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作業療法士におすすめの本・参考書5選!~精神・発達障がい領域~

公開日:2022.01.17

【精神・発達障がい領域編】作業療法士におすすめの本を紹介!新人からベテラン向けまで

文:田口 昇平
(作業療法士、福祉住環境コーディネーター2級)

作業療法士として効果的なリハビリを実施するため、専門書を活用して最新の知見を学ぶ機会は多いことでしょう。しかし、多くの種類があり、どれを選べば良いのか迷うことがあるかもしれません。

領域ごとに役立つ本の種類が異なりますが、今回は「精神・発達障がい領域の作業療法士に役立つおすすめの本」を紹介します。

精神・発達障がい領域の作業療法士は、リハビリに集団活動や遊びを利用したり、進学や就労支援に携わったりと、幅広い知識や技術が求められます。それぞれの領域の新人向け、ベテラン向けなど経験に合わせて選びたい本をまとめました。

精神障がい領域に役立つおすすめの本2冊

精神障がい領域の作業療法では、統合失調症や気分障がい、アルコール・薬物依存といった疾患の知識が必要です。それに加え、リハビリとして集団活動をどのように展開していくか、治療環境を設定・運営する技術も求められます。

また、近年は「精神障がい者の雇用率が高まっており、作業療法士も就労支援に関するスキル」が求められます。精神障害領域に役立つおすすめの2冊を選定しました。

【新人向け】精神科作業療法の理論と技術(メジカルビュー社)

精神科作業療法の理論と技術(メジカルビュー社)
近年、精神障がい領域のリハビリは、入院医療中心から地域生活中心に変わってきています。それに伴い、「医療機関でのリハビリだけでなく、患者さんが家庭や職場・地域コミュニティで生活できるようになるための支援」が求められています。

『精神科作業療法の理論と技術』は、精神障がい者に対する作業療法の理論を解説するとともに、医療機関や地域で作業療法士がおこなうべき基本的なリハビリを網羅した一冊。

精神障がい領域で働く現役の作業療法士22名が執筆しており、患者さんに良質なリハビリがおこなえるようになる実践書として新人作業療法士におすすめです。

書籍の詳細ページ

メジカルビュー社|作業療法士|精神科作業療法の理論と技術

【集団療法関連】ひとと集団・場【新版】治療や援助、支援における場と集団のもちい方(三輪書店)

ひとと集団・場【新版】治療や援助、支援における場と集団のもちい方(三輪書店)
精神障がい領域の作業療法では、リハビリの方法として集団療法を用いるのが特徴です。患者さんは集団療法を通して、不安感やストレスをやわらげたり、人との関わり方を学んだりします。

「ひとと集団・場」は、人が集まる意味合いや集団療法の目的・作業療法士による集団療法の運用方法を紹介した一冊です。安心感や自己受容・他者からの承認・他者との協力などについて書かれています。

この本を読めば「自分の担当患者さんは人との関わりで何を身につける段階なのか」など、患者さんにとって効果的な集団療法を選択できるようになるでしょう。

精神科病院や精神科デイケアといった臨床現場で集団療法に関わる作業療法士には、ぜひ一読していただきたい良書です。

書籍の詳細ページ

三輪書店オンラインショップ / ひとと集団・場【新版】治療や援助、支援における場と集団のもちい方

発達障がい領域に役立つおすすめの本3冊

発達障がい領域の作業療法では、病態や障がい像を評価したり、子どもの発達段階を把握したりするとともに、本人や保護者が生活しやすいように家庭・社会生活での支援が求められます。

そのため作業療法士は「子どもたちの興味・関心を惹きつける遊びを取り入れながら、日常生活動作や社会的適応能力の獲得を支援すること」が大切です。

発達障がい領域に役立つおすすめの3冊を選定しました。

【新人向け】子どもの能力から考える 発達障害領域の作業療法アプローチ 改訂第2版(メジカルビュー社)

