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作業療法の新ネタに! あらゆる人に応用できるお役立ちアイテム4選2016.12.19

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作業療法では患者さん一人ひとりの状態に合わせて作業内容を選ぶことで、リハビリの効果が高まります。しかし限られた予算とスペースのなかで、個別のニーズに合わせた作業アイテムを増やし続けるのは難しいのではないでしょうか?
そこで今回ご紹介するのは、使い方次第でいろいろな人・目的に合わせて応用できるアイテムです。実際に作業療法室で使えるものや、外来患者さんに作業療法士としておすすめできるお役立ちアイテムを見つけましょう!

作業療法室に! 使える新アイテム

せっかく備品を増やすなら、さまざまな患者さんに活用でき、飽きられにくいものを選びたいですね。ここでは、応用範囲が広いアイテムをご紹介します。

オセロ「大回転」&「大回転ミニ」

オセロは盤の上に駒を載せ、駒を裏返して遊ぶゲームとして有名なもの。駒を動かすことで指先訓練に使われるところも多いようです。とはいえ、巧緻性(こうちせい)の低い方や筋力の弱い方、知的に低く極度の見守りが必要な方には難しいところがあります。
そうした患者さんにも手軽にオセロを楽しめるように開発されたのが、「大回転(だいかいてん)」と「大回転ミニ」。盤と駒が一体化されたもので、後者は持ち運びしやすいポータブル版です。
このオセロは盤がマス目ごと回転する仕組みになっていて、盤面の丸い溝のふちを押すと緑から黒、白へと色が変わるため、扱いやすいのが特徴です。オセロは老若男女、障害の有無に限らず楽しめるゲーム。障害を受け止めきれず「子供じみたことはやりたくない!」と感じている方にもおすすめです。

「ゆびえのぐ」

絵画やぬり絵、書道は作業療法としてよく使われる訓練です。しかしそれぞれに筆やパレットなどの準備があり、細かい作業が苦手な患者さんには好まれないことも。そこで試してみたいのは素手で絵が描けるように考案された「ゆびえのぐ」。水性で服が汚れても洗えるだけでなく、口に絵の具が入っても害がありません。フィンガーペインティングという芸術・表現療法のアイテムとして使われています。

例えば、模造紙などの大きな紙に素手で書くのはおすすめの使い方。1枚の用紙を複数の人と囲んで描くのもよいでしょう。もちろん、筆を使って普通の絵の具としても使用できるので、さまざまな活用法が考えられます。

素手で絵を描くことで手指が刺激され、原始的感覚がよみがえりやすくなります。そうした刺激が心の防衛をはずしやすくなるともいわれています。他の人とも一緒に指を動かすことで身体的なコミュニケーションが自然にとれるので、対人緊張が強い人にも使いやすいアイテムといえるでしょう。普通の絵画よりも上手・下手がわかりにくいのも魅力です。

外来患者さんに! 生活を補助するお役立ちアイテム

身体リハの一環として、外来患者さんの日常生活をサポートするアイテムも取り入れたいですね。手軽に購入しやすい2つのグッズを紹介しましょう。

片手で使用できるポンプボトル「C-ポンプ」

片麻痺や力の入りにくい患者さんにとって、日常で液体を手に取る行為は困難を感じるもの。そうした方でも使いやすいのが「C-ポンプ」です。
面積の広いC型をしたものがポンプの口についていて、Cの底を押すと上部から液体が出てくる仕組みになっています。押さえるところは幼児の手のひらほどの面積があるため、手の平や手の甲で押すことも可能です。石けんやシャンプーだけでなく、女性は化粧水を入れるなど、用途を工夫すればいろいろと活用できそうです。

おむすび型ボタンのシャツ「しんさつインナー」

日常動作のなかでも、ボタンを外して上着脱ぎ着をするのが負担に感じる高齢の患者さんが増えています。そんな方々のために作られた「しんさつインナー」。下着としての機能性も高く、かけ外しがしやすいボタンがついています。
実際に高齢者の皆さんの意見を取り入れて作られた構造で、利用した人の評判も高い人気の商品です。高齢の患者さんのみならず、手指の協調性や巧緻性が低下した人にも便利なアイテムとして紹介してみてはいかがでしょうか?

さまざまなアイテムの存在を知り、活用することも作業療法士のスキルのひとつ。紹介したアイテムが患者さんの「これならできる!」という声が上がる助けになればいいですね。

 

【参考URL】

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