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第21回世界トップのブラジル代表チームで活躍する理学療法士

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2020年の東京パラリンピックでは金メダルの獲得を目指す日本代表チーム。「過酷な国際試合で最高のパフォーマンスを引き出すために、科学的なコンディショニングでサポートするため、メディカルスタッフの専門性は必要です」と、理学療法士の阿部良平さんは語ります。

東京パラリンピックで金メダルを獲るために

日本代表チームの目標は2020年の東京パラリンピックで金メダルを獲ることです。そのために私たちメディカルスタッフやフィジカルトレーナーは、選手が最高のパフォーマンスを発揮できる状況をつくっています。
 
日本は島国なので、ヨーロッパの代表チームのように多くの国際試合を経験することができません。ですから、タフな試合が続く国際大会や海外遠征は、パラリンピックレベルの試合ができる貴重な機会です。
 
2017年3月にFUT MESSE大宮で開催された「さいたま市ノーマライゼーションカップ2017」には、パラリンピック4連覇中のブラジル代表チームのメンバーが出場していました。この日は1試合だけでしたが、パラリンピックの決勝戦で戦うとなると、それは最後の試合です。日本代表チームが金メダルを目指すとき、決勝でブラジルチームと戦うことになる可能性は高いでしょう。決勝トーナメントでは勝ち進むほど過酷な試合になると考えられます。そのときに選手たちがしっかりプレーできる状況をつくることが、私たちメディカルスタッフの役割です。

プロフェッショナルなブラジルチーム

ブラインドサッカーのブラジル代表は数百人のなかから選抜され、給料をもらって試合に出ているプロサッカー選手たちです。一方の日本代表選手は仕事をしながらサッカーをしています。職場の理解を得てトレーニング時間を増やす契約の選手も増えてはきましたが、プロとしてサッカーをしているブラジル代表とは差があります。ブラジル代表チームは重要な大会の前には1ヶ月間の合宿をすることもあると聞きます。
 
「さいたま市ノーマライゼーションカップ2017」ではブラジルチームのプレーも見ましたが、日本チームと極端な差があるとは感じませんでした。試合には1-4で負けてしまいましたが、選手たちも「まったく歯が立たなかった」とは思っていません。フィジカルトレーニングを重視するようになった成果も出すことができた試合だったと思います。
 
日本代表にはブラジルから帰化した選手がいます。彼を通じてブラジルのスタッフに聞いたところ、ブラジルチームの医師や理学療法士は選手の採血を行い、その日のトレーニング効果を検査するようなこともしているそうです。選手強化の環境が整っているブラジルチームから学ぶべきこともたくさんありますね。
 
(次回は「PTがサポートすると、スポーツ選手は強くなれるのか」です。お楽しみに!)

安藤啓一

安藤啓一(あんどう けいいち)

福祉ジャーナリスト。大学在学中からフリー記者として活動を始める。1996年アトランタパラリンピックをきっかけに障害者スポーツの取材をはじめる。夏冬パラリンピックや国内大会を多数取材。パラリンピック関係者に読み継がれている障害者スポーツマガジン「アクティブジャパン」「パラリンピックマガジン」記者などを経験。日本障がい者スポーツ協会発行誌『No Limit』などの媒体にも寄稿している。取材活動のほかチェアスキー教室講師としてもスポーツに取り組んできた。共著に「みんなで楽しむ!障害者スポーツ」(学習研究社)がある。


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