診療放射線技師はどんな時にやりがいを感じる?大変なこともある?

更新日 2022年11月11日 公開日 2022年10月18日

#情報収集 #転職検討/準備

診療放射線技師は医療技術職の1つであり、医師が患者さまの診断に使用する画像を撮影したり、放射線を使った治療を行ったりするプロフェッショナルです。患者さまと接する時間は少ないものの、その後の診断や治療方針に大きな影響をおよぼす仕事であるため、責任が重い反面、やりがいも多く感じられるでしょう。

この記事では、多くの診療放射線技師の方がやりがいを実感する瞬間と、仕事を「大変」だと感じる場面について紹介します。これから診療放射線技師を目指したい方はもちろん、すでに診療放射線技師として働いている方にとっても参考になれば幸いです。

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診療放射線技師とは?

診療放射線技師とは、放射線を使用した検査や画像診断、治療に携わることができる医療技術職です。主な仕事は、医師や歯科医師の指示に従い、各種の撮影装置を操作して患者さまの病気を診断するための画像情報を提供することです。また、放射線を使った病気の治療や、放射線診療に関わる医療スタッフおよび患者さまの被ばく線量の管理、放射線使用施設や医療機器の安全管理なども行います。

診療放射線技師として働くには、国家試験に合格することが必要です。なお、診療放射線技師は「放射線技師」「X線技師」「レントゲン技師」などと呼ばれるケースもあります。

(出典:e-Gov「診療放射線技師法 第三条」/https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=326AC0100000226

下記は、診療放射線技師の主な業務内容です。

  • ●放射線に関係する主な業務

    ○一般X線撮影(レントゲン撮影)
    ○乳房X線撮影(マンモグラフィ検査)
    ○X線CT検査
    ○回診X線撮影(ポータブル機材による撮影)
    ○造影X線検査
    ○歯科X線撮影
    ○骨塩定量検査(骨密度の測定)
    ○ラジオアイソトープ検査(核医学検査)
    ○放射線による癌治療
    ○放射線機器の品質・安全管理
    ○患者などの放射線被ばく管理

  • ●放射線に関係しない主な業務

    ○MRI検査(磁気共鳴断層撮影)
    ○超音波検査(エコー検査)
    ○眼底検査
    ○医用画像処理

(出典:公益社団法人 日本診療放射線技師会「みんなに知ってもらいたい 診療放射線技師のこと」/http://www.jart.jp/rent/

【関連リンク】診療放射線技師の仕事内容とは|
必要となるスキルから平均年収まで

診療放射線技師がやりがいを感じられる瞬間4選!

日本において、医師と歯科医師以外で人体への放射線照射が認可されているのは、診療放射線技師しかいません。放射線照射は、患者さまの画像を撮影して症状を早期発見するために有効なだけでなく、治療にも活用できます。診療放射線技師は、医師とは違った立場・視点から患者さまの回復に大きく貢献できることから、医療現場に欠かせない存在だと言えるでしょう。

ここでは、診療放射線技師がやりがいを感じられる瞬間を4つ紹介します。

患者さまの状態が明確に分かる画像を撮影できた時

一般的な写真と同じく、X線画像などにも撮影者の技量が反映されます。患者さまの病気やけがの状態が明確に分かる画像を撮影できた時に、やりがいを感じる診療放射線技師は多いでしょう。

診療放射線技師が撮影する画像の質は、患者さまの病気や痛み、苦しみの原因が見つけられるかどうかに大きく関わるものです。そのため、患者さまの状態や撮影する部位によって、撮り方や角度などを調整し、重要な部分が見えやすくなるように工夫する能力が求められます。

試行錯誤の結果として撮るべきものが明確に写った際は、大きな満足感を得られるでしょう。

チーム医療の一員として貢献できた時

医師や看護師をはじめとした多くの医療スタッフと連携・協働し、チーム医療の一員として患者さまの治療に貢献できた時にも、大きなやりがいを感じられるでしょう。

診療放射線技師の撮影する画像は、患者さまの病気やけがの診断・治療において必要不可欠なものです。特に、一刻も早い診断が求められる救急医療の現場では、正確で鮮明な診断画像の早急な提供が求められます。また、診療放射線技師が撮影した画像から、予期せぬ病気の発見につながるケースや、診療放射線技師自身が異変に気付く例もあります。

