにも、事前準備が欠かせません。なかでも、見学は転職先を知るためにも大切なステップ。とはいえ、はじめての転職であったり、これまでに事前見学の経験がなかったりする人にとっては、予約をするだけでも不安に感じるかもしれません。そんなときは、マイナビコメディカルにご相談を。専門家が登録者1人ひとりに親身に対応するマイナビコメディカルなら、転職先の情報提供はもちろん、見学予約や当日までの流れの説明、施設の資料提供もおこなっています。納得のいく転職にするためにも、プロの力を借りてみてはいかがでしょうか。

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