【理学療法士向け】面接で落ちる原因は?面接時の注意点も解説

更新日 2024年02月06日 公開日 2024年02月06日

#情報収集 #転職検討/準備 #面接・選考

理学療法士として転職活動を行うなかで、「なかなか面接を通過できない」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。面接で落ちてしまう主な理由として考えられるのは、自己分析や職場研究といった事前準備の不足や面接当日の立ち振る舞いです。

ただし、そうしたマイナスポイントは、適切な面接対策を行うことでカバーできます。

当記事では、理学療法士が面接で落ちてしまう原因について解説するとともに、面接を受けるときに気をつけるべきポイントを6つ紹介します。希望の職場に転職し、理学療法士として存分に活躍したい方は、ぜひ参考にしてください。

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【理学療法士向け】面接で落ちる原因は?面接時の注意点も解説

理学療法士が面接で落ちてしまう理由は?

理学療法士の面接では、「自分ではうまくやれたつもりなのに、合格に結びつかなかった」というケースも少なくありません。面接で落ちてしまう背景にはいくつかの原因が考えられるため、まずは自分の弱点を知り、面接合格に向けて効果的な対策を行いましょう。

以下では、理学療法士が面接に落ちてしまう主な理由を説明します。

自己分析が不足している

面接で落ちてしまう方に多いのが、自己分析が不足しているケースです。

自己分析で大事なのは、過去の経験を振り返りながら、自分の特性を客観的に分析し、「理学療法士の業務に関連する長所や強み」、あるいは「理学療法士としての理想像につながる長所や強み」を洗い出すことです。

自己分析がきちんとできていないと、面接で「どのような理学療法士になりたいのか」「どういった貢献ができるのか」などの質問をされた際に、あいまいな返答や浅い返答になってしまう場合があります。そうすると、十分なスキルを持ち合わせていても、面接官に効果的な自己PRができないため注意しましょう。

職場について調べていない

志望する職場についての調査が足りていないことも、面接に受からない理由の1つです。

理学療法士には病院・クリニックや介護施設、福祉施設、スポーツ施設など、さまざまな活躍の場があり、目指す分野によって業務内容や必要とされる知識・スキルが異なります。応募先が目指す方向性と合っているかを確認するためにも、Webサイトや職場見学を利用してきちんと職場分析を行いましょう。

また、面接時は志望動機を聞かれるケースが多く見られます。この質問にはミスマッチを防いだり、志望度を確認したりする目的があるため、職場研究で得た知識(経営方針や体制、強みなど)を盛り込んだ上で、共感する部分や働きたい熱意を具体的な言葉で伝えましょう

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立ち振る舞いでマイナスな印象を与えてしまう

面接時の立ち振る舞いでマイナスな印象を残してしまうと、面接で落ちてしまう確率が上がります。

理学療法士は、患者さまや利用者さまとのコミュニケーションが欠かせない職業です。表情や立ち振る舞いは、良好な人間関係を築く上で大きな役割を果たすため、初対面での印象は面接でも重要視されるでしょう。

面接中は緊張から表情が固くなってしまうため、「コミュニケーションがうまくなさそう」「暗そう」などの印象を与えてしまうことがあります。事前に面接の練習をするなどして、自然な笑顔をつくれるように準備しましょう。

また、面接時のあいさつや受け答え、姿勢、書類を渡す所作なども、第一印象を左右する大切なポイントです。部屋に入ったらきちんとお辞儀をする、大きな声でハキハキと受け答えをする、椅子の背もたれにもたれないなど、基本的なマナー(相手への配慮が感じられる振る舞い)を押さえることで、好印象につなげてください。

転職理由がまとめられていない

理学療法士の面接では「転職を考えている理由」を聞かれる場面も多く見られます。

転職する場合はネガティブな理由で退職する場合もあると思いますが、それを伝えてしまうと「同じような問題があればまた辞めてしまうかも」「スタッフとうまくやっていけない可能性があるのでは」などの印象を与えかねません。

転職理由を伝える際はネガティブな表現を避けて、前向きな姿勢をアピールするのがポイントです。人間関係がうまくいかずに転職を考えている場合は、「周囲のスタッフと連携を取りながらチームワークよく仕事を進めたい」と表現するなど、前職で感じていた不満をポジティブな言葉に変換して説明しましょう。「地域密着型の施設で働きたい」「患者さま1人ひとりとじっくり向き合いながらリハビリを提供したい」など、より具体的な転職理由にすると高評価につながります。

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面接で落ちないための注意点6つ

面接で好印象を与えるためには、面接の注意点を把握しておくことが大切です。以下では、採用面接におけるNG行動を防ぐために、理学療法士が押さえるべきポイントを6つ紹介します。

