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第13回知らずに使っている「バイト敬語」に注意しよう!

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一般化してきているものもあるが、間違いであることに変わりはない

近年耳にすることも多い「バイト敬語」。学生アルバイトの人がよく使う誤った敬語のことを指しますが、一般化しているものも少なくありません。
けれどもこちらのページを読んでくださっている皆さんの多くは社会人であり、医療人です。バイト敬語を使ってしまうようでは、すぐれた技術や知識を身につけていても、患者さんに「この人で本当に大丈夫なのだろうか?」という不信感を抱かせてしまう可能性があります。患者さんに「私は信頼できるセラピストにリハビリを担当してもらっている」という安心感を持ってもらうためにも、言葉遣いには注意したいところです。

バイト敬語としてよく聞かれるのが「~の方(ほう)」です。「次回の予約の方はどうされますか?」、「書類の方はご確認いただけましたか?」など、「~の方」を入れることによって柔らかさが出るため、丁寧に話しているように感じられます。言葉遣いに自信がない気持ちの表れかもしれませんが、「次回の予約はどうされますか?」、「書類はご確認いただけましたか?」と言うのが正解です。

また「よろしかったでしょうか?」もバイト敬語です。例えば「担当は佐藤さんでよろしかったでしょうか?」は間違い。この場合は「よろしかった」と過去形にしていることに加えて、身内のスタッフに「さん」づけをしている点も間違いなので、「佐藤でよろしいでしょうか?」が正解です。

「~になります」や「どちらにいたしますか」もNG

「~になります」もよく耳にする言いまわし。例えば「受付はこちらになります」は、「これから受付に『なる』(変化する)」わけではないので、「受付はこちらです(でございます)」が正解。同じように「申込書はこちらになります」は「申込書はこちらです(でございます)」が正解です。「~の形になります」も同様。「お待ちいただく形になります」は、お待ちいただく「形」があるわけではなく、変化するわけでもないので×。正しくは「お待ちいただきます」もしくは「お待ちいただくことになります」です。

謙譲語の誤りとしては、「どちらにいたしますか?」があります。「次回の予約は火曜日と木曜日のどちらにいたしますか?」は、「いたしますか」が「する→いたす」という謙譲語なので相手をたてる言葉ではありません。「する」の尊敬語は「なさる」なので、この場合は「どちらになさいますか?」が正解です。

例に挙げた言葉の中には、「うっかり使っていた!」というものもあったのではないでしょうか。患者さんやご家族の方が言葉の間違いについて、指摘することはまずありません。心の中で静かに不信感を募らせるだけです。また、周りの上司や先輩が必ずしも注意してくれるとも限りません。現場の上司の多くはプレイングマネージャーであるため、後輩や部下の言葉遣いにまで気を配る余裕はないことが多いでしょう。むしろ周囲に注意してくれる人がいるなら、とても幸運。言葉遣いは自分自身が意識して直すよう心がけましょう。

村尾 孝子(むらお たかこ)

薬剤師、医療接遇コミュニケーションコンサルタント。
株式会社スマイル・ガーデン代表取締役。
薬剤師として総合病院薬剤部、漢方調剤薬局、調剤薬局で20年以上にわたり調剤、患者応対を経験。管理薬剤師として社員の人材育成に注力する。
現在は医療現場経験を活かし、医療接遇コミュニケーションコンサルタントとして活躍中。

マイナビ薬剤師・連載コラムが書籍化された、
「患者さん対応のプロをめざす! 『選ばれる薬剤師』の接遇・マナー」が
2017年7月19日 同文舘出版より発売。

株式会社スマイル・ガーデン : http://smile-garden.jp/
ブログ「いつもワクワク Always Smiling!」: http://smilegrdn.exblog.jp/


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