理学療法士に多い6つの退職理由|自分に合う職場を見つけるコツも

最終更新日:2021年12月21日
 公開日:2021年10月25日

理学療法士(PT)は、患者さんに対して運動機能回復に向けた基本的な動作のリハビリテーションを主に行う職業です。病院・クリニックなどの医療分野、介護施設などの福祉分野はもちろん、スポーツ分野などでも活躍できます。

あらゆるフィールドで活躍できる理学療法士だからこそ、理想通りの働き方ができずに辞めたいと考えてしまう方も中にはいます。では、理学療法士の主な退職理由には、一体どのような理由が挙げられるのでしょうか。

今回は、理学療法士の主な退職理由を、新人・ベテランの方別に合計6つ紹介します。さらに、理学療法士の向き・不向きや理想の職場を見つけるポイントも紹介しますので、退職・転職を考えている理学療法士の方へ参考になれば幸いです。

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【新人】理学療法士の主な退職理由

新人理学療法士は、業務内容や仕事の進め方など、覚えることが多々あります。やりがいを感じながら働く新人理学療法士がいる一方で、新人ならではのストレスや負担により辞めたいと感じてしまう新人理学療法士もいらっしゃいます。

新人理学療法士の退職理由には、下記が挙げられることが多いです。

  • ・給料の悩み
  • ・スキルの悩み
  • ・仕事内容の悩み

ここからは、それぞれの退職理由をより詳しく解説します。仕事を辞めたいと感じている新人理学療法士の方へ参考になれば幸いです。

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給料が思っていたより低かった

新人理学療法士の方は、勉学や国家資格の取得を経て慌ただしい日々を過ごしていることと思います。
しかしながら、理学療法士は他医療系国家資格を持つ人に比べて、月収が低いというデータもあり、想像よりも給料が低いと感じる方も。

職種 月収
介護福祉士 約34万円
看護師 約34万円
理学療法士・作業療法士
言語聴覚士・視能訓練士
約29万円

(出典:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」/
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/20/dl/r02gaiyou.pdf)

上記表の通り、理学療法士の月収は約29万円であることに対し、介護福祉士や看護師は約34万円と、5万円の差があります。月5万円の差は決して少ない額ではないため、同業界で働くスタッフと比較すると悩むこともあるかもしれません。

仕事のモチベーションを上げるためにも、給料ははずせない項目になり得ます。予想に反して給料が低いと感じ、退職を決意することも実情としてあります。

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スキル不足を感じた

理学療法士の具体的な仕事内容は、事故や病気により身体機能が低下した患者さんのリハビリ業務です。理学療法士が行う理学療法には、運動療法・物理療法に分けられ、各療法にも不自由が生じている箇所に応じたあらゆる治療方法が存在します。

理学療法士はチーム医療で業務に取り組みながら、プログラムに沿ってリハビリを行うことが基本です。新人の間は全てのリハビリ業務に慣れているわけではなく、少なからず得意不得意と感じるポイントもあるでしょう。

各チームが連携して組んだプログラムに沿って進めているつもりでも、患者さんの成長の成果が見られなかった場合、「自分のスキル不足で患者さんが機能回復に至らなかった」という考えも持ってしまいかねません。

このようにスキル不足を感じた新人理学療法士が、やがて仕事に対する意欲やモチベーションが低下してしまうことで退職を選ぶことも少なくないのです。

自分の求める仕事内容と違った

理学療法士には、さまざまな活躍フィールドが存在します。職場によっては、身体機能回復を図るリハビリ業務だけでなく、介護領域の業務をメインとすることもあるでしょう。特に、高齢者向け介護施設で働く理学療法士によくあるケースです。

患者さんに対して、運動機能回復に向けた基本的な動作のリハビリを行うことを求めていた理学療法士にとっては、自分の求める働き方とのギャップが生じることとなります。「自分の求めていた仕事内容と違った」と感じた理学療法士が、理想の働き方ができる職場に転職するケースも少なくありません。

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【ベテラン】理学療法士の主な退職理由

経験の長いベテラン理学療法士は、専門知識も十分に持っており、職場環境にも慣れている方がほとんどかと思います。中には新人の教育指導を担当する方もいらっしゃるでしょう。

その中でも、ベテラン理学療法士の主な退職理由としては下記が挙げられます。

  • ・体力の悩み
  • ・身体負担の悩み
  • ・ワークライフバランスの悩み

次に、それぞれの退職理由を詳しく解説します。「同じ職場で長く勤務してきたものの、最近は辞めたいと感じている」というベテラン理学療法士の方にも参考になれば幸いです。

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体力的にきつかった

理学療法士は、患者さんの身体を持ち上げるなどして、リハビリ・サポートを行います。どれだけ手慣れているベテランの理学療法士であっても、日々行う肉体労働がきついと感じる方も多くいるでしょう。

