【第56回作業療法士国家試験 合格発表】合格者数4,510⼈、合格率81.3%…昨年比6%減
3月23日(火)14時より厚生労働省HPにて第56回作業療法士国家試験の結果が発表されました。第56回作業療法士国家試験の受験者数は5,549人、合格者数は4,510人、合格率は81.3%となりました。合格された皆様、本当におめでとうございます!
本記事では今年の傾向・合格後の免許申請手続や書類について、免許取得後の就職や転職のコツについても解説します。
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目次
第56回作業療法士国家試験の受験者数・合格者数・合格率
第56回作業療法士国家試験結果
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
作業療法士 | 5,549人 | 4,510人 | 81.3% |
第56回作業療法士国家試験の受験者数は5,549人、合格者数は4,510人、合格率は81.3%となり、去年よりは低い数値ではありますが、第53回・54回よりは上向いた合格率となりました。
受験者数・合格者数・合格率の推移
過去5年間の作業療法士国家試験の受験者数・合格者数・合格率の推移
第56回作業療法士国家試験は合格率が約8割の81.3%で、第55回の87.3%から6%減という結果になりました。理学療法士国家試験の合格率は79%と、PTOTともに昨年よりも難易度があがったと言える結果になりました。受験者数5,549人のうち4,895人は新卒となっており、新卒者の合格率は88.8%です。また、受験者数は過去5年で最も少ない年となりました。
合格ラインは、
総得点が275点中165点以上
実地問題は117点中41点以上
上記となりました。
また午前 第8問については「設問の状況設定が不十分であり、正解が得られないため」として採点対象から除外となっています。理学療法士、作業療法士共通の設問では、午前 70問、午後 59問もそれぞれ採点除外となっており、合計3問が採点除外となりました。
なお、午前 第53問については正解を2つ選ぶ設問にて「3つの選択肢が正解であるため、3通りの解答を正解として採点する」とされ、午後 第67問も同様に、正解を1つ選ぶ設問にて「複数の正解があるため」として複数の選択肢を正解として採点していると発表されました。
改めて、第56回作業療法士国家試験を受験された皆様お疲れさまでした。そして合格された皆様、おめでとうございます!
- ▼関連リンク
- 2021年3月23日(火)14:00に厚生労働省ホームページにて、第56回作業療法士国家試験の合格者が発表されました。国家試験に合格した皆様、おめでとうございます!国家試験に合格した後には免許の申請などの手続きが必要になりますので、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。
- 2020年実施 第55回作業療法士国家試験の合格率・難易度は?
- 2019年実施 第54回作業療法士国家試験の合格率・難易度は?
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よくあるご質問
第56回作業療法士国家試験 概要
2021年2月21日(日)、22日(月)に第56回作業療法士国家試験が行われました。作業療法士とは、身体又は精神に障害のある方に対して、応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るために、手芸・工作などの治療、訓練、指導を行う国家資格職です。作業療法士になるには、国家試験に合格し、免許を取得する必要があります。
作業療法士国家試験 試験期日
試験期日 | |
---|---|
筆記試験 | 令和3年2月21日(日曜日) |
口述試験及び 実技試験 |
令和3年2月22日(月曜日) |
作業療法士国家試験 試験科目
一般問題 | ・解剖学 ・生理学 ・運動学 ・病理学概論 ・臨床心理学 ・リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。) ・臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法 |
---|---|
実地問題 | ・運動学 ・臨床心理学 ・リハビリテーション医学 ・臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法 |
新型コロナウイルス感染症対策について
令和2年度医療関係職種国家試験においては「新型コロナウイルス感染症対策」が実施され、例年にない環境での受験となりました。
・受験者間の間隔を1m以上確保する
・会場入口(原則施設外)にてサーモグラフィカメラによる検温を実施する
・試験当日に体調不良等により受験出来なかった者については、これまでと同様に追加試験は行わない
参考:令和2年度厚生労働省所管医療関係職種国家試験における新型コロナウイルス感染症対策について|厚生労働省
作業療法士国家試験 合格発表
合格率の速報は本記事にて更新予定です。
合格発表日 | 令和3年3月23日(火曜日)午後2時 |
---|---|
発表方法 | 厚生労働省ホームページに 受験地及び受験番号を掲載 |
作業療法士の国家試験合格発表後にしなければならない手続き
合格したら免許申請が必要
作業療法士の国家試験に合格したら、有資格者として業務を行うために免許申請が必要になります。免許申請行わず、登録される前に業務に従事した場合、行政処分の対象となってしまいますのでなるべく早く登録しましょう。
作業療法士の免許申請に必要な書類
作業療法士の免許申請にあたって必要な書類がありますので、それぞれ揃えてから申請に向かいましょう。申請にあたって、登録免許税(収入印紙)の9,000円がかかります。提出先の保健所では購入できないため、事前に購入しておくのが安全です。また、免許証受領用の郵便切手540円分(※免許証一枚の場合)も事前に準備しましょう。
・作業療法士免許申請書
・発行の日から一ヶ月以内の診断書
・発行の日から六ヶ月以内の住民票の写し ※コピー不可
・登録済証明書用はがき
※「罰金以上の刑に処せられたことの有無」が「有」の場合は、罰金以上の刑にかかる判決謄本または略式命令書一式、罰金刑については当該罰金にかかる領収証書、略歴書、反省文が必要となります。
作業療法士免許申請書は厚生労働省のホームページからダウンロードが可能です。
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参考:厚生労働省 資格申請案内
作業療法士の免許申請場所
免許申請書は、住所地の保健所の業務時間内に提出してください。(一部県については県庁となります)
就職先で必要な場合は登録済証明書の発行を忘れずに
作業療法士の免許登録後、免許証が届くまで2~3ヶ月程度かかりますので、希望に応じて登録済証明書を発行してもらえます。就職先で求められることがありますので、忘れずに必要の有無を確認してください。免許申請後に登録済証明書の発行を希望する場合、対応してもらえないことがありますのでご注意ください。
希望する場合は「登録済証明書用はがき」が必要となります。申請時に忘れずに持っていくようにしましょう。
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