【レシピ】季節の野菜編:むくみやすい季節に「ハーブ香るズッキーニの挟み焼き」
公開日:2022.06.22
レシピ・文:篠塚明日香(管理栄養士)
湿度が高い時期になると、なんとなく体が重だるくなりがちです。特に梅雨は、その傾向が強くなると思います。そのわけは、体のなかに余分な水分が滞るから。人間は、皮膚や呼吸から水分が蒸発していますが、外気が高湿度になると、蒸発分が少なくなり体に水分をため込みやすくなるのです。
そこで食事に取り入れたいのが、夏に旬を迎えるウリ科の野菜です。キュウリ、ズッキーニ、ゴーヤ、スイカといったウリ科の野菜には、水分代謝を整える働きがある「カリウム」が豊富に含まれています。なかでもズッキーニは、その量がダントツな食材として知られます。そこで今回は、主菜にもなるズッキーニの挟み焼きのレシピを紹介します。
むくみやすい季節に「ハーブ香るズッキーニの挟み焼き」
調理時間の目安 約35分
栄養価 エネルギー180kcal、たんぱく質7.4g、カリウム800mg(ひとり分:約150gあたり)
材料(仕上がり:2~3人分)
- ・ズッキーニ 1本(約170g)
- ・合い挽き肉 70g
- ・玉ねぎ 1/4個(40g)
- ・ハーブソルト 小さじ1/2(なければ塩でもOK)
- ・片栗粉 大さじ1(10g)
- ・オリーブ油 大さじ1
作り方
➊ズッキーニを5ミリ程度の輪切りにする。
➋みじん切りにした玉ねぎ、ひき肉、ハーブソルトをよく混ぜねばりを出す。スプーンですくって①で挟む。
➌片栗粉を全体にまぶす。フライパンにオリーブ油を入れ、弱火で蓋をして両面焼く。
焦げ色がついて肉汁が出てきたら完成。
アレンジ・補足
●焼くときにズッキーニと肉が剥がれてバラバラになるのを防ぐために、ひき肉をよくねって粘りを出しておく。また、片栗粉をまんべんなくまぶすのもポイント。
●味つけは、以前ご紹介した「新玉ねぎの万能ドレッシング」に少し醤油を加えたものを代用しても美味しい。
栄養解説

篠塚 明日香
管理栄養士・分子栄養学カウンセラー
1977年、茨城県に生まれる。管理栄養士、分子栄養学カウンセラー。東京家政大学短期学部栄養科卒業後、老人介護保健施設での給食管理の実務を経て管理栄養士となる。
現在は、フリーランスとして分子栄養学のセミナー開催やエステサロンでのダイエット指導、企業商品の考案などにも携わる。
所属:合同会社スリップストリーム
プロフィール写真:櫻井健司
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