理学療法士(PT)の面接について

最終更新日:2020年10月1日
 公開日:2018年2月6日

年々理学療法士の人数が増えるにともない、就職が少しずつ難しくなってきていると言われ始めています。そんな中で、目指している就職先に応募者が多くいれば競争となりますし、理学療法士としての考え方以前に社会人マナーで悪い印象を持たれたら心残りになるでしょう。

ここでは面接に向けて気をつけなければならない社会人マナーや質問されやすい項目を挙げ、それぞれのポイントを解説していきます。

1. 社会人マナーはどこでも一緒

<面接前にするべき準備>

面接を受ける病院の基本的な情報を調べる

面接前までに病院の情報を得ることで病院の特徴を知ることができ、自身の志望動機に絡めてアピールポイントを探すことができます。

あなたが整形外科疾患患者に対して数多く理学療法を施行したいと考えている場合、たとえば、病院のホームページに整形外科学会に数多く発表している記録があることや、手術件数が地域一番といった記載を見つけられれば、自身の熱意をアピールすることができるでしょう。

また、実際に病院に訪問し職場を見学させてもらうというのも大切です。職場の雰囲気を知ることができ、上手くいけば直属の上司となる方に話を聞くことができるかもしれません。また病院までの通勤時間を把握するという意味でも見学するメリットはあります。

面接会場には早めに着けるようにする

面接当日に公共交通機関を使う場合などは急な遅延などのトラブルが起きないとも限りません。また、地元から離れていると土地勘がなくなり、迷ってしまって遅れても時間は待ってくれません。心配であれば前日に近くのホテルを予約する、下見に行くなどの工夫は必要です。

なお、面接会場は病院内などのことも多く、あまり早く着きすぎても迷惑がかかる可能性があるので、近くに時間を潰せる場所をチェックしておくことも良いでしょう。

服装、身だしなみ

面接の準備では、服装や身だしなみや持ち物の確認も大切です。どうしても質問の受け答えなどに意識がいってしまいがちですが、面接官の第一印象というのは見た目が大きな割合を占める部分もありますので、髪の毛やスーツのしわ、靴の汚れなどの身だしなみで悪いイメージをもたれないように前日までに余裕をもって準備をしましょう。

2. 理学療法士が聞かれやすい項目ってあるの?

理学療法士だからといって特別な質問があることはまれなようです。専門的な知識を求めている場合は、事前の試験や小論文などに組み込まれており、面接と合わせて確認されることのほうが多いためです。

それでは面接の対策はどうしたらよいのか。それは、やはり、あらかじめ質問されやすい項目を予測しそれに対し、回答を用意しておくというものです。面接を乗り切るために必要な事であり、やはり事前準備が重要ということになります。

ただ、一語一句すべてを暗記しないといけないなどと焦ってはいけません。それは、準備していた質問が必ず来るとは限らず、まったく予想していなかった質問が来ることが多いためです。重要な内容は文章ではなく単語で覚えておく方が、いざというときに話しやすくなるでしょう。

予測不能の質問が飛んできたときに上手く対処するためには、自分の中の興味や明確な目標というものを確立しておく必要があります。それでも答えられない質問が来たときは、無理にごまかさずに「わかりません」とハッキリ伝えるのも一つの方法です。

面接が始まると少しの雑談で緊張を和らげようとする面接官も多いですが、雰囲気に流されてあまり砕けた口調にならず、元気にハッキリと答えることを心がけましょう。そのような態度は面接官もみており、好印象を与えることができます。

ではここからは面接で聞かれやすい項目と、面接官が求めている意図を紹介していきます。

自己紹介

第一印象やコミュニケーション力などをみており、事前に準備しておくと良いでしょう。氏名はハッキリと述べ、簡潔に話すようにしましょう。仕事に関係ない話は避け、その後の質問で詳しく話す方が無難です。

今までの職歴を教えてください

面接管が知りたいことは「入職したら当院へどのような利益をもたらすか?」です。病院側が求めている人材はなんなのかを把握しておくことが大切です。これは事前の情報収集がものをいうと思いますが、自身の経験やスキルが求めるものと合致しているとすれば、アピールポイントとなります。

前職の退職理由を教えてください

前職の退職理由は代表的な質問の一つです。人それぞれさまざまな理由から退職するかと思いますが、ネガティブな退職理由はそれだけで「採用して大丈夫だろうか」という疑念に繋がります。

たとえば「職場が合わなかったから」という理由から推測すると、人間関係の悪化や給与面での不満などがあったのではないかと考えられます。現場のスタッフとうまくやれないと判断されれば、採用される可能性が下がってしまうということです。

スキルアップのためや、結婚などのライフワークバランスの変化のためという理由が一般的な回答にはなるでしょう。前職の不満のみを話すことは、マイナスイメージに繋がりかねません。

当社を志望した理由はなんですか

志望動機は必ず聞かれる内容です。キャリアプランへの考え方や強み、会社への思いなどを確認する場面です。

前職までの経験を活かせる職場であれば、最大限にアピールするチャンスです。「自分の経験を活かして貢献したい」という内容や「他社と比較して、○○が魅力的だった」など、理由が明確であるほど印象は良くなります。

長所と短所を教えてください

強みや弱みとなるものは、必ず面接の場面で聞かれるものです。

長所に関しては、前職での経験を踏まえて伝えるようにしましょう。たとえば「急性期病院でリスク管理を徹底的に学んできたため、訪問リハビリで急変などがあった場合なども適切に対処できると考えています」など、転職先の病院や施設にとって有意義なものであれば印象は良くなります。

短所は面と向かって言いにくいかもしれませんが、自己分析ができる人材かどうかを見極めるという意図があります。「おおざっぱな性格で忘れ物が時折ありますが、業務の最後にノートを付けて改善策をまとめている」など改善するための努力を合わせて伝えるなどが良いでしょう。

何か聞きたいことはありますか

調べた中でわからなかったことや、伝えきれなかったアピールポイントがあれば話すのも一つの方法です。確認したいことがない場合は、「特に質問はありません」と答えても問題はありません。

注意としては、準備不足で質問をすると逆に減点対象になることもありえます。たとえば「従業員は何名ですか?」「賞与は出ますか?」などホームページや募集要項をみれば確認できる内容をあえて質問してしまうと、「よく調べていない、確認不足だ」などのイメージを持たれかねませんので、最後まで気を抜かずにいることが大切です。

まとめ

理学療法士の面接も一般的な内容とそこまで変わらないことがわかったのではないでしょうか。もちろん志望動機などの核となる部分には専門性を活かした答えが求められますが、大事なことは、今までどのような思いや信念で仕事をしてきたか、これからどのような理学療法士になっていきたいかというビジョンをしっかり持っているかどうかという点になるでしょう。

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