和歌山県で臨床工学技士として働いている方は約820人で、平均年齢は全国平均の37.7歳よりもやや上の40.8歳。月の平均労働時間は159時間（全国比－3時間）となっています。また、和歌山県における臨床工学技士の平均年収は460.4万円で、全国平均の423.4万円と比べて高い状況です（ただし、年収データは臨床工学技士を含めた「その他の保健医療従事者」の統計値です）。
和歌山県には病院が83施設、クリニックが905施設あり、臨床工学技士として働ける施設が豊富です。そのため、多種多様な求人の中から希望の条件に合った職場を見つけることができるでしょう。
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※各種数字情報は2022年10月 マイナビ調べによる
和歌山県の臨床工学技士求人は1件あります。（2024年11月21日更新）
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（1～1件目を表示中）
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近畿地方より西の各府県は、全国平均よりも人口10万人あたりの病院数が多い特徴を持っています。和歌山県もこの例にもれず、偏差値で表すと53前後の恵まれた医療環境を維持している県のひとつです。
臨床工学技士として働く場合、求人情報の数に困ることはないでしょう。今回は、実際の求人情報をもとに、ここでは和歌山県での臨床工学技士の平均年収や、求人情報が多く見つかりやすいエリアについてご紹介します。年収は全国平均とも比較しているため、ぜひ参考にしてください。
和歌山県では、他県同様、医療従事者の離職対策として『医療勤務環境改善支援センター』を設置しています。支援センターでは、医療機関へ就業環境の改善を促したり、サポートをすることで、医療従事者のワークライフバランス改善に尽力しています。臨床工学技士も支援の対象となっており、行政の動きや医療業界全体の意識の変化も相まって、和歌山県における就業環境も多種多様に改善が見られます。
たとえば、和歌山県で臨床工学技士を募集している病院の中には、託児所を設けているところや、福利厚生の充実を売りとするところがあります。就業時間も当直や夜勤を必ずしも担当する必要はなく、夕方には帰宅できる求人も数多くの求人媒体で紹介されています。
和歌山県で臨床工学技士を募集している施設は病院の他、透析に特化した診療所が多く見つかります。透析関連の業務に携わる求人が大半を占めますが、一部、高気圧酸素療法などその他の機器を操作する業務もあり、透析以外にも経験を積みたい方は、このような求人を中心に探すことをおすすめします。
募集内容に合わせて、歓迎されるスキルや経験も透析関連が多くあげられます。内視鏡や心臓カテーテルなどの業務を学べる求人募集もあるため、技術や経験の他、スキルアップを目指す意欲も重視されます。
総合病院・大学病院の人工透析センターや、透析クリニックからの求人が多く、人工透析業務など専門的な経験が転職の成功に影響します。その他、県内で臨床工学技士が取り組む業務は、以下のようなものがあげられます。
（参考：一般社団法人和歌山臨床工学技士会「県内の業務紹介」http://wce-rinkou.org/work.html）
勤務地の規模によっては、透析だけではなく、複数の業務を少人数で行う必要があります。スキルアップを希望する方は、数多くの業務を任される病院や診療所の求人がおすすめです。
その他、和歌山市を中心に医療法人での治験コーディネーターの募集や、一般企業からの医療機器営業の求人情報もあげられます。臨床工学技士として治療に携わる他に、資格や業務経験を活かした働き方も選ぶことができます。
臨床工学士の全国平均年収は、約300～450万円です。参考とする求人媒体によっては、前後する可能性があるため、あくまで大まかな平均として参考にしてください。
全国平均の数字と、和歌山県の最低賃金より算出した最低年収や、県内の平均年収（全業種と臨床工学技士）とを比較します。
まず、和歌山県における最低賃金等の各データは、以下のとおりです。
| 最低賃金 | 時給803円（2019年10月1日より830円） 時給830円の場合、8時間勤務の月20日出勤で年収約160万円 （出典：厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/） |
|---|---|
| 県内の全業種平均年収 | 約371万円 |
| 県内臨床工学技士の平均年収 | 約240万円（手当含むと約276万円）+賞与 |
県内の臨床工学技士の平均年収については、求人媒体を参考に算出しています。
一見すると県内の全業種による平均年収や全国平均年収よりも大きく下回っています。しかし、上記は基本給のみで算出した数字と、透析手当をはじめとする各手当を含めた場合の金額に過ぎません。上記の年収金額へ、賞与約80万円を仮に加算すると、最終的には約356万円の年収となります。
正社員として働いた場合に限りますが、和歌山県で募集されている求人の多くは、年2回程度の賞与が提示されています。
また、中には退職金などの福利厚生が充実した求人もあるため、応募する求人次第で、年収が大幅に変化します。求人情報を見る際は、応募条件や雇用形態、仕事内容に加え、福利厚生や賞与実績も細部まで確認しましょう。
求人数の多さで見ると、やはり多いのは和歌山市ですが、その他の地域でも透析業務などで臨床工学技士の需要があります。和歌山県で臨床工学技士の求人が多いエリアは、県庁所在地の和歌山市を中心に、以下の3市です。
和歌山市の他、田辺市や橋本市も臨床工学技士の求人が多く見つかる傾向にあります。病院の他、クリニックの求人や医療機器のメーカー、研究所など企業からの求人も多く、選択肢が豊富です。
病院以外の求人も視野に入れている方は、和歌山市を中心に仕事探しをすると見つけやすいでしょう。これは、医療機器メーカーや治験支援施設（治験に協力している病院施設など）が和歌山市周辺に点在しているためです。
病院や診療所の求人を優先的に探したい方は、田辺市や橋本市まで範囲を広げてはいかがでしょうか。田辺市や橋本市も総合病院の他、循環器科クリニックや透析外来を専門とする診療所があり、求人情報が見つかりやすい地域です。
和歌山県で臨床検査技師の求人情報を探す際は、希望する医療機関や施設の規模によって探すエリアを広げましょう。大病院を狙うなら熊本市周辺が最適ですが、クリニックや一般企業、研究所での勤務も可能な方は、求人の多いその他のエリアもおすすめです。
給与に関しては、勤務する医療機関や施設の規模だけではなく、技能によっても大きく変化します。和歌山県は教育制度の整った医療機関や施設が多いため、経験を積んで将来的な月給アップを狙いやすい地域と言えるでしょう。
※当記事は2019年9月現在の情報を基に作成しています
