女性の理学療法士(PT)が転職する際のポイント

更新日 2023年02月14日 公開日 2018年05月22日

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毎年の合格者数が1万人前後という規模の医療資格、理学療法士。以前には男性の活躍が目立ったものの、近年、女性の有資格者も増えています。理学療法士の仕事そのものに、大きな男女差はないものの、ライフステージの違いなどによって、求める働き方が異なるかもしれません。特に、女性が転職を考える場合には、結婚や出産といった生活の変化も考えておきたいところ。今回は、女性理学療法士ならではの視点を持って、転職時に確認したいポイントを見てみましょう。

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女性の理学療法士(PT)が転職する際のポイント

1. 女性理学療法士の現状

理学療法士が日本ではじめて誕生したのは1966年のこと。理学療法士協会が発足された当初は、男性の会員が9割でした。しかし、職域の拡大とともにそこから徐々に女性理学療法士が増え始め、2000年には男性12,678人、女性10,625人となり、現在は男女比6:4までになりました。女性の有資格者が徐々に増えてきたことから、少しずつ職場環境も整い、性別によって待遇や仕事内容に大きな差が生まれることもなく勤務できる状況になっています。むしろ、現代においては女性が求められる職域が広がっており、今後ますますの活躍が期待されるところです。

2. 女性の理学療法士が転職を検討する際にチェックするポイント

理学療法士の仕事自体に男女差はないとしても、働き方や勤務条件などにおいて、注目するポイントは異なります。
理学療法士はリハビリテーションや運動を主とする業務であり、体力的にも負担がかかります。肉体面において、月経をはじめ、妊娠や出産といった女性ならではのライフイベントもあり、その点においては、男性と同じ働き方ができるとは限らないのも事実です。女性らしく働ける転職先を探すためのチェックポイントを考えてみましょう。

体力面に不安を感じる職場でないかどうか

理学療法士という仕事は患者さんの身体機能に応じて、運動を処方する仕事であり、自分自身も身体を動かすことは多くなります。とはいえ、一般的な施設で担当する患者さんの数においては、それほど負担はかからないはず。事務的な作業を含めても、平均的な体力があればこなすことはできるでしょう。
ただし、転職先において、担当する患者さんの数が多かったり、残業や勉強会によって休息の時間が少なかったりする場合には、その限りではありません。例えば、月経時に不調を感じやすい人であれば、ハードな業務を担当し続けるのは大変です。自分自身の体力や体調に無理のない働き方ができるかどうかを確認してみましょう。

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希望の勤務形態で働けるかどうか

理学療法士に限らず、女性が転職を考えるタイミングには、結婚や妊娠・出産といったライフステージの変化が関わりやすいものです。ライフスタイルが大きく変わるタイミングでもあり、働き方にもそうした影響が出るのは当然のことといえるでしょう。だからこそ、転職先を選ぶ際には、希望の勤務形態で働けるかどうかは確実にチェックしておきたいところ。例えば、シフト制であっても、日勤だけを希望できる職場もあり、より条件の合う働き方を選ぶと良いでしょう。
結婚を控えて、事前に転職をするのであれば、新居からの交通手段や移動にかかる時間を考えながら、勤務しやすい場所を探すのもポイントです。また、休日の設定も見逃せません。平日に休むのか、土日や祝日の休みを希望するのかによっても、勤務条件が大きく変わります。さらには、転勤があるかどうかも、事前に確認しておきたいところ。将来的なライフプランを考えたうえで、優先すべき勤務条件を考えてみましょう。

女性スタッフが働いているかどうか

以前には、男性中心であった理学療法士の現場。現在では女性の数も増え、さまざまな分野で活躍しています。とはいえ、男性中心の職場では、女性ならではの悩みがあっても相談しづらいものです。そうした不安を抱えないためにも、転職先に女性の同業者がいるかどうかも確認しておきましょう。今は女性スタッフがいなくても、過去に働いていた実績があれば、女性が働きやすい制度が整っているかもしれません。
近年、需要が増えているデイサービスなどの介護施設では、理学療法士が1人しか在籍しない職場もあります。その場合でも、介護士や看護師などの多職種で女性スタッフが活躍している現場であれば、安心感があるでしょう。

産休・育休などの制度についても要チェック

転職先で長く働き続けるためにも、将来に備えた産休や育休制度の有無は大切なチェックポイント。同時に、過去にそうした制度を利用した人がいたかどうかまで確認しておきましょう。制度はあっても、過去の実績がなければ、いざというときに申請しづらい可能性があります。さらには、産休や育休をとったあと、職場復帰をしているスタッフがいれば安心です。制度の有無だけでなく、実際の利用状況を確認できれば、子育てとの両立に理解を示してくれる職場かどうかが見えてきます。
すでに、子育て中の女性で転職を考えているのであれば、時短勤務のような子育て支援についても確認しておきたいところ。勤務先によっては、託児施設が整っているところもあるので、その場合は空き状況についても確認してみましょう。

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女性ならではの特性をいかして活躍できる職場とは

待遇にあまり男女差がない理学療法士ですが、女性だからこそ有利に働く現場は多くあります。例えば、女性の患者さんが多い施設や病院においては、同性である女性理学療法士の需要が高くなります。リハビリテーションでは、身体に触れながら運動を促す場合も多く、同性同士であれば対応するとき心理的ハードルが低くなるという大きな利点があります。
また、自分自身の経験や、女性だからこそ寄り添えることも。女性特有の悩みとして挙げられる出産後の骨盤のゆがみや身体上の問題、加齢による尿もれの問題などにおいても、女性理学療法士の活躍が注目されています。近年、産婦人科内で理学療法士を雇用するところもあり、排泄系のトラブルから月経困難症、不妊症といった症状に対しての指導を行うニーズも広がっています。

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3. マイナビコメディカルで理学療法士の転職

将来的なキャリアプランを考えた女性の転職では、産休や育休、子育てへの支援といった制度の充実はもちろん、家庭や子育てとの両立に理解のある職場を選びたいところです。しかし、実際に制度を利用した人がいるかどうかといった内部情報については、求人票に記載されることはほとんどなく、情報収集も難しいもの。転職先の候補を絞り込むためにも、より詳しい情報の入手は不可欠です。そこで利用したいのが、転職の専門家であるエージェントの利用です。
マイナビコメディカルでは、理学療法士の転職をサポートしながら、あなたらしい働き方ができるようアドバイスを行っています。希望の勤務条件で働ける職場を見つけるためにも、一度相談してみませんか?

※参考URL
日本理学療法士協会50周年記念サイト http://50th.japanpt.or.jp/trend/
公益社団法人 日本理学療法士協会 http://www.japanpt.or.jp/about/data/statistics/

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