理学療法士の給料・都道府県別ランキング|給料を上げる方法も解説

最終更新日:2021年7月19日
 公開日:2021年7月19日

理学療法士は、病気などで身体に障がいがある方に対しリハビリサービスを行い、自立した日常生活を送れるように支援する職業です。
一方で、理学療法士として働いているものの収入が意外と低く、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

理学療法士として平均給与を高めるためには、いくつかのポイントがあります。

本記事では、理学療法士の平均給与・都道府県別の給料ランキング・理学療法士が給料を上げる方法などを解説します。

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理学療法士の給料・全国平均

厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」のデータによると、日本人の平均年収は約430万円とされています。
では、理学療法士の平均年収はいくらでしょうか?

以下は、作業療法士の給料も含む理学療法士の平均給与と、平均年齢・勤続年数のデータです。

■理学療法士・作業療法士の給料
【男女計】
年収:約410万円
月収:賞与含まず約29万円・賞与込み約34万円
賞与:約65万円

■関連する情報
平均年齢:33.3歳(男性33.3歳・女性33.2歳)
勤続年数:6.2年(男性6.1年・女性6.3年)

(出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」/
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html)

理学療法士は医療関係の国家資格ですが、他の医療職と比較すると平均給与がやや低い傾向です。
例えば、厚生労働省のデータによると、医師の賞与を含まない月収は約74万円・薬剤師が約37万円・臨床検査技師は約33万円・看護師は約34万円となっています。

「理学療法士として年収を上げたい」「より給料の高い場所で働きたい」と感じている方は、給料の高いエリアで働いたり、転職をしたりすると良いでしょう。

また、理学療法士の平均年齢は男女合わせて33.3歳と若く、平均勤続年数は6.2年と他の職種よりも年数が短い傾向です。
平均勤続年数が短いということは、逆に言えば、勤続年数を積むほど他の理学療法士と差別化ができ、その分市場価値が高くなると言えます。

【都道府県別】理学療法士の給料ランキング

理学療法士の平均給与は、働くエリアによって大きく異なります。

以下は、理学療法士における平均給与が高い上位10都道府県を示した表です。
「マイナビコメディカル」に掲載されている求人情報を参考に、各都道府県の年収額を推定値で算出しています。

都道府県 平均年収
東京都 約380万~470万円
大阪府 約370万~460万円
愛知県 約380万~450万円
神奈川県 約390万~430万円
北海道 約370万~430万円
滋賀県 約350万~430万円
京都府 約340万~430万円
兵庫県 約340万~415万円
千葉県 約330万~410万円
奈良県 約355万~405万円

理学療法士における平均給与が高い都道府県は、首都圏・関西地域に集中しています。

特に東京都は、10位の奈良県と比較すると平均年収が約25万~65万円高いため、高い年収を得たい方にとっては、就職先としておすすめのエリアと言えます。
一方で、東京都・大阪府などは、家賃など生活費も高くなる傾向にあるため、注意してください。

ただし、都道府県別の理学療法士給料ランキングはあくまでも推定値です。
就職・転職活動を行う際は各求人の情報を比較して応募しましょう。

エリア以外で理学療法士の給料が異なる要因

理学療法士の給料が変化する要因は、エリアの違いだけではありません。
以下は、理学療法士における企業規模別の平均給与データです。

従業員数 平均年収 賞与を含まない平均月収 平均賞与
1,000人以上 約419万円 約29万円 約73万円
100~999人 約401万円 約28万円 約63万円
10~99人 約429万円 約31万円 約56万円

(出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」/
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html)

平均年収が最も高い企業規模は、「従業員数10~99人」です。
従業員数が少ない事業所は、担当者1人あたりに任せている業務範囲が広いため、年収が高くなる傾向にあります。

また、企業規模が「1,000人以上」の企業は平均年収がある程度高く、多くの施設で研修制度や福利厚生が整っています。
そのため、安定志向の方におすすめです。

一方で、企業規模による平均給与の差はそれほど大きくないため、企業規模に固執しすぎず、自分に合った職場を探すことが大切です。

また、以下は理学療法士における男女別の平均年収です。

性別 平均年収 賞与を含まない平均月収 賞与を含む平均月収 所定内実労働時間 超過実労働時間数
男性 約422万円 約30万円 約35万円 160時間 5時間
女性 約394万円 約28万円 約33万円 157時間 5時間

(出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」/
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html)

男女で比較すると、女性よりも男性のほうが平均年収・平均月収ともにやや高い状況です。
ただし、女性の場合は、所定内実労働時間がやや短いことから、雇用形態がパート・アルバイトのほうが多いと推測できます。

そのため、正社員の理学療法士として働く場合は、男女で平均年収の差はほとんどないと言えます。

理学療法士が給料を上げる方法

理学療法士の給料はエリア・企業規模によって異なりますが、どの職場であってもいくつかのポイントを意識することで、平均給与を高めることが可能です。
特に、平均給与を上げるためには「理学療法士としての市場価値を高める」という点を意識してキャリアを積むことが大切です。

以下では、理学療法士が平均給与を上げるための具体的な方法を紹介します。

管理職を目指す

一般的な企業と同様に、理学療法士も管理職にキャリアアップすることで、給料を上げることができます。

ただし、管理職は若い年齢で任命されることが少なく、40代・50代以降に管理職となる場合がほとんどです。
そのため、管理職を目指す場合は、現場で経験を積み、知識や経験を豊富に身に付けることが大切です。

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資格を取得する

理学療法士のキャリアアップに役立つ資格を取得することで、早く管理職になることができたり、転職の際に有利になったりと、様々なメリットがあります。
特に「認定理学療法士」と「専門理学療法士」の資格を取得すると良いでしょう。

認定理学療法士

認定理学療法士とは、日本理学療法士協会が認定している制度で、理学療法士の専門性を高めるために作られた資格です。
認定理学療法士の資格を取得するためには、日本理学療法士協会が提供する新人教育プログラムを修了し、指定研修などに受講することが必要です。

専門理学療法士

専門理学療法士は、理学療法の学問的発展に寄与する研究能力を高めることを目的として作られました。
専門理学療法士になるためには、新人教育プログラムを修了したのち、専門分野を決めて研修活動・論文執筆を行うことで申請が可能となります。

新人教育プログラムを修了してから、認定理学療法士は3年以上、専門理学療法士は6年以上の経過が必要となります。
そのため、資格取得に向けて、早めに新人教育プログラムを履修すると良いでしょう。

転職を検討する

転職することで、現在の職場とは違う経験を積むことができ、条件が良ければ給与を高めることが可能です。

理学療法士として転職を検討する際は、「マイナビコメディカル」の利用がおすすめです。
マイナビコメディカルでは、キャリアアドバイザーによる求人紹介・転職相談などのサポートを提供しています。
登録者だけが閲覧できる非公開求人もあり、年齢不問や未経験可の求人も探すことができます。

転職によって給料を高めたいと考えている方は、ぜひマイナビコメディカルをご利用ください。

まとめ

理学療法士の給料は、日本人全体の平均給料と比較するとやや低いものの、働くエリアによって給料は大きく異なります。
特に首都圏や関西地方、愛知県などは理学療法士の給料が高く、求人数も多い点が特徴です。

理学療法士としての市場価値を上げるためには、管理職を目指し、認定理学療法士
・専門理学療法士などの資格取得に励むと良いでしょう。

転職活動を行う際は、理学療法士の転職に強みを持つ「マイナビコメディカル」をぜひご利用ください。

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※当記事は2020年11月現在の情報を基に作成しています

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