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パーソナルトレーナーはやめとけと言われる理由3選!その将来性も合わせて解説

公開日:2024.04.08

パーソナルトレーナーはやめとけと言われる理由3選!その将来性も合わせて解説

文:加藤真太郎(理学療法士)

近年、健康志向の高まりとともにパーソナルトレーナーの需要が高まっています。しかし一方で、「パーソナルトレーナーはやめとけ」という意見も聞かれます。

この記事では、パーソナルトレーナーはやめとけと言われる理由、向いている人の特徴、将来性などをわかりやすく解説しています。

最後までご一読いただければ、ご自分がパーソナルトレーナーを目指してもいいのかがきっとわかると思います。

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「パーソナルトレーナーはやめとけ」と言われる理由3選

「パーソナルトレーナーはやめとけ」と言われる理由は次の3つです。

・収入が安定しない
・競合相手が多い
・お客様対応が大変

それぞれについて解説します。

収入が安定しない

パーソナルトレーナーの収入は、「歩合給」「給与」「インセンティブ」の3つです。

業務委託でパーソナルトレーナーとして働いている場合は「歩合給」になり、「セッション数×セッション単価」で支払われる金額が決まります。利用数が多い時期は収入も安定しますが、少なくなればそれだけ報酬が減ります。

そのため、業務委託で働いている場合は、利用者数が収入に大きく影響することになります。

パーソナルジムやフィットネスクラブの正社員として働く場合は「給与」が支払われるため、安定した収入を得ることができます。

しかし給与額は、勤務先や経験年数、スキルによって異なるため、満足できる給与がもらえない可能性があります。

また、目標や売上条件などを達成した場合に支払われるインセンティブもあります。毎月安定的に目標や売上条件を達成できる保証はないため、収入が安定しません。

そのためパーソナルトレーナーのなかには、個人事業主として独立開業する人も多くいます。しかし独立開業した場合は、収入がすべて歩合給になるため収入が安定しない可能性があります。

競合相手が多い

パーソナルトレーナーは、国家資格や民間資格を取得していなくても目指せる職業なので、誰でもパーソナルトレーナーとして働くことができます。

また、健康志向の高まりから、さまざまな種類のジムやフィットネスがあります。パーソナルトレーナーの競合は同職種だけではなく、トレーニングを提供している業界全般になるため、多くの競合相手が存在するのです。

競合相手が多いと、同じ客層を取り合うことになります。資格や実績などがなく差別化が難しい人は、「パーソナルトレーナーはやめとけ」と言われるでしょう。

お客様対応が大変

パーソナルトレーナーはマンツーマンの指導を行うため、お客様対応が大変な仕事です。

お客様の体力や体調、目標、性格などを考慮して、適切なトレーニングメニューや指導方法を組み立てなければなりません。また、お客様のモチベーションを維持し、目標達成をサポートするのも重要です。

そのため、お客様のニーズを的確に把握し、それに応えるコミュニケーション能力や、お客様の感情をコントロールするスキルが求められます。

お客様は、さまざまな悩みや不安を抱えてパーソナルトレーニングを受けに来る人も多いため、カウンセリングやアドバイスが大切

です。

お客様の身体・精神面などの状態を評価して、適切に関わらなければならないため、大変な仕事です。

パーソナルトレーナーに向いている人の特徴

パーソナルトレーナーはやめとけと言われる理由3選!その将来性も合わせて解説

パーソナルトレーナーに向いている人の特徴は次の5つです。

・対人仕事が好き
・コミュニケーション能力が高い
・体力がある
・忍耐力がある
・目標達成意欲が高い

それぞれについて解説します。

対人仕事が好き

パーソナルトレーナーは、お客様一人ひとりに寄り添ったマンツーマンの指導を行うため、「対人仕事」が好きな人は向いている職業といえるでしょう。

対人仕事が好きでなければ、お客様の悩みや不安に寄り添い、目標達成のサポートはできません。

コミュニケーション能力が高い

パーソナルトレーナーは、お客様のニーズを的確に把握し、それに応えるコミュニケーション能力が求められます。

また、お客様のモチベーションを維持し、目標達成をサポートするためにも、コミュニケーション能力は欠かせません。

体力がある

お客様と一緒にトレーニングをする場面もあり、一日に行うセッション数をこなせる体力が必要です。「体力がなく疲れているトレーナーに指導されたい」と思うお客様はいないでしょう。

