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理学療法士におすすめの副業8選!収入とやりがいがアップする働き方とは?2019.09.09

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文:伊東浩樹  理学療法士・ NPO法人 地域医療連繋団体.Needs 代表理事

2019年4月から本格的な施行となった「働き方改革」。副業解禁に向けた取り組みも徐々に広がり、今後ますます副業を始めたいという方も増えることでしょう。
理学療法士として専門的なスキルを発揮しながら、同時に副業をしたいと考える時、どのような働き方があるのか、どんなことに注意すべきなのかを考えてみましょう。

理学療法士が副業を考える理由は「年収」?

理学療法士が、副業を考える理由は人それぞれ。しかし、多くの方にとって、副業を考えるきっかけのひとつに「年収アップ」があるのではないでしょうか?
理学療法士の平均年収は、約407万円(平成28年度、平均年齢31歳、勤続年数5.3年の例)。過去の平均年収と比べると上昇傾向にあるものの、正看護師や臨床検査技師といった職種よりは少ない傾向にあるのも事実でしょう。加えて、大学卒として就職した理学療法士の初任給は、平均よりも高いものの、その後の昇給率は低い傾向にあるようです。
やりがいを持ちたい、パラレルキャリアを築きたいといった目的と同時に、年収アップに向けて副業を検討するのは当然のことかもしれません。では実際に、本業と並行して別の仕事をするとしたら、具体的にはどんな職種があるのでしょうか?

理学療法士が副業するなら「フリーランス」!おすすめの業種5選

理学療法士は職場によって勤務時間が異なるため、別の仕事と兼業するとなると体力的にも大変です。あくまでも副業としてより自由な働き方を目指すなら、フリーランスとしての活動を検討するとよいでしょう。理学療法士が副業しやすい業種について見てみましょう。

■個人契約のスポーツトレーナー
理学療法士ならではの副業として挙げられるのがスポーツトレーナーです。すでに持っている知識をいかして、個人契約のフリートレーナーとして活動する道を探ってみましょう。
クライアント探しに悩んだら、まずは身近なスポーツ選手や地元のスポーツチームへの声かけから始めてみては。具体的な実践経験がなく、フリーとしての活動に不安がある場合には、資格取得を目指すのも一案です。スポーツトレーナーとしての専門知識を得られる資格として、「日本体育協会公認アスレティックトレーナー(AT)」があります。

■ライター、記事監修、翻訳家など
理学療法士としての知識をもとに、専門性の高いライターとして活動するのも一つの方法です。基本的に、パソコンとインターネット接続環境があれば、すぐに始められるのも大きな魅力。内容によっては在宅で作業できるため、休みの日だけでなく、帰宅後のスキマ時間を有効に活用できる副業といえます。未経験からでもスタートしやすく、健康や医療に関する専門家であることは、ライターデビュー時の大きな強みになるでしょう。
そのほか、専門家の視点で記事をチェックする監修者として活動することも可能です。外国語に堪能な方であれば、翻訳家としての道も開けるでしょう。

■柔道整復師や、鍼灸師などの資格取得後、休日開業
理学療法士としての知識に加え、開業可能な柔道整復師や鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師などの資格を取得することで、新たな活動の場を設ける方法もあります。
フリーの施術家として休みの日や週末だけ活動し、自宅内の一部をサロン化すれば初期費用をおさえて開業できるでしょう。また、時間借りができるレンタルサロンを利用するのもおすすめです。副業として活動する場合でも、施術に必要なマッサージベッドやスツール、タオル類、その他の備品を用意する必要がありますが、一般的なレンタルサロンには大型備品がそろっているため、より少ない初期投資で副業スタートできるというメリットがあります。

■セミナー講師
専門家ならではの副業には、セミナー講師もあります。臨床経験を活かした同業種向けのセミナーや、一般向けの健康講座など、活動の場が広がります。
一般的には、保健所や自治体施設が主催する健康講座を担当したり、介護予防教室を実施したりするケースが多いようです。収入以上にやりがいを感じられる働き方といえます。
同業種向けのセミナーには、リハビリの内容に特化したものだけでなく、「診療報酬、介護報酬」「医療部門のスタッフマネジメント」といった、職場で役立つ情報を提供するものもあります。一部の専門領域に特化した知識や、他とは異なる臨床経験があると、セミナー講師としてのニーズが高まります。

■趣味をいかした副業の立ち上げ
全く異なる分野で活動をしてみたいなら、趣味をいかしたフリーランサーを目指してみましょう。たとえば、ITサービスやWEBデザイン、アプリの制作など、得意な分野から週末起業を始めるという方法です。編み物や手芸が得意なら、地域で開催されるマルシェやインターネット上などでハンドメイド雑貨を販売するのもよいでしょう。

