【レシピ】腸内環境編:おなかの調子を整える「アジのさんが焼き」
公開日:2023.06.06
レシピ・文:篠塚明日香(管理栄養士)
おなかの調子がなんとなくよくないとき、見直したいことのひとつとして、食事で摂取している油の種類や質の見直しがあります。加工食品や揚げ物、肉に偏った食事になると、オメガ6(リノール酸)という種類の油や酸化した油をとり過ぎてしまい、腸内環境を悪くすることがあります。腸の粘膜が炎症したり、悪玉菌が増えたりしやすくなるので、その結果、腹痛、下痢、便秘をしやすくなります。
そこで意識して摂取したいのが、EPAやDHAといったオメガ3という油です。オメガ3には腸粘膜の炎症を抑える働きがありますが、主に青魚に豊富に含まれていて現代人が不足しがちな油です。今回は、特に6月~7月頃に味がよくなるとされる、アジをつかったレシピを紹介します。
お腹の調子を整える「アジのさんが焼き」
調理時間の目安 約20分
栄養価 エネルギー 240kcal、たんぱく質30.5g、EPA450㎎、DHA855㎎(ひとり分:170gあたり)
材料(仕上がり:2人分)
- ・アジ3枚おろし 3尾分(約300g)
- ・長ネギ 1/3本
- ・しょうが スライス2枚
- ・味噌 小さじ2
- ・大葉 8枚
- ・酒 小さじ1
- ・米油 小さじ2
- ・レモン 1/2個
作り方
➊アジは皮をひき細かく切る。長ネギとショウガはみじん切りにする。
➋まな板の上で、①と味噌を混ぜて、粘りが出てまとまるくらいまで包丁でよく叩く。
➌②に酒を加えて軽く混ぜる。
❹8等分にして縦長に丸め、大葉で包む。
❺フライパンに米油を入れ、弱火~中火で両面をそれぞれ3分くらいずつ焼く。
❻皿に盛り、くし切りのレモンを添えて完成。
アレンジ・補足
●アジはスーパーで新鮮なものを3枚おろしにしてもらうといい。刺し身を利用すると簡単に調理できる。
●②の工程で、みょうがのみじん切りを加えてもよく合う。
●新鮮なアジが手に入った場合は、酒は入れなくてもいい。

篠塚 明日香
管理栄養士・分子栄養学カウンセラー
1977年、茨城県に生まれる。管理栄養士、分子栄養学カウンセラー。東京家政大学短期学部栄養科卒業後、老人介護保健施設での給食管理の実務を経て管理栄養士となる。
現在は、フリーランスとして分子栄養学のセミナー開催やエステサロンでのダイエット指導、企業商品の考案などにも携わる。
所属:合同会社スリップストリーム
プロフィール写真:櫻井健司
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