多職種連携とは?リハビリセラピストがチーム医療で意識したい役割
公開日:2018.06.18 更新日:2023.05.25
患者さんの日常生活動作(ADL)の向上や早期退院には、リハビリ時間以外の関わり方がとても重要です。患者さんを共に担当する多職種との連携があってこそ、リハビリの効果が高まるというもの。
今回は理学療法士や作業療法士にとって、特に連携の必要な主治医や看護師について、上手なつき合い方を考えてみましょう。
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多職種と連携する必要性・重要性について
セラピストを含め、病院や医療現場で働く医療関係者が共通して目標としているのは、入院患者さんの早期回復でしょう。その中で、患者さんの動作面を主に治療し、改善を目指すのが理学療法士や作業療法士の仕事です。
しかし、限られたリハビリの時間だけで、患者さんのすべての症状を改善に導くことは難しいもの。日々変わる患者さんの症状や病態に合わせた対応が必要となります。
もし熱発や、疼痛(とうつう)の増悪、栄養状態の悪化などを知らずに対応してしまえば、リハビリの効果を最大限に発揮することはできません。患者さんの早期回復を目指すためにも、多職種と密に連絡・連携をとり、スピーディーに個々の問題点を解決することが不可欠なのです。
とはいえ、相手によっては、上手にやり取りができなかったり、意図が伝わらなかったりすることもあります。なかでも、特に連携が必要な医師や看護師との関わり方や役割について以下でお伝えします。
医師と連携するポイント
リハビリは医師の指示のもとで開始されます。特に整形術後の患者さんには、安静度や荷重開始時期など、主治医との密な連携が必要です。しかし医師は忙しく、時間に追われていることが多いため、質問があれば要点をまとめ、手短に伝わるような工夫を行いましょう。
医師のおおよその勤務状況やスケジュールがわかっている場合、休み明けの午前中や外来診療時間といった忙しい時間は避けるのがポイントです。緊急性がないのであれば、カルテを通して連絡をとるのも一つの手です。
また、担当する患者さんの疾患について、可能なら知識を深めておくとよいでしょう。医師に「おっ! こいつはよく勉強しているな」と思わせることができればしめたもの。今後、話を聞いてもらいやすくなるかもしれません。
さらに意識するならば、リハビリの進行状況を医師に報告することも大切です。カルテ等で情報共有することもできますが、患者さんの退院に関わるようなADLの変化があった場合は、早い段階で医師に直接連絡することで、信頼関係が築きやすくなります。
看護師と連携するポイント
看護師は医師と違って、一人に集中して連携をするというわけではありません。とはいえ、全員に報告するのは無理があるため、各病棟に、何人か話しやすい人を見つけておくとよいでしょう。
また日ごろから患者さんの動作・介助方法など、看護師が困っていることがあればアドバイスをし、手助けをしておくことで、リハビリからの要望も伝えやすくなります。
看護師は患者さんの動作に対する意欲や、病棟で行うべきADLについての情報も求めているため、わかることはこちらから積極的に伝えることも重要です。他にも、病院主催のイベントに参加し、知り合いになっておくことで、その後の連携もおこないやすくなるでしょう。
連携強化は患者さんのため
多職種との連携強化は、患者さんへの治療スピードを上げ、早期退院につなげることができます。同じ目的を持って同じ職場で働く仲間として、患者さんのためにも情報共有は迅速におこなっていきたいですね。
>>多職種連携は難しい?施設セラピストの座談会記事を読んでみる
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