理学療法士が副業として考えるアルバイトの種類

フリーランスでの活動は、自由な反面、自己管理が欠かせません。決められた短時間の間にスキルアップをしながら収入アップを目指したい場合には、アルバイトから始めるのもよいでしょう。理学療法士が副業としてアルバイトできる勤務先には以下のようなものがあります。

■他施設での非常勤勤務
理学療法士の副業として、定番ともいえるのが非常勤アルバイトです。現在働いている職場とは別の施設で、短時間勤務する非常勤勤務。多くの理学療法士がこうした働き方を選択しています。職場によっては週に1回だけ、週末だけといった働き方が可能で、本業とは異なる専科に行けば、スキルアップにもつながります。

■ジムやスポーツセンターでのアルバイト勤務
ジムやスポーツセンターでのトレーナー業務は、理学療法士のスキルをいかせるもの。就業後の夜間を利用してアルバイトをしたり、スポーツセンターでの講座講師として単発の仕事を得たりすることができます。専門家としてのスキルをいかせるだけでなく、パラレルキャリアを築けるチャンスでもあります。

■運送会社やコンビニなどの短時間アルバイト
収入アップだけに注目するのであれば、現在の資格をいかすのではなく、自宅から近い場所で時給の高いアルバイト先を探すのもよいでしょう。コンビニ店員や運送会社での仕分け作業など夜間の勤務が可能な職場がおすすめです。本業と異なる時間帯で働けるため、気分転換にもなるでしょう。ただし、体力勝負ともいえるので、本業に影響しない程度の働き方を考える必要があります。

副業時の確定申告は忘れずに

副業を始めたら、必ず行いたいのが確定申告です。本業での年末調整だけで申告を終わらせてしまうと、将来的な税的トラブルに発展する可能性もあります。フリーランス、アルバイトを問わず、副業をしている場合には確定申告が必要になることを覚えておきましょう。
ただし、確定申告が必要になるのは、副業で年間20万円以上の収入がある場合です。この場合の収入とは「所得」を意味するため「利益 − 経費 = 所得」と計算します。所得の年額を計算して20万円以上になれば、必ず確定申告を行いましょう。
払いすぎた所得税があれば、還付を受けられる可能性もありますが、本業の方で年末調整をしてしまうと、確定申告がややこしくなります。申告が必要かどうか、年末調整前に確認し、必要な場合には前もって本業の方の職場に伝えておきましょう。

収入アップが目的なら、転職も視野に入れてみよう

収入アップを目的として副業を考えるとしても、空いた時間を活用する方法だけではありません。副業を始めたとしても、そのために体調を壊すようでは本末転倒というもの。現在のスキルをいかした収入アップ法として、転職という道も検討してみましょう。

副業ではなく、転職で収入を増やすには

転職での収入アップを考えるなら、以下のようなポイントで転職先を探してみましょう。

■ボーナス額が大きい職場への転職
理学療法士は、施設による月収の差はあまりなく、勤務年数を加味しても、大きく変化することは少ない傾向にあります。とはいえ、月収が同じでもボーナス額が増えれば、それだけで年収アップにつながります。また、昇給率をチェックしながら、今後の年収増を考えるのも一つの方法です。

■月収は同じでも、勤務時間が短い職場への転職
同じ月収であっても勤務時間が短い職場に転職すれば、結果的に、時給が高くなります。勤務時間が減ることでプライベートな時間が増え、自由な時間を活かすための副業を考えることもできるのではないでしょうか。

■幹部候補を求人している職場への転職
収入アップとともに、キャリアアップにもなるのが上級職へのチャレンジ。管理職につくことで手当がつき、収入アップも見込めます。

■スキルに合わせた手当がつく職場への転職
認定理学療法士や専門理学療法士といった資格を取得することで、手当がつく職場があります。転職前に資格を取得している場合には、現在の職場と比べて、手当額の多い転職先を探すのもよいでしょう。スキルアップに合わせた昇給率や手当額が増えることで、収入増につながります。

理学療法士が転職によって得られるメリットとは

転職といっても、まずは現状をきちんと理解し、課題解決となる職場を探す必要があります。自身のスキルを評価してもらえる働き方を検討してみましょう。
年収アップにつながる転職ができれば、年収の底上げができるため、ゆとりのあるプライベートな時間が確保できます。転職エージェントを利用することで、転職時の給与交渉も可能。また、転職によるキャリアアップも期待できます。

実りのある働き方を考えよう

収入アップは副業を行う大きな理由のひとつ。とはいえ、本業の合間をぬって取り組むことになるため、日々の体調管理やスケジュール管理は欠かせません。また、副業禁止の職場なら、リスクを負うべきではありません。一時的な副業で収入を得たとしても、場合によっては就業規則違反として退職や降格などに追い込まれる場合もあるでしょう。バレなければよいという安易な発想で始めてしまうと、本業を失ってしまう可能性もあります。
スキルアップややりがいが目的なら、ボランティアでも良いかもしれません。転職も視野に入れながら、自分に合った「働き方改革」を考えてみたいものです。

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