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理学療法士はいつまで働ける?定年や退職後の働き方について

公開日:2022.07.11

理学療法士はいつまで働ける?定年や退職後の働き方について

文:rana(理学療法士)

理学療法士は患者さんのリハビリに従事する仕事であり、ある程度の体力が必要です。安定して仕事を続けるためには、自身も健康でいることが求められます。ですが、年齢を重ねるにつれて体にも変化が現れます。そうしたなかで、いつまで働けるのかと悩むこともあるのではないでしょうか。この記事では理学療法士がいつまで働けるのか、定年や退職後の働き方について、現役理学療法士が解説します。

理学療法士の定年は何歳?

施設や病院に勤務する理学療法士の定年は、一般の会社と同じように60~65歳と定められていることがほとんどです。多くの理学療法士は、病院や介護施設などで雇用されており、その施設で規定された規約に従い定年を迎えます。施設によっては、定年後の再雇用を採用しており、実質65~70歳まで働くことができる場合もあります。
施設等での働く際の定年はありますが、理学療法士の資格自体に定年はなく、資格を生かした働き方で生涯を通して活躍できます。

実際に理学療法士は何歳まで働けるのか

施設に雇用されている限り、定年を迎えるまでは、リハビリを提供する理学療法士として働けます。しかし、定年が近づくにつれて、これまでと同じように働いていくのは困難になってきます。その理由について、代表的な3つを紹介します。

1.肉体的な負担が大きい

理学療法士は、患者さんに運動方法を指導したり、動作を介助したりと、日々、肉体的に負担がかかる業務をこなします。年齢を重ねるにつれて、体力的に厳しくなってくることが懸念されます。
特に、腰痛や膝痛などの持病を抱えている人や、体力が少ない人にとっては、若い時と同じ業務をこなすのが困難になることが多いでしょう。

2.需要が減ってくる

厚生労働省の「医療従事者の需給に関する検討会・理学療法士・作業療法士受給分科会」によると、理学療法士と作業療法士の供給数は、2040年には需要数の約1.5倍になると推測されています。これは、将来的に理学療法士を必要とする施設が減ってくることを意味しており、今後は働き先が見つけにくくなることが予想されます。
施設側も、若くて長く働ける人を積極的に採用することが多い傾向から、定年近くになると転職や再就職が困難になってくるでしょう。

3.給料が上がりにくい

理学療法士は大幅な昇給をすることが少ない傾向にあります。そのため、将来的に子どもの教育費や老後資金などを考えると、現状のままでは、金銭的に厳しくなってくることも想定されます。役職に就いたり、転職したりして、給料アップが図れればよいのですが、状況によっては必ずしも給料アップするとは限りません。

理学療法士として長く働くために必要なこと

理学療法士として何も対策をせずに淡々と仕事をしているだけでは、今後も長く働き続けるのは難しいかもしれません。生涯現役で活躍することを目指し、理学療法士として長く働くために必要なポイントをまとめました。

自身の体のメンテナンスを怠らない

年齢を重ねても体力が衰えないように、日頃から自身の体をメンテナンスしておくことが大切です。理学療法士は体のスペシャリストであり、セルフケアにおいても効果的な筋力トレーニングやストレッチなどを実施できるはずです。患者さんだけでなく、自分の体にも目を向けて、長く仕事を続けていくための体づくりをしていきましょう。

管理職や役職に就く

リハビリ科の科長や主任といった役職に就くことができれば、給料アップが図れ、将来的にも長く働ける可能性が高まります。誰もが役職に就けるわけではありませんが、経験を重ねて、組織をまとめる能力や臨床能力が向上すれば可能性は広がります。
ただし、理学療法士の役職は年功序列が主流で、ベテランが多い職場では役職に就ける可能性が低くなりがちです。将来を見据えて、新規開業した施設や若いスタッフが多い施設に転職するなど、今後のキャリアプランを模索するのもよいかもしれません。

他の人にはない強みを持つ

呼吸器リハビリテーション、インソール、ウィメンズヘルス、小児リハビリテーションなど、他の人にはない強みは、働き続ける際の大きな武器になります。専門的な強みがあると患者さんからの信頼も得られやすく、「この患者さんは、あの人に任せよう」と施設からも重宝されやすいものです。結果、年齢を重ねても、頼りになる理学療法士として活躍することができるでしょう。
また、認定理学療法士や専門理学療法士の資格取得も、他者との差別化を図るためにはおススメです。

起業や副業を考える

病院や介護施設に雇用されているだけではなく、起業や副業をするのも1つの方法です。
起業をすれば、定年に縛られずに働けるうえ、大幅な収入アップを図れるかもしれません。リスクも伴いますが、最近では自分で治療院やデイサービスを開業している理学療法士も増えています。ただし、理学療法を提供する開業権はないため、注意しましょう。
また、複数の施設で働きながら、副業による収入アップやパラレルキャリアを作るという方法もあります。訪問リハでのバイト、セミナー講師、webライター、パーソナルトレーナーなど、理学療法士の資格を生かした副業が増えています。定年を過ぎても活躍できる方法を考えながら、チャレンジしてみるのもよいでしょう。

将来を見据えて働き方を模索しよう

理学療法士としての将来を考えると、年齢的な体の衰えや、金銭的な理由、需要と供給のアンバランスなどによって、継続的に働けない可能性も出てきます。今後も必要とされる理学療法士になるには、早い段階から将来を見据えた準備を進めておくとよいでしょう。理学療法士の現状や将来性を把握したうえで、これからの自分の働き方を模索してみてはいかがでしょうか。

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参考

医療従事者の需給に関する検討会・理学療法士・作業療法士受給分科会

rana

rana(理学療法士)

総合病院やクリニックを中心に患者さんのリハビリに携わる。現在は整形外科に加え、訪問看護ステーションでも勤務。 腰痛や肩痛、歩行障害などを有する患者さんのリハビリに日々奮闘中。 業務をこなす傍らライターとしても活動し、健康、医療分野を中心に執筆実績多数。

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