自分が行った検査の結果が患者さまの診断や治療に直接影響するため、プレッシャーの大きな仕事ですが、その分達成感も多く得られるでしょう。

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検査を重ねるごとに患者さまの状態が上向いている時

検査や撮影を続けていた患者さまの状態が上向いている時に、喜びを感じる診療放射線技師も多いでしょう。大きな病気やけがを患っている患者さまは、何度も検査を受けることになります。そして、検査の結果や撮影した画像を見比べるなかで、治療を進めるごとに状態が良くなっていることが分かるケースも珍しくありません。

診療放射線技師が患者さまと関わる時間は少ないものの、自分が検査した患者さまの回復を実感できることは、医療スタッフとしての大きなやりがいにつながるでしょう。

患者さまや家族からお礼を言われた時

患者さまやその家族から直接お礼を言われるのは、医療スタッフとして大きな喜びを感じる瞬間です。診療放射線技師の仕事は、検査や撮影など補助的な役割が多く、患者さまと接触する機会が少ない傾向にあります。

しかし、病気やケガから回復した患者さまのなかには、医師や看護師だけでなく他の医療スタッフにも感謝の言葉をかけてくれる方がたくさんいらっしゃいます。また、がん治療に携わった場合は、患者さまの回復過程に明確に関わることもあり、お礼を言われた時の喜びもひとしおです。

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診療放射線技師の大変なこと3つ

診療放射線技師の仕事は、非常にやりがいがあり、喜びを感じられる機会も多い仕事です。しかし、診療放射線技師として働く上では苦労も避けては通れません。これから診療放射線技師を目指す方は、どのようなことが大変だと言われているかを知っておくことも必要でしょう。

ここでは、多くの診療放射線技師が仕事で大変だと感じることを3つ紹介します。

常に勉強し続ける姿勢が求められる

放射線治療は、比較的短いスパンで知識や技術が更新される分野です。そのため診療放射線技師には、常に新たな情報を入手し、学び続ける姿勢が求められます。

X線画像の撮影では、医師が望むクオリティで撮影できるようになるまでに、多くの時間と努力を必要とします。また画像1枚とはいえ、患者さまの診断や治療方針に影響するため、診療放射線技師が感じるプレッシャーは、どうしても大きくなりがちです。

加えて、救急医療に関わる場合は、より短時間で正確に撮影をこなす技術力が求められます。どのような状況下でも結果を出し続けるには、向上心を忘れず日々の努力と勉強を怠らないことが大切です。

検査が連続すると体力的・精神的に疲弊する

診療放射線技師の仕事には、細やかな心遣いが求められるため、検査数が多くなると体力的・精神的に消耗しやすい傾向にあります。患者さまの病状によっては、自分自身で身体を動かせないなどの理由により、検査に時間がかかることも珍しくありません。

検査に必要な姿勢がうまく取れない方や不安を感じる方の場合、診療放射線技師が患者さまと話しながら検査の進行を調整したり、不安をやわらげたりといったケアも必要です。また、検査では患者さまの身体や患部に触れることも多く、不快な思いをさせないよう常に神経を使います。

しかし、そうしたなかでも患者さまのことを考えながら検査を進め、信頼関係を築けた時には、やりがいや喜びを実感することができるでしょう。

給料アップが望みにくい場合も

診療放射線技師は、医療系資格のなかでは平均給料が高い傾向にあります。とはいえ、実際の給料は人によって幅があります。さまざまな理由から、給料アップが望みにくい勤務先もあるでしょう。

診療放射線技師に関連する資格のなかには、マンモグラフィ認定や超音波検査士、第一種放射線取扱主任者など、給料アップにつながりやすい資格もあります。ただし、勤務先が取得した資格を生かせる設備や体制を整えているとは限りませんので、事前によく確認しましょう。

【関連リンク】診療放射線技師の給料について|
男女・勤務場所別で見る違いを解説

診療放射線技師は大変だけどやりがいのある仕事!

診療放射線技師は、常に向上心が求められたり、体力的・精神的にきつい日があったりと、大変な仕事です。一方で、患者さまの隠れた病気を発見する役割を担い、チーム医療における重要性、専門性も高いことから、多くのやりがいを感じられる職種でもあります。

現在、診療放射線技師として働くなかでやりがいを感じられていない、あるいは給料に不満を感じている場合は、今の職場が合っていない可能性があります。やりがいのある職場でいきいきと働きたい方は、転職を検討することも選択肢の1つでしょう。

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感じる理由は?転職先についても解説!
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まとめ

診療放射線技師は、医師や歯科医師以外で唯一放射線を使用した検査や治療に携わることができます。患者さまの診断や病気の発見に大きく関わる仕事であり、責任は大きいものの、その分やりがいや喜びも強く感じられることが魅力です。

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※当記事は2022年6月時点の情報をもとに作成しています

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