福井県は、日本海や若狭湾に面した北陸地方の自然豊かな地域です。県内における病院や医療施設の数は、他の信越・北陸地方にある県と比べると若干少なめですが、求人数に関しては他県とそれほど変わりがありません。
当記事では、福井県における言語聴覚士の求人情報について、「求人の特徴」から「平均給与」「求人が多いエリア」までを解説します。
福井県で言語聴覚士として働くことを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1. 福井県における言語聴覚士求人の特徴
福井県における言語聴覚士の勤務先として、まず病院や診療所などの医療機関があげられます。福井県内にある医療機関数は以下の通りです。
(出典:厚生労働省「医療施設動態調査(令和元年10月末概数)」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/m19/dl/is1910_01.pdf)
上記の数字は他の信越・北陸地方の県と比べても低く、全国的にみても低めの水準となっています。例えば信越・北陸地方のなかでも病院数の多い、新潟県や長野県と比べると約半分の数字です。
ただし、言語聴覚士の就職先は病院や診療所などの医療機関のみとは限りません。
老人保健施設や有料老人ホーム、訪問看護ステーションなど、介護の現場からの求人も多くあります。高齢化社会の影響で、今後ますます需要が増えるであろう介護現場で必要とされているということは、転職のしやすさにも繋がってくるでしょう。
ただし、上記で紹介した全ての施設で言語視覚士が働けるということではないため、注意が必要です。
また、福井県は医療研修が定期的におこなわれており、県内の病院間のネットワークも構築されています。女性就業率も全国1位であるため、女性が働きやすい職場環境や制度作りにも力を入れているといえるでしょう。
(出典元:男女共同参画局「都道府県別 女性の就業率(25~44歳)」/http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h29/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-00-04.html)
その他、福井県の言語聴覚士求人には、以下の特徴があります。
- ・勤務施設が駅に近い求人が多い
- ・マイカー通勤可能な求人が多い
- ・経験者だけでなく未経験での募集も多い
- ・残業少なめの求人が多い
また、勤務形態も常勤の正社員のみではなく、非常勤のパート・アルバイトの求人も一定数あります。そのため、自身の生活スタイルにあった雇用形態や働き方を選ぶことが可能です。
3. 【福井県】言語聴覚士の求人が多いエリア
福井県における言語聴覚士の求人が多いエリアは、県庁所在地の福井市をはじめ、人口の多い都市部となります。
福井市の他には、越前市・敦賀市・鯖江市・勝山市などのエリアがあげられます。
福井市には総合病院も多く、福井県の中でも病院数は最も多いエリアです。
また、福井県全体では介護施設数が全国平均よりも多いため、介護施設からの求人も多いでしょう。介護施設においても、人口が集中する都市部に集まる傾向があります。
福井市内は交通アクセスも良いため通勤時のストレスも比較的少なく、市外からでも通いやすい環境となっています。託児所完備などライフスタイルに合わせた働き方が可能な職場も見つけやすいでしょう。
給与水準においても、他の市より若干高めの傾向が見られる点も特徴です。
福井市エリアの次に求人の多いエリアは、福井市より南の越前市や敦賀市となっています。
越前市や敦賀市は、地域に根差したサービスを行う施設も多く、アットホームな環境が特徴的な求人が目立ちます。
他にも、勝山市や坂井市といった地域の求人では、自然豊かな環境のなかで働くことができる点などが特徴です。
まとめ
福井県の医療機関の施設数は病院・一般診療所ともに平均より低い水準にあります。
ただし、福井県の介護施設数は全国平均よりも多く、そこで働く介護士や言語聴覚士が現在も求められています。
介護施設の中でも、リハビリテーションに特化した機能訓練をおこなう施設もあり、言語や聴覚のプロである言語聴覚士は、重要な専門職として重宝されるでしょう。
仕事内容も、利用者の方が自分らしい生活を送るための介護業務・リハビリ業務が主であるため、やりがいのある仕事となるでしょう。
働き方についても、未経験OK、託児所完備、パート勤務、土日祝休みなど、生活スタイルに合わせて選択していくことが可能です。
ぜひ福井県で、自身の希望条件にあった言語聴覚士の求人を探してみてください。
※当記事は2020年1月現在の情報を基に作成しています