【理学療法士向け】内定時の流れや注意点とは|作業療法士・言語聴覚士も必見

更新日 2023年10月31日 公開日 2023年10月31日

#情報収集 #転職検討/準備

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といったリハビリテーションの専門職は、医療施設や介護福祉施設など、さまざまな施設で活躍することが可能です。

ただし、施設の形態により、仕事内容や働き方は大きく異なります。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が理想の働き方ができる施設から内定を得たいのであれば、事前の準備が非常に重要です。さらに、内定後の流れをよく把握しておくと、スムーズに就職・転職活動ができるでしょう。

そこで今回は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士に向けて、内定を得るためにすべきことから内定後の流れ、注意すべきポイントまでを詳しく解説します。

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【理学療法士向け】内定時の流れや注意点とは|作業療法士・言語聴覚士も必見

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が内定を得るためにすべきこと3つ

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が就職・転職活動において内定を得るためには、事前の準備が不可欠です。特に下記の3つについては、重点的に対策しておきましょう。

●志望する施設などの特徴を把握する
●自己分析と業界研究をする
●志望動機を入念に考える

以下では、3つの準備について詳細を解説します。

①志望先の特徴を把握する

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士には、表のように就職・転職先の選択肢が豊富にあります。

分野 就職先の例(一部)
医療 ●病院
●クリニック・診療所
福祉 ●老人福祉施設(入所型・通所型・訪問型)
●医療福祉中間施設
●障害者福祉施設
●児童福祉施設
スポーツ ●スポーツ・フィットネス関連施設
●スポーツクラブ
一般企業 ●医療機器メーカー
●治験コーディネーター
●福祉機器・用具販売企業
行政 ●保健所
●保健センター

ただし、業界によって働き方は大きく異なります。応募先に「なぜそこで働きたいのか」を明確に伝えられるように、業務などの特徴をしっかり把握しておきましょう。

②自己分析と業界研究をする

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が理想の職場で内定を得るためには、自分にとって最適な職場を選んだうえで、応募先の施設・企業に対して自分の強みや長所をアピールすることが重要です。そのためには、あらかじめ自己分析と業界研究を深めておく必要があるでしょう。

自己分析 自己分析とは、自身の経験などを見つめ直して特徴を理解し、目標を明確にすることです。

<自己分析をするメリット>
●就職・転職先に対するこだわりや希望条件が明確となる
●自己PRが容易となる

<自己分析の方法>
●大学・専門学校での実習や資格試験のための勉強を振り返る
●社会人経験を振り返る
●自身の強み・弱みを整理する
●前職の退職理由を明確化する
●今後の目標を設定する

業界研究 業界研究とは、それぞれの業界の情報を集め、特徴を理解して自分の適性を判断することです。

<業界研究をするメリット>
●就職・転職先に対する希望条件が明確となる
●業界に対する理解度が高まる
●転職後のミスマッチによる後悔を防げる

<業界研究の方法>
●業界研究セミナーに参加する
●施設訪問・見学をする
●就職・転職サイトで業界情報を得る

自己分析と業界研究は、どちらも同じくらい重要であり、時間のかかる作業でもあります。余裕をもって行動するためにも、できるだけ早くから始めましょう。

③志望動機を入念に考える

志望動機は、あなたの人となりや熱意を伝えるための重要な項目です。施設・企業の面接官に良い印象を与えるためには、志望動機を入念に考える必要があるでしょう。当たりさわりのない志望動機では、面接官の印象に残りません。

志望動機を考える際は、「理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を目指したきっかけ」と「その施設・企業を選んだ具体的な理由」をまとめることがポイントです。

一例として、病院に転職したい理学療法士の志望動機例を紹介しましょう。

病院に転職したい理学療法士の志望動機例

私は学生時代、けがをして大好きなスポーツができなかったときに、理学療法士の方に機能回復だけでなく精神面でも助けていただいた経験があります。これをきっかけに、患者さまの体だけでなく、不安定になっている精神面もサポートできる理学療法士を目指すようになりました。

今回、転職先を探すなかで、御院の掲げる「患者を第一に考えた医療」という理念に深く共感し、志望に至りました。一人ひとりの患者さまの気持ちをくみ取れる理学療法士として、御院に貢献したいと考えております。

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【理学療法士・作業療法士・言語聴覚士向け】内定を獲得した後の4ステップ

書類選考や面接を経て、内定を得た理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は、応募先に正式な返答を行ったうえで、現在の職場を退職する準備を進めることになります。内定獲得後の流れを詳しく見ていきましょう。

①入社意向の回答期限と契約内容を確認する

応募先の施設・企業から内定を得た際は、一般的に「労働条件通知書」が自宅に送付されます(「内定通知書」「雇用契約書」などの名称となっている場合もあります)。内容を確認したうえで、内定を承諾するか辞退するかを決め、応募先にその旨を回答してください。

入社意向の回答には期限が定められている場合もあります。定められていなかったとしても、相談もなく1週間以上待たせるのは避けるべきでしょう。労働条件通知書・内定通知書・雇用契約書が届いた際は、特に下記の項目をしっかり確認することをおすすめします。

●入社日や試用期間
●就業場所と業務内容
●賃金と諸手当
●始業・終業時間
●休日 など

入社日は、基本的には面接を受けた段階、もしくは内定が出た時点で決定されています。もし、労働条件通知書や雇用契約書に入社日の記載がない場合は、必ず内定先に確認しましょう。

面接や内定の段階で入社日が決まっていなかった場合は、採用担当者と再度話し合って入社日を決めてください。新卒でない限り、ある程度の日程調整が可能なケースも多々あります。

②内定通知に返事をする

内定通知に返事をする場合は、承諾するか辞退するかに関わらず、電話で連絡を入れるのがマナーと言えます。ただし、通知がメールで届いた場合は、メールでも構いません。転職エージェントを利用して内定を得た場合、疑問・不安は担当者に相談するとよいでしょう。

内定を辞退するときは、理由が何であっても具体的には伝える必要はありません。「検討した結果、大変申し訳ございませんが、内定を辞退させていただきます」と簡潔に伝えましょう。

③内定承諾書を返送する

電話などで入社の意向を伝えた後は、内定通知書や労働条件通知書に同封されている内定承諾書に必要項目を記入し、なるべく早めに返送しましょう。

職場によっては「内定承諾書」ではなく、雇用契約書などに捺印・返送することで、正式な入社手続きとなるケースもあります。受け取った書類をよく確認してください。

④退職準備を進める

転職の場合、内定が出て入社日が決定したら、すぐに現在の職場の退職日を決め、退職準備を進めます。入社日までに退職できないような事態を避けるためにも、まずは上司に退職の意思を伝え、引き継ぎを行う必要がある場合はすぐに作業に入りましょう。

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転職にかかる期間も解説

まとめ

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が内定を得るためには、「就職先の特徴を把握する」「自己分析と業界研究をする」「志望動機を入念に考える」の3つが大切です。

内定が出たときは、入社意向の回答期限と雇用契約の内容をよく確認し、適切に対応しましょう。転職の場合は、現在勤めている職場の退職準備も必要になります。

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