しっかりとあいさつをする

あいさつは社会人として最低限のマナーであり、気持ちのよいあいさつは、その場の雰囲気をなごませる効果があります。特に、入室時のあいさつは第一印象のよしあしを決める大切なタイミングです。緊張を乗り越えて、笑顔でしっかりとあいさつしましょう。

緊張から声が震えたり、かすれたりすることもありますが、面接は希望する職場に自分をPRする絶好の機会。緊張しているからといってマイナスの評価になったりはしないので、「緊張するのは当然」と考えて、普段よりも大きな声で話すことを心がけてください。

面接の時間を守る

就職活動では期日や時間を守ることが何よりも重要です。指定された時間の10分前には到着できるように交通手段やルートを確認し、余裕を持って行動してください。

ただし、公共交通機関を利用する場合は、天候などの理由で遅延する可能性もあります。やむをえない理由で面接の時間に遅れる場合は、遅刻が分かった時点ですぐに応募先に連絡しましょう。その際は、面接に間に合わないことを謝罪した上で、遅れる理由と到着時間をきちんと伝えてください。

遅刻した応募者の面接を当日に行うか、別の日に変更するかは応募先次第です。連絡した後は先方の指示に従いましょう。もし、当日に面接を行ってもらえる場合は、面接を受ける前に再度遅刻を謝罪し、感謝の言葉を伝えるのがマナーです。

受け答えを丸暗記しない

面接当日は、緊張のためにうまく受け答えができない不安がつきまといます。そのため、想定できる質問の答えをあらかじめ用意し、覚えておこうとする人もいるでしょう。しかし、暗記した答えをそのまま話すと、どうしてもセリフっぽくなってしまい、熱意や感情が伝わりにくくなります。

また、回答を暗記していることが面接官に伝わると、「アドリブに弱い」「コミュニケーション能力が低い」といった評価を受ける可能性もあります。

面接で重視されるのは「受け答えがスムーズなこと」ではなく、「熱意や誠意を持って自分の思いを伝えること」です。多少言葉に詰まったとしても、自分の言葉で一生懸命に話すほうが、好印象につながることを覚えておきましょう。

【関連リンク】【理学療法士の面接対策】よくある質問集やポイントを紹介!

会話のキャッチボールを心がける

理学療法士は高いコミュニケーション能力を求められる仕事です。面接官と会話のキャッチボールができる応募者は、高評価につながるでしょう。

「プレッシャーがかかる面接中に、会話を楽しむ余裕はなさそう」という方は、面接官の話をよく聞くことと、自分の言葉で話すことを心がけてください。自分の意見を一方的に話したり、相手の話を聞かずに遮ったりすると会話が続かなくなるため、この2点を意識するだけで、会話はぐんとスムーズになるはずです。

加えて、目を見て話すことや相づちを打って意思表示をすることも、好印象につながるポイントです。

清潔感のある服装にする

身だしなみは、人の印象を左右する重要な要素です。理学療法士は多くの人と接する仕事でもあるため、面接では清潔感のある服装が求められるでしょう。

面接におしゃれ感は求められていないため、当日はスーツを着用するのがおすすめです。男性なら黒やグレー、ネイビーなどのビジネススーツ、女性の場合は落ち着いた色のベーシックなスーツを選びましょう。また、シャツやブラウスは白、ストッキングは肌色をチョイスするのが基本です。

スーツやシャツにシワや汚れがないかも、事前に確認しておいてください。

ビジネスマナーを身につけておく

面接に落ちないためには、ビジネスマナーを身につけておくことも大切です。ビジネスマナーは社会人にとっての一般常識ですが、理学療法士が所属する病院や施設では、マナー講習などの機会がほとんどありません。

近年は、患者さまへのマナー違反が問題になるケースも増えているため、書籍やセミナーを利用してビジネスマナーの基礎を身につけておくとよいでしょう。

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まとめ

理学療法士が面接に落ちてしまう主な原因として、「自己分析や職場分析といった準備が足りていないこと」や、「立ち振る舞いやコミュニケーションがうまくできていないこと」の2つが挙げられます。

面接に臨むにあたっては、想定できる質問の答えをあらかじめ用意し、覚えておこうとする人もいますが、受け答えを丸暗記するのはおすすめできません。面接官との会話が不自然になって、熱意や感情が伝わりにくくなるので、多少言葉に詰まったとしても自分の言葉で熱意を伝えるようにしましょう。面接当日はあいさつや清潔感のある服装に気を配ることも大事です。

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※当記事は2023年5月時点の情報をもとに作成しています

監修者プロフィール

マイナビコメディカル編集部

 

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