医療介護・リハビリ・療法士のお役立ち情報

セラピストプラス

マイナビコメディカル
マイナビコメディカル

医療介護・リハビリ・療法士のお役立ち情報

セラピストプラス

学会に参加するときの適した服装とは?学生・男女別に解説【PT・OT・ST】

公開日:2023.12.05

PT・OT・STが学会に参加するときの適した服装とは?学生・男女別に解説

文:tokoshi(言語聴覚士)

理学療法士や作業療法士などのセラピストは学会に参加する機会も多いものです。その際に「どのような服装で行けばいいのか」と、悩む人もいるのではないでしょうか。

本記事では、男女別、学生の場合などそれぞれの立場で、学会へ参加または発表をする際に適した服装について解説します。

PT・OT・STとして学会に参加する際の服装選びのポイント

学会に参加する際の服装は、明確なルールがあるわけではなく、基本的にどのような服装でも参加は可能です。とはいえ、Tシャツにジーパンといったラフすぎる服装の人は少なく、シャツやワンピースといった服装の人が多い傾向にあります。

実際に言語聴覚士である筆者の場合は、1年目と2年目はスーツで参加し、3年目以降はオフィスカジュアルなパンツスタイルで参加しました。周囲もスーツやジャケットスタイルの人が多かった印象があります。
もし、スーツやジャケット等を持っていない場合は、比較的価格帯が低いユニクロやGUなどで、同様のものを購入するのもよいでしょう。また、学会によって雰囲気が異なるため、過去に参加したことがある先輩や同期がいる場合は、事前に聞いておくのもおすすめです。それでも服装に迷う場合は、「スーツ」で行くことをおすすめします。

学生が学会へ参加するときの服装は?

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士を目指す「学生」が学会に参加することもあります。その際、服装に関して明確な指定がないケースが多いでしょう。学生だからこそ「何を着ていけばいいか分からない」と不安な場合には、事前に担当教員や先輩に確認するとよいでしょう。

もし服装に迷ったら、学生であってもスーツやジャケットスタイルで参加することをおすすめします。また、学会へ参加するだけでなく「学会で発表をする」場合は、スーツを着用しておくと安心です。

【男女別】PT・OT・STが学会で発表する際の服装選びのポイント

【男女別】PT・OT・STが学会で発表する際の服装選びのポイント

学会で発表をする場合の服装も、特に決まったルールはありません。とはいえ「人前で発表する立場」である以上、印象を良く見せたいものです。

本章では、男女別に学会で発表する際の服装選びのポイントについて解説します。

男性の場合

男性の場合は、発表時もスーツやジャケットスタイルがよいでしょう。もし迷った場合はスーツを着ていくのが無難です。

ただし、夏場は、汗をかきやすくなる可能性があるため、清潔なYシャツを着用したうえで、ノーネクタイ・ノージャケットといった「クールビズスタイル」でも問題はありません。できるだけシワのない、整った身だしなみを意識しましょう。

女性の場合

女性であれば、スーツまたはオフィスカジュアルな服装が無難です。こちらも迷う場合はスーツを選べば問題ないでしょう。

夏場は、暑さ対策も踏まえスーツではなく、ブラウスとスカートやパンツを組み合わせたり、ワンピースにしたりするといったスタイルにするとよいでしょう。

ただし、白いブラウスのみだと、下着が透けてしまう可能性があります。注目されることを意識して、工夫した服装を考えてみましょう。

学会参加前に知っておきたい服装選びの注意点3つ

学会参加前に知っておきたい服装選びの注意点3つ

ここまでお伝えしてきた通り、迷ったらスーツを選ぶと無難です。しかし、スーツを着る機会の少ないセラピストにとっては、わざわざ購入するのを躊躇するかもしれません。

学会に参加する際に迷ったときは、以下の「服装に関する3つの注意点」を考慮して選んでみましょう。

1. 学会で着ていく服装は第一印象にも関わる
2. 移動が多いことを前提に考える
3. 学会の雰囲気に合わせた服装選びを

順に詳しく解説します。

1.学会で着ていく服装は第一印象にも関わる

学会への参加だけでなく、発表するとなれば、身だしなみが重要です。もちろん服装よりも学会で発表する内容に力を入れるほうが大切ですが、ラフすぎたり、清潔感がなかったりすると、周囲からの印象が悪くなってしまう可能性があります。

