【レシピ】ヘルシースイーツ編:たんぱく質もとれるおやつ「台湾スイーツ豆花」
公開日:2022.08.26
レシピ・文:篠塚明日香(管理栄養士)
夏のスイーツといえば、冷たいかき氷やフルーツゼリーなどが定番です。でも、「やっぱり栄養バランスも気になる」という人に紹介したいのが、台湾スイーツの「豆花(トウファ)」です。
豆花は、豆乳を固めて作ったゼリー状のスイーツで、フルーツや白玉団子、黒蜜シロップなどをかけて食べます。豆乳はたんぱく質が豊富ですし、牛乳と比較すると低脂質・低カロリーなので、ダイエット中のおやつとしてもとり入れやすいです。さらに、女性に不足しがちな鉄が豊富に含まれるのも嬉しいところ。
レシピも簡単ですので、好みのトッピングで召しあがってください。
たんぱく質もとれるおやつ「台湾スイーツ豆花」
調理時間の目安 約15分(冷凍する約4時間を除く)
栄養価 エネルギー254kcal、たんぱく質11.2g、脂質10.7g(ひとり分:約300gあたり)
材料(仕上がり:3人分)
- ・無調整豆乳 600ml
- ・ゼラチン 10g
- ・きび砂糖 小さじ2
【トッピング】
- ・マンゴー 150g(冷凍でもOK)
- ・ゆで小豆 大さじ3(缶詰)
- ・ピーナッツ 15g
【シロップ】
- ・ジャスミン茶 150cc
- ・黒糖 大さじ2(きび糖や砂糖でもOK)
作り方
➊ 豆乳ときび砂糖、ゼラチンを計量する。ふやかすタイプのゼラチンの場合は分量外の水でふやかしておく。マンゴーは一口大にカットしておく(冷凍マンゴーは解凍する)。
➋鍋に豆乳の半量(300ml)を入れ、沸騰させないように弱~中火で加熱する。ふつふつしてきたら(約80℃)、粉ゼラチンときび砂糖を溶かす。
➌火からおろし、残りの豆乳(300ml)を混ぜて温度を下げる。粗熱がとれたら容器に入れて冷蔵庫で1~2時間冷やして固める。
❹シロップをつくる。ジャスミン茶を鍋で温め、黒糖を入れ溶かし冷ましておく。
❺➂が固まったら、器に盛り付け、マンゴー、ゆで小豆、ピーナッツをトッピングし、④のシロップをかけて完成。
アレンジ・補足
●本場の台湾では、豆乳を固めるときに硫酸カルシウムやにがりを使うので、豆腐のように温めて食べることができる。今回は、手軽にできるゼラチンを使用したので、温めると溶けてしまうため冷やして食べる。
●トッピングは、パイナップル、キウイ、バナナなどのフルーツの他、ゆで黒豆、黒蜜、きな粉、白玉団子、さつま芋、タピオカ、クコの実などもよく合う。
●シロップは、はちみつや黒蜜、こうじ甘酒でも美味しい。
●食べる容器に直接入れて、冷やし固めてもOK。
栄養解説
だからといって、豆乳をとらないほうがいいということではなく、長期間で大量に摂取するといった極端なとり方をしない限りは、とても良い栄養源となります。

篠塚 明日香
管理栄養士・分子栄養学カウンセラー
1977年、茨城県に生まれる。管理栄養士、分子栄養学カウンセラー。東京家政大学短期学部栄養科卒業後、老人介護保健施設での給食管理の実務を経て管理栄養士となる。
現在は、フリーランスとして分子栄養学のセミナー開催やエステサロンでのダイエット指導、企業商品の考案などにも携わる。
所属:合同会社スリップストリーム
プロフィール写真:櫻井健司
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