【診療放射線技師の転職】面接を通過するための志望動機とは?

最終更新日:2019年10月2日

医療現場における放射線の専門家であり、病気の早期発見や治療に欠かせない診療放射線技師。診療放射線技師が転職活動をする上では、面接で高度なスキルやチーム医療を担うコミュニケーション力をアピールすることが必要です。
今回は、採用担当者に響く、診療放射線技師の志望動機を考えるためのポイントをご紹介します。

1. 診療放射線技師の仕事内容とは?

診療放射線技師の仕事は、医師の指示のもと、放射線や磁気装置を用いて各種検査やがん治療などの、放射線治療を専門的に行うことです。

診療放射線技師の検査業務には、レントゲンやマンモグラフィ、CT・血管造影検査をはじめとする造影X線検査のほか、磁気を使用するMRI、超音波検査など、放射線を利用した撮影を行うものがあります。微量の放射性物質を用いて病気を診断するラジオアイソトープ検査(RI検査)も、診療放射線技師の業務のひとつ。検査で得られた画像や放射線情報の取り扱い、放射線機器の安全な管理といった業務も診療放射線技師の仕事です。
また、がんに対して放射線を照射する放射線治療は、医師以外で担当できるのは、診療放射線技師だけです。

放射線は、人の細胞を傷付けたり破壊したりする性質があり、人体に害を及ぼす危険性があります。扱いには高度な専門技術を要しますので、それだけ診療放射線技師に求められるものも大きくなります。

2. 診療放射線技師の面接で志望動機を聞かれる理由と伝えるべき内容

なぜ、診療放射線技師の面接の際に、志望動機を聞かれるのでしょうか。採用担当者は面接の短い時間で採用可否を判断するため、志望動機によって応募者の能力や、いっしょに仕事をしていくのにふさわしい人物かどうかを見極めようとしています。
面接を突破するためには、募集している職種やポジションに何が求められているのかを理解し、志望動機に落とし込む必要があるでしょう。
具体的に、診療放射線技師の面接で見られるポイントをご紹介します。

さまざまな検査・治療に対応できる高度なスキルと能力

診療放射線技師は、放射線のエキスパートというべき存在。レントゲン、CT、MRI、ラジオアイソトープ検査(RI検査)など、広範囲にわたる検査を行い、それぞれの検査・撮影では、微妙なポジションのずれでも、診断やその後の治療に大きな影響が出てきます。
そのため、診療放射線技師には、高度医療機器を的確に操作する高いスキルが求められます。また、医師に求められた内容を理解し正確に答えるためには、医療機器を操作して撮影するだけではなく、患者様がどのような状況にあるかを読み取り、理解する知識・能力も求められます。
これまでの経験や実績を簡潔に伝えられるように、あらかじめまとめておきましょう。

チーム医療の一員としての役割を担うコミュニケーション能力

現在、多くの病院でチーム医療が推進されています。チーム医療とは、さまざまな専門分野を持つ医療スタッフが、お互いに連携して患者様のケアやサポートにあたることです。
診療放射線技師は、放射線の知識を持ち、最先端の高度医療機器を用いて検査や治療に携わりますが、チームの一員としてその他の医療スタッフと密に連携をとるための、コミュニケーション能力が必要とされます。
また、診療放射線技師は、患者様と接する機会が多くなります。検査時には患者様の緊張を解き、正しい姿勢で撮影ができるよう気遣うことも大切でしょう。
面接では、できるだけエピソードを交え、同僚や患者様と接するときに気を付けていることや、努力していることを伝えるようにしてください。

新しい知識を学び続ける向上心

高いスキルと能力を有する診療放射線技師ですが、資格を取得すれば終わりというわけではありません。医療の進展やITの発達などに伴い、診療放射線技師は最新の医療機器にふれることになります。そのため、常に新しい技術に対応したり、知識を得ようとしたりする姿勢が重視されるでしょう。
面接では、知識や技術を得るために行っていることを伝えるようにしてください。

3. 診療放射線技師の志望動機を考えるためのポイント

診療放射線技師の面接で志望動機を伝えるときは、診療放射線技師に求められることを踏まえて、応募先に感じた魅力、自身の強み、今後の目標などをまとめると良いでしょう。
ここでは、診療放射線技師の志望動機を考えるためのポイントをご紹介します。

応募先をしっかり研究する

応募先の医療施設をしっかり調べて、研究しておくことが大切です。
応募先でどのような技術や能力を求めているかを見極めることで、自分の経験やスキルが合っているか、本当にやりたい仕事ができる職場かがわかるでしょう。

経営方針や理念、院長の考え方なども要チェックです。施設のウェブサイトなどでは、それらに加え、医療機器などの設備、診療の流れなども調べることができます。自分がどのようなところに魅力を感じるかをまとめておけば、採用担当者にその応募先でぜひ仕事をしたいという熱意を伝えやすくなります。