学会では多くの人が参加しており、新たな出会いがあるかもしれません。つながりを大切にする意味でも、学会の雰囲気と立場に合った服装を選びましょう。

2.移動が多いことを前提に考える

セラピストが参加する学会は、基本的に大きな会場で行うことが多く、場合によっては一日中歩き回るケースもあります。「発表会場」以外にも、「講演会場」や「ポスター展示」など、移動する時間が長いことを考慮した服装を選ぶのも肝心です。

例えば、セラピストが関わる学会として、以下のような会場が挙げられます。

第21回日本神経理学療法学会学術大会 パシフィコ横浜
第9回日本栄養・嚥下理学療法学会学術大会 新潟市民芸術文化会館
日本理学療法管理学会・日本精神・心理領域理学療法研究会 合同学術大会2023 東京国際大学 第2キャンパス

いずれも敷地がかなり広く、会場内を1日から3日に渡って一日中移動することになるでしょう。

そのため、動きやすい服装にすること。特に女性の場合は、できるだけハイヒールは避け、ヒールの低いパンプスを履いていくのが無難です。

3.学会の雰囲気に合わせた服装選びを

学会の分野によっては、服装の傾向が定まっていることもあります。

「カジュアルな服装の人が多い」場合もあれば、「スーツ姿の人がほとんど」というケースなど、それぞれ雰囲気が異なります。学会参加時に周囲に浮かないよう、なるべく該当する学会に参加した人から事前に情報収集をしておくとよいでしょう。

学会に参加する際に持っておくと良い持ち物

学会の参加時には、服装だけでなく、持ち物もしっかりチェックしておきましょう。学会に参加する際に「持っておくと良い持ち物」は下記の通りです。

・学会抄録集
・参加証
・名刺・名刺入れ
・筆記用具
・学会参加費

学会で発表をする際には、上記以外にポスターや発表データなども必要です。宿泊のための衣類など、学会に不要な荷物はできるだけホテルやコインロッカーなどに預けておきましょう。学会中に持ち歩く荷物は、最低限にしておくことをおすすめします。

また、どうしても荷物が多くなる場合、荷物を持って歩き回ることを前提に、動きやすさを考慮した服装を選んでみましょう。

自信をもって学会に参加できるような服装で行こう

学会へ参加する際の服装に明確なルールはなく、基本的にどのような服装で参加しても問題はありません。とはいえ、学会では多くの人と交流する機会もあるため、相手に良い印象を与えるためにも整った身だしなみを意識しましょう。

「どのような服装で行けばいいか分からない」と迷っている方は、スーツ姿やジャケットといった服装を選択すれば失敗することはないでしょう。自信を持って学会に参加できるように、学会準備以外にも「服装」の準備も忘れずにしましょう。

\ 利用無料!自分にあった求人や職場について相談する /マイナビに相談する

■参考
株式会社 学会サービス 第21回日本神経理学療法学会学術大会
大阪保健医療大学 保健医療学部 第9回日本栄養・嚥下理学療法学会学術大会
日本理学療法管理学会 日本精神・心理領域理学療法研究会 合同学術大会2023

tokoshi

tokoshi

言語聴覚士
回復期で失語症と高次脳機能障害を中心としたリハビリ業務に携わる。その後転職し、看取り施設で「最期の食事」を言語聴覚士として支援。現在は訪問リハビリやデイサービスでリハビリをしながらライターとしても活動しています。

今よりさらに良い環境で働けるよう
キャリアドバイザーが全力でサポートします
\今すぐ1分で完了/

    <PR>マイナビコメディカル

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  •  LINEで送る

他の記事も読む

おすすめ

TOPへ