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理学療法士とスポーツトレーナーは何が違う?それぞれの特徴について解説

公開日:2023.01.06 更新日:2023.06.15

「理学療法士とスポーツトレーナーは何が違う?それぞれの特徴について解説」

文:rana(理学療法士)

近年では、プロスポーツチームで働く理学療法士が増え、スポーツ業界でも活躍の場が広がりつつあります。スポーツチームに携わる仕事の一つに、スポーツトレーナーという職種もありますが、理学療法士とはどのような違いがあるのでしょうか。今回は、理学療法士とスポーツトレーナーの違いやそれぞれの特徴について、詳しく解説します。

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理学療法士とは

まずは理学療法士の仕事の特徴について確認しておきましょう。
理学療法士は、病気や怪我などで身体に障害を負った人に対して、歩行や立ち上がりといった基本動作能力の回復を支援するリハビリの専門職です。その手段として、運動療法や物理療法を用いるため、解剖学や運動学、物理学などの専門的な知識を有しています。

スポーツトレーナーとは

一方でスポーツトレーナーとは、スポーツに参加する人に対して、最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、怪我の予防やコンディショニング、トレーニング指導などを行う専門職です。スポーツトレーナーは主に以下の種類に分けられます。

アスレチックトレーナー

選手の怪我に対して、応急処置や復帰に向けたリハビリを中心に行うトレーナーです。医療機関とも情報交換を行いながら、選手の早期回復をサポートします。ただし、医療系の国家資格がなければ、治療を行うことはできません。

コンディショニング(フィジカル)トレーナー

選手のコンディショニングを整え、身体機能向上をサポートするトレーナーです。トレーニングメニューの計画を立てたり、ウォーミングアップやクールダウンの指導を行ったりします。

ストレングストレーナー

選手の競技パフォーマンスを向上させるために、基礎体力や身体機能を向上させるサポートをするトレーナーです。主に筋力トレーニングやサーキットトレーニングメニューの立案と指導を行います。

メディカルトレーナー

怪我を負った選手の機能回復をサポートし、復帰に向けてトレーニングメニューを立案していくトレーナーです。医療施設とも連携を取りながら、具体的なリハビリメニューを組み、日常生活のアドバイスなども行います。

理学療法士とスポーツトレーナーの違い

理学療法士とスポーツトレーナーは、ともにスポーツ選手の身体ケアに携わり、身体機能向上をサポートするという意味では似ている職種かもしれません。しかし、細かく見ていくと、資格や仕事内容、就職先などに違いがあります。理学療法士とスポーツトレーナーの違いについて、具体的にまとめてみました。

資格の違い

理学療法士は医療系の国家資格であり、取得するには指定された養成校で3年または4年間カリキュラムを経た後、国家試験に合格しなければなりません。また、理学療法士として仕事をするためには、資格取得が必須です。
一方のスポーツトレーナーは、民間資格として多くの種類が存在します。取得方法や条件は専門スクールに通ったり、現場での実務経験が必要であったりと、資格によってさまざまです。一般的に、スポーツトレーナーは無資格でも働けます。しかし、実際の現場では、鍼灸師、柔道整復師、理学療法士などの資格取得者がスポーツトレーナーとして活躍しているケースが多い傾向にあります。

活躍の場所の違い

理学療法士が活躍する場所は、スポーツ関連以外にも、病院やクリニック、介護施設、訪問看護ステーションなど、医療機関を含め多岐にわたります。もちろん、数としては少ない傾向にあるものの、プロスポーツチームのトレーナーとして活躍している理学療法士もいます。一方で、スポーツトレーナーはプロや実業団チームと専属的に契約をしたり、スポーツジムやフィットネスクラブに就職したりするのが主になります。

仕事内容の違い

理学療法士の主な仕事内容は、怪我や病気よって障害を受けた人に対し、再び社会的な生活を送れるようにリハビリを行うことといえます。運動療法や徒手療法、物理療法などを用いて、対象者の機能回復を促します。また、リハビリを進める上で必要や書類を作成したり、カルテを記載したりすることも理学療法士の重要な仕事です。
スポーツトレーナーは、怪我の予防、スポーツパフォーマンスの向上、コンディショニングなどを行い、競技をサポートすることが主な仕事内容です。トレーニングメニューの立案や指導、怪我の応急処置などを行います。

理学療法士がスポーツトレーナーとして活躍するには

理学療法士の主な職場は、医療機関や介護施設になりますが、近年では、プロスポーツチームで活躍する理学療法士も増えています。筆者の知り合いの中には、病院やクリニックで経験を積み、プロチームのトレーナーとして活躍している理学療法士がいます。元々、プロチームのトレーナーになるのが夢で、最初はクリニックや病院で経験を積み、徐々にステップアップをしていたことを覚えています。
理学療法士は治療に携われる国家資格を持つリハビリの専門家ですが、資格取得後にいきなりプロチームのトレーナーになるのは至難の業です。将来的にスポーツトレーナーを目指すのなら、まずは病院やクリニックで経験を積み、人脈を作り、自分をアピールできるように努力することが必要でしょう。経験を積む場所は、スポーツ障害の手術を行っている病院や、スポーツ選手が通院する整形外科クリニックが良いでしょう。

スポーツトレーナーを目指すなら、理学療法士の資格取得もおすすめ

理学療法士とスポーツトレーナーには、資格や活躍する場所に違いはあるものの、共通する部分も多く見られます。理学療法士の資格取得後に、スポーツトレーナーを目指すことも十分可能です。将来的にスポーツだけに特化していきたいのなら、病院やクリニックで働きながらスポーツトレーナーを目指すのも選択肢の一つです。自分の進みたいキャリアと照らし合わせながら検討してみてはいかがでしょうか。

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rana

rana(理学療法士)

総合病院やクリニックを中心に患者さんのリハビリに携わる。現在は整形外科に加え、訪問看護ステーションでも勤務。 腰痛や肩痛、歩行障害などを有する患者さんのリハビリに日々奮闘中。 業務をこなす傍らライターとしても活動し、健康、医療分野を中心に執筆実績多数。

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