指導する側の体力は、お客様の心をつかむためにも大切なのです。

忍耐力がある

パーソナルトレーニングは、短期間で成果を出すのが難しい場合があります。そのため、お客様の目標達成に向けて、根気強くサポートしていく忍耐力が必要です。

目標達成意欲が高い

パーソナルトレーナーは、お客様の目標達成をサポートしなければなりません。そのため、自分自身の目標達成意欲が高く、お客様の目標達成に貢献したいという気持ちが大切です。

自身の目標達成意欲が低いとその気持ちがお客様に伝わってしまうため、とても大切なことなのです。

パーソナルトレーナーに向いていない人の特徴

パーソナルトレーナーはやめとけと言われる理由3選!その将来性も合わせて解説

パーソナルトレーナーに向いていない人の特徴は次の3つです。

・自己中心的
・自らの体型や健康に自信がない
・楽観的

それぞれについて解説します。

自己中心的

パーソナルトレーナーは、お客様一人ひとりに寄り添ったマンツーマンの指導を行うため、自己中心的な人は向いていません。お客様のニーズや意見を尊重し、それに応える姿勢が大切です。

自らの体型や健康に自信がない

パーソナルトレーナーは、お客様の体型や健康のサポートもする仕事です。そのため、自らの体型や健康に自信がない人は、お客様に自信を持って指導ができないでしょう。

お客様から信頼を得るためにも、自らの体型や健康を維持することが大切です。

楽観的

パーソナルトレーニングは、お客様の目標達成に向けて、多くの困難や挫折を乗り越えていく必要があります。

そのため、楽観主義の人は、困難や挫折に直面したときに、お客様に親身な対応ができない場合があります。

パーソナルトレーナーの将来性

健康志向の高まりにより、ダイエットや健康維持、筋力アップなど、さまざまな目的でパーソナルトレーニングを受ける人が増えています。

また、フィットネス業界の拡大により、パーソナルトレーニングを提供している施設が多くあります。そのため、パーソナルトレーナーの需要も高まるでしょう。

ただし競合相手も増えるため、将来性を考えると、ほかとの差別化がいかに図れるかが大切になります。専門性の高い知識や技術を身につけたり、お客様のニーズに特化したサービスを提供するなどしたりするといいでしょう。

パーソナルトレーナーの魅力

パーソナルトレーナーは大変な部分もありますが、もちろん魅力もあります。その最も大きなものといえるのが、お客様の身体の悩みや不安を解決してあげることができることです。

「筋肉が全然なくて悩んでいた」「体重がどうしても減らなくて、糖尿病予備群と言われた」「理想の体型を実現してみたい」など、人はさまざまな身体の悩みをもっています。パーソナルトレーナーはその悩みに寄り添い、マンツーマンで指導することで悩みを解決してあげる力をもっています。

お客様から、「悩みを解決できました」と言われたときの喜びは、パーソナルトレーナー冥利に尽きるでしょう。パーソナルトレーナーは、お客様の「人生の一部にかかわれる」職業の1つといえます。

お客様の身体の悩みを解決したいならパーソナルトレーナーを目指してみよう

パーソナルトレーナーは、今後需要が高まると思われますが、競合相手も増えるでしょう。収入が安定しなかったり、お客様対応が大変だったりするため、楽な仕事ではありません。
パーソナルトレーナーは「特別な資格がなくてもできる仕事だから目指す」という安易な考えはやめましょう。

しかし、「対人仕事が好き」「トレーニングが好き」「自分の身体に自信がある」、そして「人の身体の悩みを解決するのが好き」という人にはとても向いている仕事だといえます。
お客様の身体の悩みや不安を解決したいと思う人は、ぜひパーソナルトレーナーを目指してみてください。

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加藤真太郎

加藤真太郎

理学療法士/ダイエットインストラクター/姿勢改善アドバイザー
回復期の病院で8年間勤務し、その後は養成校の教員として働いている。副業として介護・医療分野を中心にライター業、筋トレ関連のブログ運営を行っている。プライベートでは3児の父親であり、日々子育てと仕事に奮闘している。

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