【レシピ】季節の野菜編:むくみやすい季節に「ハーブ香るズッキーニの挟み焼き」
公開日:2022.06.22 更新日:2024.01.09
レシピ・文:篠塚明日香(管理栄養士)
湿度が高い時期になると、なんとなく体が重だるくなりがちです。特に梅雨は、その傾向が強くなると思います。そのわけは、体のなかに余分な水分が滞るから。人間は、皮膚や呼吸から水分が蒸発していますが、外気が高湿度になると、蒸発分が少なくなり体に水分をため込みやすくなるのです。
そこで食事に取り入れたいのが、夏に旬を迎えるウリ科の野菜です。キュウリ、ズッキーニ、ゴーヤ、スイカといったウリ科の野菜には、水分代謝を整える働きがある「カリウム」が豊富に含まれています。なかでもズッキーニは、その量がダントツな食材として知られます。そこで今回は、主菜にもなるズッキーニの挟み焼きのレシピを紹介します。
>>管理栄養士が献立作成を行うコツ!バランスの整った献立の立て方
むくみやすい季節に「ハーブ香るズッキーニの挟み焼き」
調理時間の目安 約35分
栄養価 エネルギー180kcal、たんぱく質7.4g、カリウム800mg(ひとり分:約150gあたり)
材料(仕上がり:2~3人分)
- ・ズッキーニ 1本(約170g)
- ・合い挽き肉 70g
- ・玉ねぎ 1/4個(40g)
- ・ハーブソルト 小さじ1/2(なければ塩でもOK)
- ・片栗粉 大さじ1(10g)
- ・オリーブ油 大さじ1
作り方
➊ズッキーニを5ミリ程度の輪切りにする。
➋みじん切りにした玉ねぎ、ひき肉、ハーブソルトをよく混ぜねばりを出す。スプーンですくって①で挟む。
➌片栗粉を全体にまぶす。フライパンにオリーブ油を入れ、弱火で蓋をして両面焼く。
焦げ色がついて肉汁が出てきたら完成。
アレンジ・補足
●焼くときにズッキーニと肉が剥がれてバラバラになるのを防ぐために、ひき肉をよくねって粘りを出しておく。また、片栗粉をまんべんなくまぶすのもポイント。
●味つけは、以前ご紹介した「新玉ねぎの万能ドレッシング」に少し醤油を加えたものを代用しても美味しい。
栄養解説
篠塚 明日香
管理栄養士・分子栄養学カウンセラー
1977年、茨城県に生まれる。管理栄養士、分子栄養学カウンセラー。東京家政大学短期学部栄養科卒業後、老人介護保健施設での給食管理の実務を経て管理栄養士となる。
現在は、フリーランスとして分子栄養学のセミナー開催やエステサロンでのダイエット指導、企業商品の考案などにも携わる。
所属:合同会社スリップストリーム
プロフィール写真:櫻井健司
他の記事も読む
- 【レシピ】ダイエット編:食物繊維たっぷり「きのこのホイル焼き」
- 【レシピ】旬の野菜編:キャベツ大量消費「コールスロー」
- 【レシピ】グルテンフリー編:ワンプレート朝食「そば粉のガレット」
- 【レシピ】簡単レシピ編:失敗しない! ふわふわ「かきたま汁」
- 【レシピ】ヘルシーメニュー編:1品でバランスよし!「具だくさんヤムウンセン」
- 【レシピ】簡単ごはん編:失敗しない、フライパンでつくる「ぶりの照り焼き」
- 【レシピ】簡単ごはん編:ヘルシーおもてなし料理「アクアパッツァ」
- 【レシピ】行事食編:腸内環境を整える「豆乳甘酒ぜんざい」
- 【レシピ】行事食編:簡単おもてなし「ミニトマトのカプレーゼ」
- 【レシピ】旬の野菜編:ビタミンC補給に「カリフラワーのホットサラダ」
- 【レシピ】簡単ごはん編:ご飯がすすむ「大葉のにんにくしょうゆ漬け」
- 【レシピ】旬の果物編:秋の朝食に「栗とさつま芋のポタージュ」
- 【レシピ】旬の果物編:のどの乾燥や空咳を和らげる「水菜と梨のサラダ」
- 【レシピ】疲労回復編:夏の疲労回復に「豚肉とアスパラの麹梅焼き」
- 【レシピ】旬の野菜編:紫外線から目を守る 「とうもろこしのバター醤油ご飯」
- 【レシピ】調味料編:クセになる旨辛調味料 「青唐辛子しょうゆ」
- 【レシピ】紫外線ダメージから肌を守る 「アボカドナッツ棒棒鶏(バンバンジー)」:エイジングケア編
- 【レシピ】食欲と消化を促進する 「トマトベースのスパイス鯖カレー」グルテンフリー編
- 【レシピ】旬の野菜編:美肌をつくる「焼きパプリカの塩こうじマリネ」
- 【レシピ】簡単ごはん編:血行を促進する「醤油こうじでつくる鯵のなめろう」