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日常生活に密着したサポート、訪問リハビリの仕事に注目!2015.02.16

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高齢化が進む現代の日本社会において、在宅医療が見直されつつあります。体力面の理由で通院が難しいお年寄りにとっては、長く住み慣れた自宅での治療が最も望ましいのです。厚生労働省の調査によると在宅医療を希望する国民は60%を超えるそうです。
訪問リハビリテーションも、患者さんの自立性のある在宅生活を支えるという点で、その必要性が注目されてきています。今回の記事では、日々需要が高まってきている訪問リハビリの仕事内容に迫ります。

訪問リハビリテーションとは

訪問リハビリでは通院が困難な患者さんに対して、自宅でのリハビリが提供されます。患者さんが実際に生活している空間で、日常生活に必要な動作の訓練ができます。病院でのリハビリで使用するような大型リハビリ機器が使えないといった難しさもありますが、患者さんの生活の場で行われるリハビリだからこその利点もたくさんあります。

患者さんにとってのメリット

在宅でリハビリを受ける患者さんにとってのメリットは、大きく分けて以下の4つにまとめられるでしょう。

1.自宅ならではの実践的なリハビリ

生活空間で行われるリハビリなので、自宅周辺での屋外歩行や、ご家族の介助量軽減を目指した自宅での階段の昇り降り、トイレ移動など実践的なリハビリを行うことが可能です。実際に暮らしている環境で、患者さんのできることが増えていくのは、ご家族にとっても、患者さん本人にとっても、喜びと安心感につながる重要なプロセスです。

2.生活空間についてのアドバイス

リハビリの専門家だからこそ、気づくことができる住環境の改善点を見出し、アドバイスができます。例えば転倒する危険のある段差を指摘したり、必要な箇所に手すりを設置することをすすめたりすることが訪問リハビリでは可能となります。

3.患者さん個人のニーズに合わせた目標設定

患者さんの生活環境での訓練が可能になるため、実際に患者さんが達成したい具体的な目標に注目できます。患者さんが自ら目標を設定し、個人のニーズに合わせたリハビリを行うことができるのも、訪問リハビリならではの利点です。具体的な目標設定は、患者さんが前向きにリハビリに取り組むための動機づけにもなるでしょう。

4.家族との関わり

訪問リハビリでは患者さんのみならず、ご家族の介護における不安や疑問に対しても助言できます。ご家族の不安や負担を軽減し、患者さんがよりよい生活を送れるように協力することも、訪問リハビリにおける課題です。

訪問リハビリの仕事内容

患者さんが日常生活を送る上で不可欠な動作を練習し、リハビリによってできるようになったことは維持できるように、さらにできることを少しずつ増やしていけるようにサポートします。病院では退院後の生活を予想しながら目標を設定しリハビリを行いますが、患者さん個別の生活を考え、「どうしたら患者さんが安心して暮らしていくことができるのか」と一緒に考えていく姿勢が必要となります。

患者さんの生活全般に関わることになるため、ご家族への助言や住環境へのアドバイスなど、総合的なサポートが求められます。また患者さんの生きがいとなるような趣味活動を支えることも、大事な仕事内容の一つです。

病院での仕事との違い

訪問リハビリの利点を挙げてきましたが、この仕事ならではの難しさもあります。たとえば訪問を始めたばかりのセラピストがまず感じるのは、季節や天候によっては移動が大変になることです。
ほかにも、セラピストの専門性のとらえ方が、病院勤務とは違ってくるという点もあります。訪問リハビリでは生活に密着したサポートが求められるうえに、自分がその患者さんにとって、たった一人のリハビリスタッフとなることもあります。そのために、たとえば理学療法士でも食事動作の指導を依頼されることなども。

専門外の療法を行わないのは当然のことですが、病院業務のような役割分担(理学療法士が歩行訓練、言語聴覚士が食事動作訓練、作業療法士が行為動作訓練を行う)の考え方とは違った専門性のとらえ方が求められます。理学療法士であるならば、理学療法を用いた摂食機能療法へのアプローチをするということです。
そして訪問リハビリでは基本的に一人で仕事をすることになるので、トラブルが起きた場合でも一人で対処できる判断力と知識が必要です。責任感を必要とされる仕事ですが、患者さんのリハビリの成果が実生活で活かされていることをじかに感じられ、やりがいを感じられる瞬間も多いでしょう。

 

【参考】

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