東京都の臨床工学技士公開求人・転職・募集情報一覧

東京都の臨床工学技士の求人・転職傾向

東京都で臨床工学技士として働いている方の平均年収は440.1万円で、全国平均の423.4万円と比較すると高い状況です(ただし、年収データは臨床工学技士を含めた「その他の保健医療従事者」の統計値です)。また、東京都における臨床工学技士の求人賃金(月額)は、22.9万~28.9万円となっています。
臨床工学技士の有効求人倍率は、全国平均が1.12倍なのに対して東京都は0.84倍。やや低い傾向にあります。一方で、東京都には病院が630施設、クリニックが12,298施設あり、臨床工学技士として働ける施設が豊富です。そのため、さまざまな選択肢からスキルアップ、キャリアアップを目指した職場を選ぶことができるでしょう。
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※各種数字情報は2022年9月 マイナビ調べによる

東京都の臨床工学技士求人は104件あります。(2024年12月08日更新)
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  • 【東京都】臨床工学技士求人の特徴|主な就職先から平均給与まで 【東京都】
    臨床工学技士求人の特徴|
    主な就職先から平均給与まで

    医療機器と向き合う臨床工学技士は、医療従事者の中でも特殊な仕事です。機器をモニタリングしている姿を見て、孤独な技術専門職というイメージを持っている方もいるでしょう。しかし、臨床工学技士は高度な医療機器を的確に操作して、医師の診療・治療を助ける、現代のチーム医療で欠かすことのできない役割を担っています。

    臨床工学技士の仕事に興味を持っている方の中には、求人市場ではどの程度の需要があるのか気になる方もいるのではないでしょうか。

    そこで今回は、東京都での臨床工学技士求人に見られる特徴や就職先、全国との平均給与の比較を紹介します。

    1. 東京都における臨床工学技士求人の特徴

    医療が目覚ましい進歩を遂げている現在、年々需要が高まっている臨床工学技士は、人工心肺装置や人工呼吸器といった精密な医療機器を扱うスペシャリストです。

    臨床工学技士の主な仕事内容には、以下の2つがあります。

    • ・医療機器を操作して患者の治療を補助する業務
    • ・医療機器が支障なく動作するための保守・点検業務

    臨床工学技士は、生命維持装置の操作・記録・管理を行い、自己血回収装置で患者の血液を清浄化するなど、手術分野で大きな役割を果たしています。また、透析室で人工透析装置の操作やペースメーカーの設定・性能評価・管理業務といった、患者の日常生活を守ることも臨床工学技士の仕事のひとつです。

    人口の多い東京都では、医療設備が充実している大規模病院やクリニックの数が多くあります。そのため、東京都の求人では、医療機器のスペシャリストである臨床工学技士を積極的に募集していることが特徴です。特に東京都では、透析療法を受ける透析患者数が全都道府県トップであるため、透析業務が行えるスタッフとして求められることが多くなっています。

    2. 臨床工学技士の主な就職先とは?

    臨床工学技士の就職先として全国的に多いものは、医療機関です。特に東京都では、病院だけでも600を超える施設数があり、医療機器を操作・点検する専門家の臨床工学技士は、高い需要があります。一般のクリニックでも、血液透析を行える透析医療機器を導入していることが多いため、臨床工学技士として働く上では、医療機関が第一の就職先候補となるでしょう。

    臨床工学技士の主な就職先は、以下の3つに分類されます。

    • ・医療機関(国立病院・大学病院・透析クリニックなど)
    • ・医療機器関連企業(メーカー・商社など)
    • ・専門学校・大学

    上記の他にも、臨床検査技師は医療機器を操作するだけでなく、医療機器について詳しく知っているという理由により、機器販売の営業職として求められることも少なくありません。

    また、臨床工学士は、医療機器の開発メーカーや商社からも求人が出されています。東京都には企業の本社が置かれることが多いため、医療機器の開発メーカーや商社などの企業系求人も少なくありません。
    企業へ就職した臨床工学技士は、アプリケーションスペシャリストという職に就き、営業スタッフと医療機器の操作方法を説明したり、医療機器のトラブルを解決したりします。

    3. 【東京都】臨床工学技士の平均給与

    臨床工学技士の全国的な平均年収は、およそ400~600万円といわれています。一方で東京都内の勤務地で働く臨床工学技士の平均年収は、全国的な平均年収よりも高くなっていることが特徴です。臨床工学技士の初任給は年収300万円前後のため、一般的には年収300万円の求人が多くあります。しかし、東京都では年収350~500万円の求人も少なくありません。

    ただし、臨床工学技士の年収は、夜勤手当や残業手当、昇格手当などの有無や、就職先の違いによって、収入額が異なります。また、病院やクリニックよりも、医療機器メーカーのほうが年収が高いなど、就職先によっても収入額は異なります。

    東京都の医療機器関連企業からの求人は、年収500万円~をモデルケースとしていることもあるため、しっかりと稼ぎたい方におすすめです。

    3-1. 臨床工学技士としてのスキルアップを目指すなら

    臨床工学技士は、臨床工学技士として数年の経験を積むと、「臨床工学技士認定制度」を受験することができます。臨床工学技士認定制度は、臨床工学技士が携わる業務についての知識を深め、専門的技術・技能を習得してスキルアップするためのものです。

    試験内容は、主催団体の違いによって、日臨工認定制度・学会認定制度の2種類に大きく分けられます。

    実施されている認定制度の項目は、主に下記表の13種類です。

    日臨工認定制度 学会認定制度
    ・血液浄化専門臨床工学技士
    ・不整脈治療専門臨床工学技士
    ・呼吸治療専門臨床工学技士
    ・高気圧酸素治療専門臨床工学技士
    ・透析技術認定士
    ・体外循環技術認定士
    ・3学会合同呼吸療法認定士
    ・臨床ME専門認定士
    ・臨床高気圧酸素治療装置操作技師
    ・日本アフェレシス学会認定技士

    認定制度に合格すると、認定制度委員会から認定証・認定カードが発行されます。認定証・認定カードは、臨床工学技士の中でも専門領域を持った資格者であると客観的に証明することが可能です。

    専門領域を重視している職場に就いている場合、資格手当の対象や、昇進検討の材料となります。転職を検討している場合、認定証・認定カードを持っていることで、採用の決定に有利となるでしょう。

    まとめ

    臨床工学技士は、医療機器管理・操作を行う医療技術者であり、高度医療を提供している現代では需要の高い職業です。

    東京都内では、病院や透析クリニックといった医療機関からの求人募集が多く、医療機器メーカーからの求人も一定数あります。そのため、東京都で働く臨床工学技士の年収額は全国平均よりも高く、特に医療機器メーカーで働くことでしっかりと稼ぐことができるでしょう。

    東京都で臨床工学士として働く際は、専門領域の認定証・認定カードを持っていると、手当がもらえたり昇進できたりするなど、さまざまな面でスキルアップすることができます。すでに臨床工学技士として働いている方は、臨床工学技士認定制度を受験し、高収入を狙いましょう。