徹底した自己分析で自分の強みを確認

転職後に活かせるスキルや経験がアピールできるよう、徹底的に自己分析してください。とはいえ、どのように自分を分析したらいいのかわからないという方もいるでしょう。

自分が診療放射線技師を目指したきっかけや、これまで経験してきた撮影や取り扱ってきた医療機器、医療機器の管理やマニュアル作成の経験、患者様や医師、そのほか医療スタッフとの関わり方など、思い付くことを書き出し、整理してみてください。
書き出しているうちに、応募先が求めるものとつながる、自分の強みが見つかるでしょう。

4. 診療放射線技師の面接における志望動機の例

求められていることや自分の強みなど、志望動機の材料が集まったら、実際に作ってみましょう。ここでは、診療放射線技師の志望動機の具体例をご紹介します。

<志望動機の例1>
最新鋭のCTを導入しており、CTの認定資格をお持ちの方も在籍しているという点に魅力を感じました。現在、私は、おもに一般撮影、CT、胃透視、MRIを担当しておりますが、特にCTの専門的な技術向上を目指したいと考えています。
また、現在よりも多くの件数・症例を積み、CT認定資格を取得すべく勉強しております。これまでの経験を活かし、さらなる技術の向上で、御院に貢献していきたいと考えております。

<志望動機の例2>
現在は、施設健診と巡回健診にて、一般撮影とマンモグラフィをメインに担当しております。多数の撮影件数を通してさまざまな経験を積み、受診する方が不安にならないように笑顔で応対を心掛けてきました。
検診に関わってきた中で、乳がんに対する不安を抱える女性が多くなっていることを感じています。御院では、そのような女性が安心して来院できるよう、快適な空間や雰囲気づくりを大切にされていると伺いました。これまでの経験を活かし、患者様の気持ちに寄り添いながら、御院に貢献していきたいです。

<志望動機の例3>
現在まで、胸部一般、CT、マンモグラフィに従事してきました。マンモグラフィについては、認定資格も取得しております。今後は、MRIや放射線治療にも携わり、オールマイティに撮影ができる診療放射線技師になりたいと思い、転職を決意しました。御院の、ローテーション業務によって、幅広いモダリティに携われる点に魅力を感じています。
これまで培ってきた経験を活かしつつ、さらなる技術向上を目指し、いち早く御院に貢献できるよう邁進していきたいと考えています。

5. 診療放射線技師の面接におけるNGな話題

診療放射線技師が転職をする際、志望動機のほかに必ずといっていいほど聞かれるのが前職の退職理由です。ただし、素直に伝えてしまうとマイナスイメージを持たれかねない退職理由もあります。退職理由の伝え方で、気を付けたいポイントをご紹介します。

人間関係について

転職の理由の中に、少なからず前職への不満があることは、採用担当者も承知の上でしょう。しかし、前職の不平不満を直接的に伝えるのはNGです。特に、上司や同僚との人間関係が良くなかったことを転職の理由としてしまうと、今後の仕事上のコミュニケーションへの影響を懸念されてしまいます。そして、「また人間関係を理由に辞めてしまうのでは」という不安も抱かせてしまうでしょう。
採用担当者は、現在のスタッフといち早くなじみ、長く働いてくれる人を採用したいと考えます。「もっとチームのメンバーと協力しながら能力を発揮したい」など、ポジティブな理由に変換して、前向きな姿勢をアピールすることが大切です。

体力面について

「前職で夜勤が多かった」「放射線技師が1人しかおらず激務だった」など、特別な理由があるとしても、退職理由を「体力の限界」と伝えるのは避けたほうがいいかもしれません。
診療放射線技師は、撮影の際に鉛の防護エプロンをつける必要があったり、患者さんの体を持ち上げながら撮影したりと、体力勝負な側面があります。採用担当者から、単に「体力がない」と思われてしまっては、面接を通過できない可能性があります。
「前職でできなかったことが応募先ではできる」というように、体力面にはあまりふれず、応募先への熱意を伝えるといいでしょう。

6. キャリアアドバイザーに相談して診療放射線技師の志望動機をまとめよう

診療放射線技師の志望動機は、高度な医療機器を操作する技術や、スタッフや患者様とのコミュニケーションを円滑にする能力を伝えるものでなくてはなりません。そして、なぜその応募先で働きたいのか、自分の経験やスキルがどう活かせるのかを、明確に伝える必要があります。
診療放射線技師の志望動機で悩んだら、マイナビコメディカルにご相談ください。キャリアアドバイザーがご自身のご希望や経験、スキルに合った転職先をご紹介し、志望動機の作り方や面接の受け方についてもサポートいたします。

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