特に、30〜40代以上のベテラン理学療法士は、10〜20代の頃よりも体力的にきついと感じるケースが多々あります。体力的なきつさは仕事のモチベーションを下げることにもなりかねません。

腰を痛めた

前述の通り、理学療法士は肉体労働が多い職業です。体力的なきつさを通り越して、実際に腰を痛めてしまう理学療法士もいます。どれだけ日々行ってきている業務であっても、突然痛めてしまうことは珍しくありません。一度腰を痛めると慢性化もしやすく、一時的に仕事ができなくなる状態に陥ることも考えられます。

また、腰を痛めてしまうと仕事だけでなく私生活もままならなくなることから、思い切って退職を選択する理学療法士もいらっしゃいます。

ワークライフバランスが取りにくかった

男性女性問わず、ベテラン理学療法士の中には、結婚や出産を経て仕事が終わると家で育児が始まるという方も。仕事と育児の両立をしなければならないことももちろん、プライベートの時間を大切にしたいという思いはだれしもあるはずです。

しかし、理学療法士は夜勤や当直などもあり、不規則な勤務シフトになる可能性もあります。人手不足の職場の場合は、週休なしで数日間連勤しなければならないケースもあり、ワークライフバランスが取りにくい職場もあります。

ワークライフバランスが取れないまま働き続けると、仕事のモチベーションや生産性が著しく低下するため、やりがいを感じられず退職を決意するベテラン理学療法士も少なくありません。

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理学療法士は向き・不向きがある?

ここまで、理学療法士の主な退職理由を、新人・ベテラン別に紹介しました。
ここでは理学療法士に向いている方の特徴をご紹介します。
記載する項目に当てはまらなかったり、現時点で「自分は理学療法士に向いていないかもしれない」と感じていたりする方も、決して全員が絶対に向いていないというわけではありません。
理学療法士を志した理由や日ごろのやりがいを思い返すことで、新しい職場でもチャレンジできるはずです。

理学療法士に向いている人
・体を動かすことが好きな人
・コミュニケーションをとることが好きな人
・向上心を以て人と接することができる人
・小さな変化に気づける人
・根気強く物事を進められる人

理学療法士は、患者さんのリハビリ中に理学療法士自身も体を大きく動かすこととなります。前述の通り、体力にきつさを感じたり腰を痛めたりすることも珍しくありません。そのため、体を動かすことが好きな人でなければ理学療法士の仕事は負担を感じてしまうでしょう。

また、理学療法士をはじめとしたさまざまなリハビリ職は、1人の患者さんに対して根気強く行っていくものです。そのため、患者さんと親身に向き合い、根気強くリハビリに取り組めることも重要な要素になるでしょう。

理学療法士が理想の職場に転職するためには?

理学療法士が理想の職場を見つけて、転職を実現させるためには下記のポイントを実践することが重要です。

〇転職先に求める条件をつける
ただ漠然と「ここに転職したい」「こういう職場が良い」という希望を持って転職先を選んでも、失敗のリスクが高まってしまいます。まずは自己分析をして、転職したいと思った理由や転職先に譲れないことを書き出し、転職先に求める条件をつけましょう。全ての条件を完全に網羅した求人はなかなか見つからないケースもあるため、条件に順位をつけてゆっくり決めていくことをおすすめします。

もちろん、転職を決めた理由が、今回ご紹介したようにネガティブな内容の場合もあるかと思います。ただ、そこには「もっとこうしたい」といったポジティブな気持ちがあったのではないでしょうか。

不満の原因を探ることで、自分の仕事への価値観や本当にやりたいことが見えてくるはずです。
転職活動をされるときには、前向きな言葉に置き換えてポイントをまとめておくとよいでしょう。

〇マイナビコメディカルを利用する
コメディカル系就職・転職サイトのマイナビコメディカルでは、全国にいる理学療法士専任のキャリアアドバイザーが、一人ひとりに合った求人をご紹介しています。
まずは情報収集のみでも活用いただけますので、現在抱えている不安なことや心配なことを転職のプロに相談してみてもよいでしょう。

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まとめ

ここまで、理学療法士の退職理由は新人・ベテラン別に退職の理由を見てきました。それぞれ傾向は異なりますが、新人理学療法士は「給料の悩み」「スキルの悩み」「仕事内容の悩み」からくるもの、ベテラン理学療法士は「体力の悩み」「身体負担の悩み」「ワークライフバランスの悩み」からくるものなどが退職理由として挙げられます。

現在の職場を退職して転職を進める場合は、一般的に面接対策を含む転職準備期間に3ヶ月程度は必要となります。特に1人で転職活動を進める際は、わからないことも多くつまずくこともあるかもしれません。

「スムーズに転職先を選びたい・転職を進めたい」という方や、「1人で転職先を選ぶことに不安がある」という理学療法士の方でも、安心して就職・転職活動を進めることができるよう、マイナビコメディカルがサポートさせていただきます。
転職をお考えの際は、ぜひお気軽にご相談ください!

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