子どもの能力から考える 発達障害領域の作業療法アプローチ 改訂第2版(メジカルビュー社)
発達障がい領域では、子どもの発達段階や素質・発育環境などを評価しながらリハビリをおこなう必要があります。また、子どもの能力を引き出すには、楽しさやおもしろみをリハビリに取り入れることが重要です。

『発達障害領域の作業療法アプローチ』は、”食べること””仲間と過ごすこと””動きすぎてしまうこと”など、発達障がい領域で問題となりやすいテーマを章立てし、それぞれの問題に対する評価やリハビリ方法を解説しています。

子ども達の支援に悩んでいる若手作業療法士が、発達障がい児に対する作業療法の基本を学ぶためにおすすめの一冊です。ベテラン作業療法士の視点や思考を吸収できるでしょう。

書籍の詳細ページ

メジカルビュー社|作業療法士|発達障害領域の作業療法アプローチ

【リハビリの進め方について】ゆっくり発達している子どもが輝く 遊びの処方箋(株式会社シービーアール)

株式会社シービーアール

発達障がい児は肢体不自由や精神運動発達遅滞などにより、発達に必要となる遊びの機会を失いがちです。

『ゆっくり発達している子どもが輝く 遊びの処方箋』は、子どもの発達過程を解説するとともに、遊びを通して発達障がい児が経験を高める工夫が掲載されています。

例えば、集団行動が苦手な障がい児に対しては、部屋の入り口におもちゃを置いたり、無理に集団行動に誘導しないようにしたりなど。本人の意思や気持ちを尊重しながら、遊べる工夫が学べます。

うまく子どもの能力を引き出せるのかと、リハビリの進め方について悩んだときに、参考にしてみてはいかがでしょうか。

書籍の詳細ページ

ゆっくり発達している子どもが輝く 遊びの処方箋|株式会社シービーアール

【発達サポート関連】苦手が「できる」にかわる! 発達が気になる子への生活動作の教え方(中央法規)

苦手が「できる」にかわる! 発達が気になる子への生活動作の教え方(中央法規)
発達障がい児は、運動が苦手であったり、手先が不器用であったりするケースが多く見られます。そのため、作業療法では障がい児や保護者に日常生活動作の方法を指導する時間が設けられます。

『発達が気になる子への生活動作の教え方』は、発達障がい児の日常生活動作の評価やリハビリ方法を解説した本です。スプーンの使い方やトイレの仕方といった「基本動作」が32項目、文房具の使い方や学習教材の扱い方といった「学習」が16項目、歩くやジャンプ・スポーツといった「動き・遊び」が29項目掲載されています。

作業療法士として、発達障がい児の学ぶ機会をつくり、発達をサポートできるようになる一冊です。

書籍の詳細ページ

苦手が「できる」にかわる! 発達が気になる子への生活動作の教え方 | 教育・心理 | その他 | 商品情報 | 中央法規出版

幅広い知識・技術を学び、患者さんの日常生活と社会参加を支援しよう

精神・発達障がい領域で対象となる患者さんは、乳幼児から中年まで年齢層が幅広く、対応範囲も異なります。日常生活のサポートはもちろん、ケースによっては進学や就労支援が必要でしょう。

患者さんが求めるリハビリをおこなうために、作業療法士として日常生活から社会参加までを支援できる幅広い知識・技術を身につけたいですね。

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参考

令和2年障害者雇用状況の集計結果(厚生労働省)

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田口 昇平

田口 昇平

作業療法士/福祉住環境コーディネーター2級
2008年に作業療法士免許取得後、東京都内のリハビリ専門病院や特別養護老人ホームなどの施設で医療や介護業務に従事。2018年より、フリーライターに転身。医療介護職の働き方や働きやすい労働環境づくりなど、幅広いテーマで執筆。心理学・脳科学分野の書籍を愛読し、学んだ内容をブログやSNSで情報発信している。

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