【レシピ】調味料編:栄養抜群「新玉ねぎの万能ドレッシング」
公開日:2022.05.19
レシピ・文:篠塚明日香(管理栄養士)
いまはスーパーに行けばたくさんのドレッシングが陳列棚に並んでいて、風味も選り取り見取り。商品の完成度は、年々上がっていく印象です。それこそ、まだ食べたことがない風味のドレッシングもあるのではないでしょうか?
もちろんそれら市販品のドレッシングもいいのですが、ひと手間かけた手づくりドレッシングで野菜を食べると、満足度が上がると思います。
野菜をたっぷり使った手づくりドレッシングであればそれだけで栄養価が高まりますし、好みのオイルを使うことで、さまざまな健康効果を狙うこともできます。たとえば、サラダ油の代わりに、えごま油やアマニ油を使うことで、動脈硬化の予防になるオメガ3を摂取することができるといった具合です。
手の込んだ一品料理をつくるのとはちがって、ドレッシングはただ材料を混ぜるだけ。配合量さえ決まれば誰でも美味しく作ることができます。今回は、旬の新玉ねぎを使った万能ドレッシングを紹介します。サラダだけでなく、ステーキソースなどにも活用してください。
栄養抜群「新玉ねぎの万能ドレッシング」
調理時間の目安 約15分
栄養価 20kcal(大さじ1杯あたり)
材料(仕上がり:2~3人分)
- ・新玉ねぎ 1個(約270g)
- ・にんにく 1片
- ・米油 大さじ5
- ・米酢 50cc
- ・きび糖 小さじ2
- ・塩 小さじ1
作り方
➊玉ねぎはざく切りにして、調味料はすべて事前に量っておく。
➋すべての材料をブレンダー、またはミキサーにかける(それらの調理器具がない場合は、おろし金でおろしてもOK)。全体が滑らかに混ざれば完成。つくりたては辛味が残るが、半日程度置くと味が馴染んで食べやすくなる。
➌熱湯殺菌した瓶に入れて保存する。日持ちは冷蔵庫で10日間程度。
アレンジ・補足
●醤油を少し足せば、ステーキソースにも使える。
●オイルは、米油以外にも菜種油やグレープフルーツシードオイルなどを使っても美味しく仕上がる。
栄養解説
しかし、今回のように野菜をブレンダーやミキサーにかけて細かくすることで、細胞の壁が壊れて、そのなかに含まれる栄養素が流出しやすくなります。よって、野菜が持つ栄養を無駄なく摂取できるというわけです。
また、野菜を加熱せずに生のまま使うドレッシングは、ビタミン類の損失も少なく済むので栄養素が高いまま食べることができるのも嬉しいポイントです。3月~5月に旬を迎える、甘みの多い新玉ねぎを活かしたドレッシングでしっかり栄養をとりましょう。

篠塚 明日香
管理栄養士・分子栄養学カウンセラー
1977年、茨城県に生まれる。管理栄養士、分子栄養学カウンセラー。東京家政大学短期学部栄養科卒業後、老人介護保健施設での給食管理の実務を経て管理栄養士となる。
現在は、フリーランスとして分子栄養学のセミナー開催やエステサロンでのダイエット指導、企業商品の考案などにも携わる。
所属:合同会社スリップストリーム
プロフィール写真:櫻井健司
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