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【レシピ】簡単レシピ編:失敗しない! ふわふわ「かきたま汁」

公開日:2024.02.27

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レシピ・文:篠塚明日香(管理栄養士)

心身ともにほっとする味わいのかきたま汁は、季節を問わず食べたくなる癒し系スープ。ベースを鶏出汁にしてごま油やニラを加えれば中華風に、ベースをかつお出汁にして三つ葉や梅干しを加えれば和風にと、いろいろとアレンジしやすいのも特徴です。

そんなかきたま汁は、食欲がないときでも卵をするりと食べることができる栄養価の高いメニューでもあり、レパートリーに加えておきたい一品でしょう。

かきたま汁の美味しさは、なんといってもふわふわ卵が決め手です。しかし、実際につくってみると、卵が固くなったり、汁が濁ってしまったりといった経験がある人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「失敗しない」基本的なかきたま汁の作り方のコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

失敗しない! ふわふわ「かきたま汁」

難易度 ★★☆☆☆
調理時間の目安 約10分
栄養価 エネルギー56kcal、たんぱく質4.5g、脂質1.4g(ひとり分:267gあたり)

材料(仕上がり:ふたり分)

  • ・卵 1個
  • ・だし汁 500ml
    • 水600ml(蒸発分100ml)、昆布5×5センチ(5g)、削り節20g
    • または、
    • 水 500ml、和風顆粒出汁 小さじ1と1/2
  • ・三つ葉 5本
  • ・醤油 小さじ1
  • ・塩 小さじ1/2

【水溶き片栗粉】

  • ・片栗粉 小さじ1
  • ・水 小さじ2

作り方

➊ 卵を割ってボールに入れ、卵黄と卵白がしっかり馴染むまでよくかき混ぜる。三つ葉は2cmくらいにカットする。

➋だし汁をつくる(顆粒出汁を使う場合は、沸騰したお湯に顆粒出汁を入れるだけでOK)。昆布の表面を軽く拭き取る。鍋に水と昆布を入れて中火にかけ、沸騰直前に取り出す。昆布は火にかける前に30分くらい水に浸しておくと、濃い出汁が取れる。

❸➁に削り節を加える。沸騰させない温度で、アクを取りながら2分加熱する。火をとめたら、削り節をアミですくうか、キッチンペーパーでこす。
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❹➂のだし汁に、醤油、塩を加える。

❺いったん火を止めたら、水溶き片栗粉を少しずつ入れてとろみをつける(火にかけたまま一気に入れるとダマになるので注意)。再び火にかけて沸騰直前まで沸かし、片栗粉を加熱することで粉臭さを取る。

❻沸騰直前の温度で、①の卵液を細く、素早く流し入れる。すべての卵液を加えたら、火を少し強くして卵に火をとおす。卵に火がとおっていない段階で混ぜると、汁がにごるので注意する。このとき、卵液を加熱し過ぎるとふわふわせずに固くなるので素早く流し入れたほうがいいが、慣れない場合は穴じゃくしを使うとやりすい。

➐火をとめて、三つ葉を加えたら汁椀に盛りつけて完成。

アレンジ・補足

●顆粒出汁を使うと手軽に調理できるが、昆布と削り節で出汁を取るとより本格的な味わいになる。

●出汁をしっかりと濃く取ると、薄味でも美味しく仕上がる。

●必ず先に、片栗粉でとろみをつけてから溶き卵を入れる。この工程によって、だし汁の比重が大きくなり、卵が沈まずにふわふわとした汁をつくることができる。

●④の工程で、すりおろしたとろろ芋やかまぼこ加えても美味しい。

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篠塚明日香

篠塚 明日香

管理栄養士・分子栄養学カウンセラー

1977年、茨城県に生まれる。管理栄養士、分子栄養学カウンセラー。東京家政大学短期学部栄養科卒業後、老人介護保健施設での給食管理の実務を経て管理栄養士となる。
現在は、フリーランスとして分子栄養学のセミナー開催やエステサロンでのダイエット指導、企業商品の考案などにも携わる。

所属:合同会社スリップストリーム
プロフィール写真:櫻井健司

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