【レシピ】簡単ごはん編:ヘルシーおもてなし料理「アクアパッツァ」
公開日:2024.01.12
レシピ・文:篠塚明日香(管理栄養士)
調理も簡単でヘルシーなアクアパッツァは、ちょっとしたパーティーのメニューにもぴったりです。アクアパッツァは白ワインで魚介を煮る料理で、ずばり「イタリア版の水炊き」ともいえます。魚介のほかには、パプリカやきのこ類、ハーブなどを加えても相性がよく、それらを煮込むことでたくさんの食材の旨味が凝縮したスープも楽しめます。
年末に向けては、どうしても肉やケーキなどハイカロリーなメニューを食べる機会が増えますが、魚、野菜、ハーブ、オリーブ油を使うアクアパッツァは、比較的低カロリーでダイエッターでも楽しめるメニューであるといえます。また、旨味の決め手となるアサリには、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれており、1年間頑張って疲れた体を癒やしてくれます。
今回は、とてもシンプルなアクアパッツァのレシピを紹介します。好みで追加の具材を加えて食卓を華やかにしてください。
ヘルシーおもてなし料理「アクアパッツァ」
調理時間の目安 約15分
栄養価 エネルギー136kcal、たんぱく質16.8g、脂質4.3g、カルシウム55㎎、鉄1.7g(ひとり分:166gあたり)
材料(仕上がり:ふたり分)
- ・タラの切り身 2枚(タイ、サバ、アジなどでも可)
- ・あさり 180g
- ・ミニトマト 6個
- ・白ワイン 50cc(料理酒でも可)
- ・水 50cc
- ・にんにく 1片
- ・オリーブ油 小さじ2
- ・パセリ 適量
- ・塩 小さじ1/2
作り方
➊タラに塩を振って約10分おき、キッチンペーパーで水気を拭き取る。にんにくとパセリはみじん切りに、ミニトマトは1/2にカットする。アサリは、砂抜きしたら殻をこすり合わせてよく洗う。
➋深めのフライパンにオリーブ油を入れて中火で熱し、タラを入れて両面に焼き色をつける。フライパンの端に、みじん切りのにんにくを加えて香りが出るまで炒める。
➌➁にミニトマト、アサリ、白ワイン、水を加えて蓋をし、アルコール分を飛ばしながらアサリの口が開くまで強中火で3分くらい加熱する。口が開いたら、弱火にしてさらに3分くらい蒸し煮にする。
➍汁ごと皿に盛りつけて、パセリを散らし完成。皿に盛りつける際、魚の身が崩れやすいので注意。
アレンジ・補足
●切り身ではなく、一尾丸ごとで調理しても美味しい。
●ミニトマトの代用でドライトマトを使ってもいい。
●工程➁でパプリカ、ブロッコリー、きのこ類、ムール貝、ブラックオリーブ、ケーパー、アンチョビなどを加えると、より華やかで本格的になる。
●パセリの代用でオレガノ、タイム、バジルなどもよく合う。
篠塚 明日香
管理栄養士・分子栄養学カウンセラー
1977年、茨城県に生まれる。管理栄養士、分子栄養学カウンセラー。東京家政大学短期学部栄養科卒業後、老人介護保健施設での給食管理の実務を経て管理栄養士となる。
現在は、フリーランスとして分子栄養学のセミナー開催やエステサロンでのダイエット指導、企業商品の考案などにも携わる。
所属:合同会社スリップストリーム
プロフィール写真:櫻井健司
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